4TEEN (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 8465
レビュー : 879
  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250519

感想・レビュー・書評

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  • いくつか印象にのこる話はあったけど、特別おもしろくもなく、感動するわけでもなかったです。サラっと暇つぶし程度にはちょうど良かったですが。
    リバースや美丘は好きなんだけど、作者の書く青春ものは苦手なのかもしれないです。

  • 14歳の少年4人の物語。
    読みながら、キングのあの作品が重なった。

     風、空の表情、隅田川と運河の水辺…、
    月島の風景描写が優しく、美しい。

     ただ、14歳の彼達、男気ありすぎ、自身の内面に自覚的すぎ、 こんなにカッコイイ中学生居るかな…、と思ってしまった。

     でも、それってまさに最終章にあった、
    「(中学生を)バカにするときがくるかもしれない。あれは中学生の遊びだった。 なにも知らないガキだった。」
     と歳月を経て後、その時の自分を忘れてしまう大人…、僕は14歳の時の自分を忘れてしまったのか…と考えてしまった。

     自転車旅行…。
    そういえば僕も中学のとき、隣の県との県境を目指して、3人組で無謀な自転車の旅に出たことがあったっけ。(小説の彼らほど用意周到ではなかったので、道程半ばにも届かず、40km足らずのところで挫折して引き返したのであった…。)

     いま中学生のコ達が、読んだらいい。
    4人の少年達から、中学生なりのカッコよさを感じられたら素敵だと思う。

  • 石田衣良を読むのは初めて。
    言葉のセンスが人物と合ってない。
    青春、確かに青春。
    要所要所に捻じ込んできてる感。
    中二に焦がれ抱きすぎ。
    リアリティのある設定に、リアリティのない語り口。
    読んでて面白くないわけではないけど、もう一度時間を空けてから読んで、素直な気持ちで面白いと言いたい。

  • 月島の14歳4人が、セックス、拒食症、援助交際、家出、早老症、虐待などなどの出来事を通して成長していく。おじさんの作家が若者に関するテーマを勉強してがんばって書きましたという感じで、現実の14歳を反映しているようにまったく思えない。これが直木賞?

  • うーん。なんだかいまいちだったなぁ。
    自分が田舎育ちの昔の14歳だからか都会の今どきの14歳の気持ちとはあまり共感できるところがなかったのかなぁ。
    ひょっとしてこれは女の人が考えている中学生の男の子の友情なんじゃないかと思って作者をみたら普通のおっさんだった。

  • おすすめされて読みました。

    知っている場所が書かれているから想像もしやすく
    情景が浮かんでくるような文章は読んでいて心地よかった。

    こういうザ・青春!いい仲間に恵まれて素直に育って、お互いで助け合う。
    理想だなあ、、まぶし過ぎます。
    友達関係が上手く築けない特性のある子供を持つ親なので余計に。

  • P329
    2003年 直木賞受賞作品

  • 時々猛烈に石田衣良に拒否反応が出る。
    これもそうだった。
    溢れんばかりのけれん味が、どうにも鼻につく。
    鬱陶しい。

    楽しいはずなのに泣きたくなるような、悲しいのに笑顔で堪えるような、普通に繊細な少年を書くのが結構得意なんじゃないかと思うのに、過剰にドラマチックなんだよね。
    そして、どうも作者の姿が透けて見える気がするのだ。前にも書いた気がするけど。

    例えばいまどきの中学生が「ブルーブラックのインクを溶かしたような水」っていうかな。
    よほどの文具店に行ったって、最近万年筆をほとんど見かけないというのに。
    アールデコ風なデザインの交番。
    洋品店の店頭に飾られるトルソ。トルソとマネキンの違い、どうでもいいよ。
    どうしても中学生の視点に感じられないんだなあ。

    東京の中学生ってこういうものなのかもしれないけど、東京じゃないところに住んでいる私には中学生のリアリティは感じられなかった。

    ごく普通の中学生男子が、親友と浮気をしているかもしれない人妻と初めて会ったときに“ブーツカットのジーンズに白いタンクトップ、そのうえに透ける素材のシャツブラウスを重ねている。”なんて冷静に観察するかしら?
    私はこの粘着質の観察眼が、気持ち悪く思えてしょうがない。

    この連作短編が書き始められたのは、『池袋ウエストゲートパーク』を出版した4ヶ月後というのだから、ほぼ新人の頃。
    なら、まあしょうがないか、と思ったのに、これで直木賞を受賞したとですか!
    しかも審査員満場一致ってどげんこつですか!
    伊坂幸太郎の「重力ピエロ」より、東野圭吾の「手紙」より、これがよかとですか!

    びっくりしました。ふう。

  • 石田衣良氏の作品は読んだことが無かったので、この直木賞受賞作品を手に取ってみました。
    ただ、残念ながら私とは相性が良くないようです。ドラマとしては面白いつくりだと思いますが、どうしても共感できないのです。どこか「フィクション感」というか「作り物感」がぬぐえず最後まで感情移入できませんでした。それに言葉使いや言い回しに違和感を感じるのも感情移入を妨げる要因ではないかと思います。

  • 覚えていない。

著者プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

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