首折り男のための協奏曲 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.29
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本棚登録 : 2527
レビュー : 225
  • Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250311

作品紹介・あらすじ

被害者は一瞬で首を捻られ、殺された。殺し屋の名は、首折り男。テレビ番組の報道を見て、隣人の“彼”が犯人ではないか、と疑う老夫婦。いじめに遭う高校生は“彼”に助けられ、幹事が欠席した合コンの席では首折り殺人が話題に上る。一方で、泥棒・黒澤は恋路の調査に盗みの依頼と大忙し。二人の男を軸に物語は絡み、繋がり、やがて驚きへと至る!伊坂幸太郎の神髄、ここにあり。

感想・レビュー・書評

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  • 勝手に長編だと思っていたので、
    読み終わった時はあれ?と驚きましたが、
    短編集でなんとなく繋がりを持たせてみた…
    って感じの作りだったのですね。
    それだと納得(^-^)

    殺人鬼なのか泥棒なのか、
    良い人なのか悪い人なのか、
    そんな男・黒澤がそれぞれの話に出てきます。
    「僕の舟」と「合コンの話」が特に気に入ってます。
    伊坂さんの話の登場人物は、特に個性的という程ではなく
    普通にその辺にいそうなキャラなのに、
    何故か印象深く残る人が多いような気がします。
    この本も、また少ししたら登場人物達に
    無償に会いたくなって読み返しそうな予感。

    ところで、山家清兵衛さんって
    実在の人物だったのですね!
    知らなかった〜

  • 評価難しい。
    完全な連作短編だと思って、突入してしまった
    自分もいけないが・・・。

    次の短編をすぐ読みたい!!となる訳でなく、
    かと言って面白くない訳ではない。

    読後のページ
    「作者の達成感と読者の楽しさとは
    一致しないかもしれませんが。」

    というのがまさに言い当てているような本・・・。

  • 飄々として洒落たジャズみたい。死神〜の最終編に見た、鮮やかで小憎い演出。フーガのミステリアスな出来事。コインロッカーの多角的視野。

    ほんとうに巧い。いくつもの小さな物語が重なり合うことで協奏曲を織りなしていって余韻をのこす。ほんとうは核心に触れているのに、それを思わせない。さすがです。

  • 伊坂幸太郎ワールドな短編集…
    と思いきや、読んでたらなんかちょっと違うような
    いや、違わないような…

    「首折り男の周辺」
    首を折って殺人をする男に間違えられた男のはなし

    「濡れ衣の話」
    子供を交通事故で亡くした父親と首折り男のはなし

    「僕の舟」
    老夫婦の奥さんの若かりし日の恋の話

    「人間らしく」
    クワガタの世界と人間の世界のはなし

    「月曜日から逃げろ」
    泥棒の黒澤とTVマンのはなし

    「相談役の話」
    めちゃくちゃ意外!怪談はなし

    「合コンの話」
    ラストでおお~!なはなし

  • 難しいな、とは思った。
    あとがきでこれは複数の短編作品をまとめたもの、と知りびっくり。

    登場人物の1人が作中で語った、「神様は私たちのことを見守ってはいるが、いつも見ているわけではない。たまに気が向いて見ては、私たちに救いの手を差し伸べてくれるのではないか。」という考えにすごい惹かれた。

  • 図書館で。面白かったー。短編かと思ったら繋がってる!仕掛けもニクいですね(ニヤリ)『僕の舟』すごく好きなお話しでした。

  • 2018年 11冊目。

    首折り男の周辺が面白かった。
    僕の舟も好き。
    でもそんな偶然ないよなーとw
    初恋の人まではやり過ぎかなー。
    だけど楽しく読めました!

  • H30.2.9 読了。

    ・短編集。「首折り男の周辺」「合コンの話」は、面白かった。

  • タイトルは不気味だが、「僕の船」「人間らしく」など内容はほほえましいものが多い。「相談役の話」だけ気味が悪かったが。特に「人間らしく」と「月曜日から逃げろ」は伊坂さんの発想がおもしろい。神の視点からみた人間と、人間からみたクワガタは似ている。月曜日→火曜日。曜日だけ書いてもそれが過去へ戻ったのか、未来へ進んだのか分からない。「合コンの話」は結末が伊坂スタイルだった。伏線たっぷり含んでて、読者に「やられた」と言わせる感じがたまらない。

  • 短編集と知らずに読んだ。
    面白いものもあり、普通のものもあり、でも伊坂作品はやっぱり読後感がいい。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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