4TEEN (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 8514
レビュー : 880
  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250519

感想・レビュー・書評

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  • H30.5.4 読了。

    ・東京の月島を舞台とした中学2年生の4人の男子が主人公の青春小説。一人一人が可愛らしく、頼りがあり、優しくて。ページをめくるのが楽しみになるようなワクワクした気持ちと自分の子供の頃の忘れたくない思いを思い出させてくれた小説だった。
     続編を早く読みたい。

    ・「たいていの中学生は将来に不安を持っている。。」
    ・「切なくなるほどの恋をしたいなあ。きれいとかきたないとかじゃなく、頭がいいとか悪いとかじゃなく、Hをするとかしないとかじゃなく。その人のことを思うと、自然にあたたかい気もちになったり、心がよじれて眠れなくなる、そんな恋がしたいなあ。」
    ・「誰かが自分を捨てて心から話す言葉には力があるのだとぼくは理解した。」
    ・「自分の1番弱いところをみんなのまえで話せただろ。強いって、ほんとうはそういうことじゃないか。」
    ・「ぼくたちはみんな年を取り、大人になっていくだろう。世のなかにでて、あれこれねじ曲げられて、こうしていることをバカにするときがくるかもしれない。あれは中学生の遊びだった。なにも知らないガキだった。でも、そんなときこそ、今の気もちを思いだそう。変わっていいことがあれば、変わらないほうがいいことだってある。」

  • 大好き本がまた一冊増えました。
    私は女性です。
    そして、男性の性、特にティーンの男子の性というものが、
    想像も出来なかったのですが、
    この本を読んで、ティーンの男子はただエッチで、
    バカっぽいのだけではなく、きちんと色々なことを
    考え、経験している。
    14歳なりに、一生懸命。
    私は、この4人が一気に好きになりました。
    石田衣良さんの本が読んだことなく、もしハードルがあるのであれば、できれば拭い去って、読んでみてください。
    あたたかくなる本です。

  • 三度目の読了。
    東京・月島の14歳。中二4人組の一年の物語。難病。不登校。空気を読めない同級生。不倫(!)。DV。花火と死。恋。家庭内暴力。そして小さな旅。
    甘酸っぱくてドロドロもしている中二。「びっくりプレゼント」と、「空色の自転車」が秀逸。
    また、何年かしたらまた読みたい。人にも薦めたい。
    直木賞受賞作。

  • 先日夫の友人に私が、石田衣良は好みではないと話したところ、この作品を読んでみなさいと渡された本がこちらです。

    彼の狙い通り(笑)、14歳の青春友情物語にすっかり感動してしまいました。。

    今まで気になっていた幼い文章力も中学生が語る形なので違和感がなく、逆に雰囲気が出てよかったくらい。

    ひとつひとつのエピソードには現実感はないのだけれど、彼らの、子供らしい部分と大人の世界をのぞき込んで背伸びをする部分の揺れなんかにとても共感しました。
    同じような経験はもちろんないけれど、友情が人生のすべてであった時代は誰にでもあったでしょう。

    ただ、4人がちょっといい子過ぎるので、主人公と同世代の子が読むよりも、大人が、大人目線で読んだほうがファンタジーのように美しい作品と感じるかもしれません。

  • 友情の強さがすごい(^o^)/

    友達のためにここまでできる14歳は!
    同じ年とは思えない

  • 私の好きな雰囲気の小説でした。
    文章も読みやすくて、すらすら読むことができました。

    私が14歳じゃなくなってからもうすぐ2年。
    14歳の頃に見えたきらきらした世界を思い出すことができました。

    今の毎日がつまらないわけでもなく、褪せているわけでもないけど、
    やっぱり14歳って何か特別なのかもしれません。

    平凡な毎日こそが一番の幸せだということを改めて教えてくれる小説です。

    続編の6TEENもぜひ読んでみたいです。

  • 登場人物である4人の少年のキャラクターが読み進めているうちに際立っていく。
    作者のあとがきを読んでその理由を知ったが、石田衣良が作家デビュー後の初期の短編だった。
    作者はこの少年と自分の成長が同じタイミングだったようなことを書いていたけど、その通りだと思った。

    ダイの話は思わず涙ぐんでしまいました。
    石田衣良の書く、アダルトではない青春はすごくいい。

  • 青春はすべて美しい。
    それがどんなに霞んでて闇があっても、
    そのとき、その瞬間光るものがある。
    いい作品です!

  • 少年になりたい時に何度も読み返します。

    性別的にも少年には一生なれないんだけど、4teenを読むとなれる気がする。

    本当に好きなの?分からない、分からないけど、ただ他の事が考えられないだけ。

    この言葉が読んでから今まで忘れた事ない唯一の言葉かもしれない。。人を好きになる度考える言葉です。この言葉だけがすべてを知ってる気がする。

    やはりよい。

  • リアリティーがあり、シンパシーがあり、極端な誇張があるわけでもないのに「僕もこうありたい。」と思うところあり。石田衣良の小説を読んでいて感じる安らぎが初期のこの小説から醸し出されていることを知った。
    世の中、ハッタリ頼りでのさばる人が目に付く中、クラスメイトの仲間に対する誠実な友情が、困難な中学二年生を生き抜くのに有効だ、と信じられる小説でした。

  • こういう青春物語は好きだ。

  • 男っていいなーと感じられる

  • 自分が中学生だった頃を思い出した。4人の友情、恋、性、悩みと自分のそれらがシンクロする。思春期を迎えたばかりの幼い大人の自由さを懐かしと思うと同時に羨ましいと思った。中学の頃のあの果てしない楽しさは、やっぱり大人になると忘れられてしまうのかもしれないが、いつまでも残したい大切な思い出だ。男だったら絶対に読んで欲しい。

  • うん、良い感じです。

    確かに映画の二番煎じ的な見方もあるけど、男の子が誰しも通るような感情よく描けてると思います。

    静と動、生と死の対比も素晴らしく読後も爽やかな感動に満足です!

