オー!ファーザー (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 8988
レビュー : 756
  • Amazon.co.jp ・本 (557ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250274

作品紹介・あらすじ

一人息子に四人の父親!? 由紀夫を守る四銃士は、ギャンブル好きに女好き、博学卓識、スポーツ万能。個性溢れる父×4に囲まれて、高校生が遭遇するは、事件、事件、事件――。知事選挙、不登校の野球部員、盗まれた鞄と心中の遺体。多声的な会話、思想、行動が一つの像を結ぶとき、思いもよらぬ物語が、あなたの眼前に姿を現す。伊坂ワールド第一期を締め括る、面白さ400%の長篇小説。

感想・レビュー・書評

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  • 父親が4人という斬新な設定がまず面白い。
    4人の個性あふれる父親と、息子・由紀夫の関係性も良く、あんなかっこいいお父さんたちがいて、由紀夫はさぞ幸せであろうと思った。
    終盤にかけての伏線回収が非常に面白く、最後まで読むのをやめられなかった。

  • 2012/4/21 ありえない設定が面白い。ユーモア溢れる伊坂ワールドをまた堪能させていただきました★4

  • 伊坂作品には珍しく暴力がない。
    ハッピー。電線でシャーってやりたい。

  • 由紀夫=加賀。
    多恵子=横山。

    しっくりくるわー。
    ハロヲタだけわかれば良いよ。

  • 好きなセリフ。

    ・負けを許容できない奴らってのは、品がねえよ。

    ・喧嘩の相手を伸すと、結局、怒りを買う。飄々と逃げるのが一番だ。

    ・元気付けるには、相手のいいところを誉めてやるなが一番だ。

    ・情報量で人の優劣は決まらない。それよりもっと大事なのは、勘のほうじゃないか。

    ・信用を失うと大変だ。それくらいは想像できるだろ。信用はどの店でも売っていない。

    最後の方は怒涛の伏線回収。父親が4人という設定の為か、感情移入が出来なかった。兄弟って設定じゃなくて、やっぱり父親って方が良かったのかな?

  • 父親が4人いるという風変わりな設定からは想像もつかないほど、読後はほっこりして暖かい気持ちになった。4人の個性的な父親たちは、長所も短所も様々で、息子の由紀夫は、けむたがりながらも愛情を人一倍受けている。息子のために、4人が力を合わせて団結したところは、父親たちがスーパーヒーローに思えてしまった。そして、やっぱり母は偉大だ。

  • 高校3年生の一人息子、由紀夫には4人の父親がいる。

    父親からの干渉が鬱陶しく感じる年頃にも関わらず、個性的な父親“達”に囲まれるという少し特殊な生活を送っている由紀夫。気さくに話しかけてくれる女友達や「殿様」というあだ名を持つ友人にも囲まれながら、騒々しくも平穏な日々を過ごしていた。しかしながら、彼を取り巻く日常は徐々に不穏な背景を持つ事件に侵食されていく。



    とにかく、父親×4なので、彼らの考えや言い分も様々あり、個性も性格もバラバラで、父から子に教えてあげられることも×4、何か議論になると父親からの意見が×4、叱られる時も×4、褒められる時も×4と、一般的な家庭に生まれたならば1人に対して1人の父親。という当たり前の構造に、4倍の熱量が加わってきて愉快な化学反応を起こしている。

    作品の設定が設定なだけに、コメディ感が強くて、クスッと笑える場面が所々にあって面白かった。子は父親の姿を見ながら成長していくと言うけれど、由紀夫は一体どんな風に成長していくんだろう。成人になっても相変わらず、影からはこっそりと沢山の父親が見守っていそう。側から見たらシュールだけど、大切に育てられていることの証だと思う。



    個人的に、最後まで由紀夫と血の繋がりがある父親が4人のうち誰だったのかが語られないのがよかった。実は4人のうちの誰でもないのかもしれない、(奥さんの方にもまだまだ秘密がありそうで…笑)

    これからも、騒がしくて暖かいこの一家の雰囲気が続いて欲しい。

  • 4股かけられた相手と結婚する男たちってあまりにも非現実的でその心理状態も全く理解出来ないけど、4人の父親がそれぞれ個性的で魅力的だったのでそんな無茶な設定も気にならずに楽しめた。
    伊坂作品らしいテンポの良さと終盤に向けて散りばめられた伏線を次々と回収していく心地よさがよかった。

  • うーん。
    なんか良さげな雰囲気なんだけど
    よく考えるとおかしくて
    ファンタジー要素が強い印象
    追い討ちをかけたのは
    そのまま映画版も見てしまったから…

  • 伊坂幸太郎だな~!!!!

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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