ホワイトラビット (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
4.02
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本棚登録 : 919
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250328

作品紹介・あらすじ

兎田孝則は焦っていた。新妻が誘拐され、今にも殺されそうで、だから銃を持った。母子は怯えていた。眼前に銃を突き付けられ、自由を奪われ、さらに家族には秘密があった。連鎖は止まらない。ある男は夜空のオリオン座の神秘を語り、警察は特殊部隊 SIT を突入させる。軽やかに、鮮やかに。「白兎事件」は加速する。誰も知らない結末に向けて。驚きとスリルに満ちた、伊坂マジックの最先端!

感想・レビュー・書評

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  • やはり面白い!
    複雑に絡まり合う犯罪に、オリオン星座ですか(笑)
    ふざけてんのかーい? と言いたいけど真面目な所か伊坂幸太郎さんの魅力なんですよね。

  • 仙台が舞台となっております。

    泥棒の黒澤が出てきます。

    警察VS篭城犯VSドロボー

    主人公の兎田は誘拐会社の仕入担当!?仕事も順調家庭生活も良好のかれの下に他人事かと思ってた悲劇が襲う!!

    家に突然銃を持った漢が!?手足を縛られ口は塞がれ何ともならない状況!犯人の隙をついてあの手この手を考えるのだが・・・

    黒澤と師弟コンビの中村・今村が揃って登場!!!マイペースな彼等に物語の方が振り回される!


    レミゼラブルの引用が物語中多々ありました。
    読んでみようかなぁと思います。

  • ホワイトラビット読了。
    久しぶりの伊坂作品いつものように楽しく読ませていただきました。
    しかも私が伊坂さんを好きになった頃のなんだか懐かしいようなストーリーにページをめくる手が止まりませんでした。
    伊坂作品ではおなじみの黒澤が大活躍で、ちょっと登場していない間に心情の変化でもあったのか少しお節介になってたりなってなかったり、そんな変化も楽しくて久しぶり読み終わりたくない作品でした。
    伊坂作品には綿密なストーリーに加えて心に刺さるメッセージも散りばめられていて本当に読んでいて心地いいですね。
    今回は夏之目さんと娘さんの関係性と会話の内容にとても惹きつけられて、私も娘がいるので将来そんな会話ができれば嬉しいなぁと私が伊坂作品にどハマりしていた大学生の頃には考えられなかった視点で物語に入り込むこともできました。
    そんなかでも『だれが正しくてだれが悪いのかわけがわからなくなる』という文章にはこの物語が全て詰まっているし、人の人生が詰まってるなぁと感じました。
    とにかくたくさんの人に読んでほしい!!!

  • 争いのおきにくい環境で、穏やかな優しい人間として子供を育てたら、攻撃性ゼロの穏やかな人間が育つたろう、とやってみたら、実際にはそのようなことはなく、むしろその反対の結果、つまり、ほんの少しの刺激で、攻撃的な反応を示す人間になってしまった。

  • おもしろかった。
    なんといっても、黒澤さんが出てくるし、最初から最後まで伊坂さんが詰め込まれてた。

    物語は(正確には読み手の印象として)一転、二転してずっと翻弄されたけど、全然嫌な気はしなくてむしろスッキリした読後感。もう全部読んで、もっかい読み直そう!って開き直ったのもあると思うけど。

    レ・ミゼラブルとかオリオン座の話が出てくるのも楽しかった。語りが、小説版レ・ミゼラブルを多分模してて、いつもと違う語り口調なのもおもしろかった。

  • 仙台市で起きた一軒家での立てこもり事件。立てこもった犯人、人質となった親子、事件解決のために到着した警察、それぞれの背景と思惑が絡みながら事件の背景や成り行きが語られる。
    本作は、レ・ミゼラブルにインスパイアされた文体のようだ(私は大多数の未読派)。それが若干の読みづらさにつながっているが、そこはまぁ著者の悪ふざけとして許せる範囲。
    犯人の属する誘拐カンパニーの極悪さはいつもの伊坂節だし、ポテチなどに登場した黒澤たちの活躍がまた読めるのも嬉しいところ。
    そして、やはりというかただではすまない展開が待っていた。そうなのか!と驚き、なるほど!と納得し、最後はスッキリし、ニヤッとしながら読み終わる、いい作品だった。

  • レミゼラブルっぽい語り口。違和感あるのに、やっぱり伊坂幸太郎。楽しんだ。ご都合主義バンザイ。この口調が読み切れたので、挫折してたレ・ミゼラブル読んでみる。

  • 所々に入る合いの手、レ・ミゼラブルのパロディ的語り口が絶妙。時間軸が多少ややこしいが、テンポは悪くない。黒澤のクールさも際立っている。映像化不可能。

  • 今までで一番面白い黒澤だったかも。

  • 想像通り面白かった。前半の収拾のつかなさからエンディングまでの加速度が半端ない。黒澤の登場にももちろん胸躍るし、複数のテイストをごちゃまぜにしてアレンジした絶妙な作品。伊坂幸太郎でなければこうは出来ないだろうな。伊坂作品では毎回思う。続編を読みたい。。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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