ジャイロスコープ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 4415
レビュー : 534
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250304

感想・レビュー・書評

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  • 一編一編のオチは良かったのに、最後の最後で全編をまとめようとしちゃったのが何だか悲しかった。

    伊坂先生、そこまで回収しなくても……ってなっちゃったんですよね〜(・・;)


    【内容紹介】

    ◎浜田青年ホントスカ…顔と体がアンバランスな相談屋の男と、「本当っスか?」が口癖の浜田君の奇妙な一週間。

    ◎ギア…セミンゴから逃げる!

    ◎if…たらればが報われる日。

    ◎一人では無理がある…サンタさんは共同分業。そして最後は、お約束の聖夜の奇跡。

    ◎彗星さんたち…新幹線の清掃スタッフが遭遇した不可思議な現象。

    ◎後ろの声がうるさい…まとめ。

  • セミンゴよくわからない。

  • 前に読んだかも。短編だけど最後に無理やり回収された。

  • 2.5

    7作からなる短編集。

  • 浜田青年ホントスカをはじめ、伊坂幸太郎の頭に浮かぶアレコレを覗かせてもらったような気分。
    もっと覗きたい。

  • ちょっとうすら寒くなる話もあり

  • 冒頭の浜田青年の話は意外性もあって面白かったです。後のエピソードはあんまり印象に残りませんでした。

  • 2017.7.23読了。
    短編集は移動時間に読みやすいなと。
    はじめの浜田青年ーはまさにワールドという感じ。最後も心地よい。
    ふたつめのギアは、あまり好きではなかった。
    2月下旬ーはちょっと読み疲れたかな。
    みっつめのifはまたおもしろい。サクッと読めてニヤッとする感じ。
    よっつめの一人ではーこれも好きなファンタジー。2つの話の交錯で、サンタさんの話。
    いつつめの彗星さんーは新幹線の車内清掃員の話で、なんとなーくふわふわした感じでうーんって感じ。
    さいごの書き下ろし、後ろの声ーはまとめって感じで、これもこの話自体キレイにまとまってると思った。
    最終的に全部の短編がもっと繋がるのかなと思ったけどそういう訳でもなかった。

  • 多面的な表情を見せる作品に書きおろしを加えた、伊坂幸太郎デビュー15年節目の短編集。


    あれ?これ読んだことあるな。スーパーの駐車場で相談屋の手伝いをすることになった青年の話「浜田青年ホントスカ」。アンソロジーの企画もので、そちらで読んでました。
    謎の生物『セミンゴ』からひたすら逃げるバスの人々を描いたSF風の「ギア」。なんだかトワイライトゾーンっぽい。よく分からないけど、怖い。
    多重人格なのか、ループしているのか、はたまた死に際に見た夢なのか…前の話とは違う意味で分からない「二月下旬から三月上旬」。
    あのときこうすれば良かった、もう一度同じことがあれば今度は上手くやるのに…そんな後悔すること誰にでも一つや二つあるはず。バスジャックの二重の意味でのやり直し「if」。
    親からもらえない子どものところへクリスマスプレゼントを配るサンタ業を営む会社「一人では無理がある」。他の事件と組み合ってくるさまがまさに伊坂ワールド。これが一番好き。
    新幹線の清掃員を描いた仕事小説「彗星さんたち」。マリアビートルでは動く密室だったのに、こちらは連なりを生かした話。『市川』君の発想いいな、読んでみたい。ジーンとくる良い話だった。
    そして、総括のような書きおろし「後ろの声がうるさい」。まさにあっちこっちを向いていた作品を一つの集まりにする為の話、なのにちゃんと面白い。リンクする度に、くすりとしたり納得したり、楽しめました。

  • 「伊坂幸太郎」を期待すると肩透かしを喰らいそうなヴァラエティに富んだ作品集。とは言っても、カラッとしたテイストの中にゾクリとするような現実感を持ち込む辺りはやっぱり伊坂幸太郎だなと思うことしばし。個人的なベストはファンタジィな職業とそれを受ける相手の現実感のギャップに構成の妙が光る「一人では無理がある」。次点でタイトルのミスリードで意外性を狙う「if」。やや難解だけど、日付のトリックで妄想をぶち壊す「二月下旬から三月上旬」の奇妙な味わいも割と好み。最後の書き下ろしの一編で連作風味に受ける当たりはサービス精神が実に旺盛。また、これがあることで「浜田青年ホントスカ」のある人物の顛末が分かったことも嬉しい限り。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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