- Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101250519
感想・レビュー・書評
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最初、村上龍の『69』のような感じかと思ったが主人公達がもう少し若い。
中学生は色々悩むかもしれないが主人公達の悩みは深い。しかし彼等の軽さとノリの良さが深く思い悩みの重力を解き放ってくれる。
ナオト、ダイ、ジュン、テツローこんな友達がいれば輝かしい青春時代を送れると思います。
本当に良い奴らだと思う。
成長した彼等に会ってみたい。
びっくりプレゼント 貰ったら嬉しい!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
姜尚中氏がよく言う「無条件に認めてくれる人の存在が生きていく上で大切」とはこのことだとよくわかる本でした。自分のこども達にも是非teenagerのうちから読んでもらいたい本です。個人的に地理的に同じ場所に住んでた分面白さ倍増でした。
July. 16, 2016 -
少年4人の周りに次々と事件が起こり、話の展開が早いため、読みやすい。現実的ではないのかなと思うこともあったが、永遠ではない、いまを精一杯に過ごしていて、青春っていいなと感じた。
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思った以上に14歳の少年達の周りには深刻な出来事が多いストーリーだったが、軽快に書かれていることでそこまで暗い気持ちにならずに読めた。
年相応にピュアでシャイだが仲間思いの彼らの日常が微笑ましかった。
★印象的なフレーズ
誰かが真剣になると、こんなふうに「マジすぎるのはカッコ悪い」回路が働いて話の調子はいつものバランスをとりもどすのだった。 -
中学生の男の子4人のお話。
短編のような短くまとまったお話で、さくさく読みました。
私が14歳の時って、こんなに頭の回転良かったかなあ?笑
4人それぞれ生活環境も性格も違うけど、だからこそ確かな友情が築けるんだね。
エッチで重たくて。
だけど読み終わった後は爽やかな気分になれます。
『14歳は永遠だ』
一瞬一瞬が、大人になっても忘れない想い出。 -
うん、面白い。
中学生日記より遥かに面白くて、
リアルで、刺激的で、せつない。
最後はしっかり感動できます。
青春モノのお手本みたいな作品。
てかこの作者、気持ちが若いんだろーね。
IWGPといい、若者の描写がうまい。
ノスタルジーにひたりたい時、
かるーく読書を楽しみたい時にぜひ。 -
読書【4TEEN】読了。月島中学に通う普通の4人組の普通の青春ストーリー連鎖短編。色々な出来事や悩みをストレートに受け止めてしまう年頃。最終章のテツローのセリフだけはその時代を振り返った大人の感覚だと思う。彼らの成長した姿も見てみたい。
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石田衣良は特別好きな作家ではないが、直木賞受賞作って事で続けて読んでしまった。
14歳、中学校2年の男の子4人の物語である。
ただし、大人が書く中学生なのでまったくリアリティはない。
早老症、過食症、DV、人妻と不倫、同性愛・・・
こんな重たい題材が、中学生の身の回りに次々と起こるはずはなく、それらにたいして、こんな格好良く立ち回れる中学生なんて居るはずもなく、話題性のある内容を計算しながら書いてるような感じが垣間見えてしまう。
まあ、石田衣良は純粋で単純な娯楽小説だな。
これで直木賞、貰えるんだ。
真剣に書いている作家さんに対してちょっと失礼ではないかな。
と思うような小説だった。
ガツンとくるような小説を求めるのだった石田衣良は無いね。
しかし、気楽に物語を楽しむのだったら大推薦だ。
映画やドラマでは表現できない小説だからこその楽しさはあります。
「40 翼ふたたび」よりもお勧めします。 -
14歳の男子4人組の連作小説。各話のテーマは病気や死、DVなど重い内容。にも関わらず、少年達の友情や優しさのおかげで、爽やかな読後感です。
月島を舞台にしたスタンド バイ ミー
ですね。
14歳の想いやセリフを軽いタッチで描ける作者に感服です。
続編、いつか書いて欲しいですね!
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二年前、上京してきたから東京の土地勘が少し確立されていて、あの辺かなーと思いながら自分も自転車に乗って読みました。
シティーボーイはこんな生活なのか。と想像しながら。
下ネタ満載だけど、文字だから耐えられる。
年相応な少年の言葉でグッとくる言葉を時々溢す感じとか、
仲良くてすごく優しくて失敗をちゃんと皆がフォローし合う感じとか、素敵な感じ。
スマホが発達して、こんな仲間みたいな人間できるのかな???