禁中御庭者綺譚 乱世疾走 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (764ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250427

感想・レビュー・書評

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  • ジャンプとかで、連載されててもおかしくない話。みんなそれぞれの方言で話すので大変読みにくいけど、個性がよーくわかる。特に秀吉はなに言ってるかわからない。おもしろかった。

  • 二回目8月6日読了。

  •  これぞ、時代エンターテイメント小説と言える。面白い。伝奇のような内容になるのかと思いきや柱となるキーポイントが「朝廷存続ために織田信長を見張れ!」である。戦国時代から平和の御代へ転換できるのか?その時、朝廷は生き残りどのような役割を果たすのか。意外に中心テーマが骨太だった。

     しかし!朝廷の耳目となる禁中御庭者を集める件や、集まったら集まったで一つにまとまらないくせ者揃いとなる。

     如何にも朝廷とつながりがありそうな柳生宗厳や宝蔵院胤榮、上泉信綱などが指示だし役となり丸目長恵、香阿弥、西門、役胤、柳生凜の五人が信長が起こす戦場へと駆け走る。戦のやり方、民への接し方、各大名間のやり取り。五人の御庭者の目を通して永禄が語られる。

     仲の悪い五人を通してだからその語り口は軽妙で面白い。そして時に緊張のある場面になる。段々に成長してい五人を見るのがこの小説のもう一つの楽しみだ。元々これを知るきっかけになった文庫王国2009にはロールプレイングゲームをやる面白さがあると書いてあったけどまさにその通りだ。

     信長を知るも良し、五人の成長を見るも良し、伯仲の剣戟を楽しむも良し。色々な楽しみ方がある小説だった。

  • 「真剣」の続編だと思って読み進めました…。冒険活劇が好きならば楽しめる内容ではないでしょうか。
    共に旅をする仲間がみな一癖あって、心配しながらもつい応援したくなります。評価が三ツ星なのは、無骨な展開を期待して読んでしまったからギャップで…。

  • 一応、同作家さんの書かれた伊勢守の小説『真剣』の続編か・・・
    と思って読むと肩透かし食らいます。
    史実の人物+オリジナルキャラでお送りする剣戟アクション伝奇小説と言った方が適切です。
    主人公は丸目蔵人。元気いっぱいの肥後もっこすの活躍をお楽しみください。

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著者プロフィール

作家

「2018年 『我、六道を懼れず[立国篇](下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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