- Amazon.co.jp ・本 (557ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101250274
感想・レビュー・書評
-
4人の父親、という設定が面白かった。
それぞれ個性が強い。
一夫多妻逆バージョン(未婚、子あり)
事件どう解決するかより、父親の発言が印象的だった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4人の父親と1人の息子を中心に色々な事件に巻き込まれていく。
5〜10個ほど小さい事件?が起こっているが、全部が繋がっているわけではなく只々エンタメとして書かれているのも面白い。
物語の展開もそうだがキャラ紹介のような場面が多く、都度言動の意図を考えなくても「こういう人だからこうしたんだな」というのを考えながら読むことができた。
一人息子の由紀夫は、「別に」が癖で冷たくドライのように見えるが、実は友達が困った時には嫌々ながらも助けているし、父親への気遣いもしっかりできるし、人情に溢れたとてもいい息子。
そしてその息子のことを父親4人は、よくわかっている。
ベラベラ思いを語らずに行動や気遣いで示す。
節操があって、いい家族
読み終わってもまだまだ続きはありますよって感じ -
2022/11/30読了
-
うーーーん…!
これはなんと言うか…掘り下げてもらいたいところがたくさんある!
父親4人の、それぞれのスピンオフがあったらいいな。
解説の、
最後に…が良い。 -
面白い
-
4人の父親を持つ由紀夫がそれぞれから良い影響を受けている それが本当に最高 みんないいキャラ!
1人ずつ減っていくのが辛い、という由紀夫の気持ちが私も痛いほどに共感した。
家族って本当に大切。お母さんお父さんがたまらなく愛おしく感じました、、。 -
本当の父親は誰だか分からないけど、父親だと思ってる男性たちと息子が一緒に暮らす物語。
父親たちの個性が強くて楽しそうな家庭。 -
★「人間っていうのは、抽象的な問題が苦手なんだ。抽象的な質問から逃げたくなる。そこで逃げずに、自分に分かるように問題を受け入れて、大雑把にでも解読しようとするのは大事なことだ」ー「その説明がすでに抽象的だよ」
-----------------------------------
テンポ良い会話と、臨場感あふれる由紀夫の心の声の描写が面白く、楽しく読み進められた。由紀夫が関わる事件は重いものもあるけれど、父親が4人というコミカルな設定のおかげであまり重く感じなかった笑 -
4人の父親という普通ではない状況に、最初の方は混乱して上手く受け止める事が出来なかったです。
ですが、物語が進んでいくにつれて由紀夫には父親が4人いることが当たり前で、むしろ多恵子や鱒二、小宮山の家庭の方が珍しいのではないかと感じるようになりました。
父親を全うしようとする4人と、4人それぞれを父親として認める由紀夫に心温まる物語でした。 -
設定がパンチ効いてるけれど、父親みんなが魅力的。色々起きる事件は最後に謎が解けていく。
普通とは違うけれど、なんだかんだと幸せなこのファミリーに最後はなぜだか涙が出た。