眠れぬ真珠 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250526

感想・レビュー・書評

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  • 人間の強さと弱さがそれぞれの年代や人物に描かれていて、繊細な文章でした。
    ただ、いくら咲世子が大人でも、ストーカーやノアへの態度が寛大すぎだと感じるのは、私が幼いからだろうか。
    更年期、未婚、別れ、と重たい内容にも関わらず、向き合う姿が誠実で、自分もこんな芯のある女性になりたいと思った。
    40代になった時、読み返してみたい。

  • 新年ですのでね、殺しのなさそうなやつ第2弾ですw

    はい、はい。殺しはなかったけど〜、これは現実的にもかなり、ないんじゃね?w
    17歳年下の男性に恋心を抱くことはありましょう…しかーし!それがハッピーエンドで終わることは、類い稀なわけで……。

    え?やっかみじゃないですよ?
    いや、やっかんでなんかいないんだってば!!!w

  • 石田衣良さんて男なのになぜ女性の心情を描けるの?笑

    ホテルシーンで登場するオムレツが食べたいんですけどどなたか作ってくれませんか…

    ついでにビートルにも乗りたいし年下の男に恋したくなるんですけど…

    黒のともぞうとか呼ばれたい

  • 石田衣良による更年期女性の話。

    美術評論家と、若き才能ある映画監督との間で苦悩する話は、リアリティがあって面白かった。

  • 終わりの予感を共有しながら読み進めるのは、たまらない気持ちである。上り坂の若い男とくだり坂の自分がクロスした「点の瞬間」なのだと自覚しながら引きずられてしまう。哀しい予感をまとわりつけたままの、単純な終わり方をしない、大人のための恋愛小説。

  • 年齢差のあるカップルって、だいたい男性が年上。これは逆の本。どうしても肌で感じる年の差を気にしてしまうからなんだろうけど、とても男性が書いたものとは思えないほど女性の描写がうまい。ちょっと怖いくらい。

    ドラマは咲世子を藤原紀香が演じていて、もっと生々しいというかいやらしい感じがしたけど笑、もっと大人な気持ちのよい女性だった。

    自分が咲世子のように17歳も年下の男性と恋をしたいとは思わないけど、悩んでる人にお勧めしたい本。

  • 咲世子の魅力は誰もが認めるもの。同性からも憧れる誰もがその年齢になった時になりたい存在なんだと思います。実際に咲世子の作品を見てみたい衝動にかられます!幸せな二人のその後を応援して読み終わった感じです。

  • 女45歳、男28歳。17の年の差。ハッピーエンドは絶対にやってこないだろうと思っていたけど、意外な展開に幸せな気分になれた。

  • 石田衣良、男なのに相変わらず女性描写がうますぎる。

    歳の差恋愛は個人的にはあんまりリアリティないけど、でもきっと恋をすることで若く保てるっていう部分がたくさんあるんだろうなあ。

  • 45才の版画家と17才年下の映像作家の恋。
    リアル感がない。
    私のまわりに、こんな恋、ない。
    感情移入できない。笑

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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