  • 少年たちの青春だ。中一のときの友人たちはどこで何をしてるのだろう?

  • この四人とにかく大好き!

  • 「あのさぁ〜、今は好きとか嫌いとか関係ないの。カーセックスがしたいかどうかって話なんだよ。オマエ、大丈夫か?」

    おいおい、オマエが大丈夫か?笑。
    もうね、『ザ・14歳の中2男子』って感じです。

    大人への憧れ、恋、性別、家庭内暴力、女体の神秘、成長。
    そして、何よりも友情。

    バカなヤツらがバカなコトをするだけの物語かと思いきや、
    とても心にジーンとくる友情物語でした。

    今、やってるバカなコトを「あの頃はバカだったな。」って、
    醒めた目で語るのではなく微笑みながら語る大人になりたいって言う、
    テツローの気持ちがすごい分かる。
    てか、どっちかって言うと、、、僕はそっち側。
    冷笑されたって楽しい想い出は楽しいですからね♪

    まぁ、なんせ読んでる間、楽しかった!!
    引き続き、『6TEEN(16歳になった彼ら)』と遊びに行って来ます♪

  • 池袋も良かったけど、これはすごい、傑作といって良い

    こんなに読んで気持ちのいい作品はめったにないと思う
    ベタな青春モノ、ハズカシイのでどこがいいかを細かくは書かないけど、とにかくイイ!

  • 子ども以上大人未満。複雑な年頃の悩みや成長が生き生きと描かれていて、好きです。
    池袋ウエストゲートパーク同様に、
    主人公の少年の語りが親しみやすく、読みやすかった。

  • 直木賞受賞作。石田衣良さんの小説講義をたまたま動画で見て、ものすごく読みたくなって初めて読んでみた。
    14歳という、微妙で多感な年齢の4人が織りなすいくつかの物語。14歳の息子に読ませようと思う。

  • 傑作。
    人間の本質的良いところいうのは、中学生位の時にすでに、持つ者と持たざる者に分けられているのかも知れない。
    この4人の様な人間関係が、人生の中で一度でも築ければ、それは幸せな方なんだろう。

    知力、体力、財力、と大人になり様々な形を望んだり、手に入れたりするのだが、根本的なところの人間性はやはり一番大事だと、再確認できる。

  • 14歳の少年たちの 日常
    兎に角、男子が何時も集まって 
    色々するのだけれど
    学校で会って、お昼を食べてまた会って、
    晩御飯を食べに帰って 次の日の朝、
    休日の8時にいつもの場所で集合 て、
    もう彼らの世界、時間 すべてが友達ありきなのだ。
    家族のことなんてほとんど書いていない 
    でも友達との触れ合いで成長していく様がよくわかる
    主人公の心がとても優しく、
    他の友達も色々癖があるけどいいやつらで
    こんな友達と出会えたら 
    きっと素敵な大人になれると思う

    2011

  • 13/06/04
    大人に、学校に、社会に囚われながらも、きらきら生きる4人の日常を羨ましく感じた。
    とても温かくて優しい気持ちになった。
    自分の14歳の頃って、こんなに爽やかじゃなかったよーな…(笑)

  • 自分の14歳のころを思い出した。僕は彼らのように輝いていたであろうか?

  • かっこいい中学生の気分になって、あっという間に読んだ。
    先が見えなくて悩む。中学生にもプライドがある。悩みがあっても真剣に考えている。
    悪さをしていてもかっこいい、どこかすじの一本通ったところが、とてもいいなと思った。

  • 14歳の成長を、生々しいくらいリアルに描いた作品です。
    一言で青春ストーリーと表してしまうには勿体ないくらい、等身大の中学生が描かれています。友情、学校、恋愛、性…何についても興味は尽きず、勉強は嫌いで将来なんてまだ考えたくない。やりたいこととやらなきゃいけないこと、自分の意思とは関係なく突きつけられる現実。
    そんな現実と真剣に向き合う少年達の生き様が、生々しいほどリアルに描写されています。
    男子中学生ならではの下世話な会話も、物語の面白みを加速させるスパイスになっていて、石田節全開。爽快に読めました。

  • 面白かった。
    自分が14歳の時何をしていたかどんな事を考えていたかを思い出した。
    中学生に戻りたくなった。

  • 石田さん作品好きだけど、中学生の話だから感情移入出来ないかなぁと思ってずっと敬遠してたんだけど、何でもっと早く読まなかったのかと後悔。
    あとがきを読んで、確かに中学2年生って一番自由で自分達には何でも出来るって信じている年頃だったかもと思い返した(*´∇`*)
    この4人みたいな学生生活を送りたかった!

  • 414歳の4人の少年が友情と冒険?のなかで成長する姿

  • 中2病とか言われる前から中2に注目してたんじゃないかなと思います。
    中2男子があんなにえろいのかはさておき、
    びっくりプレゼントと花火の話と空色の自転車の話好きだなー!
    単純にバカやってます感と中2なりに一所懸命考えてるその感じが好きです。

著者プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

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