眠れぬ真珠 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.57
  • (176)
  • (322)
  • (393)
  • (74)
  • (20)
本棚登録 : 2694
レビュー : 290
  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250526

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 石田衣良作品の中では好きな方です

  • ドキドキした。

  • 中年、とは言え仕事は充実し、女性としても楽しみを失ってはいない主人公。
    でも失くしたものがある。そして得たものもある。
    仕事について、恋愛について、体について悩みぬいた先の一つの答え。

  • 「あなたは、カッコいい年の取り方をしていますか?」

    内田咲世子 45歳 職業 版画家

    このプロフィールを見て、あなたはどう感じますか?
    ・熟女好きのあなたは、この素晴らしく、魅力的。
    ・若者からすれば、おばはん。
    ・そもそも版画家って何?

    様々な意見があるだろう。

    しかし、年齢関係無しに、ページを読み進める毎に、この45歳の版画家の魅力に取り込まれていくはずだ。

    決して、可愛くてスタイルの良い事が、モテル要素では無い。それで、女の魅力が決まるなら、ノアの方がモテル女だ。

    モテル男、モテル女一番重要な事は、そのような歳の取り方をしているかだ。

    この咲世子ように、仕事を通して、また数々の恋愛を通して、どのような人生を歩んで来たことが重要である。

    最高とは言えないが、良い経験をした事で、咲世子は最高の結末を得ることが、出来たのだ。

  • 初・石田衣良。あっという間に読了。何時の間にか都会的で洗練された著者の世界観に引き込まれていた。恋愛小説なのに嫌味なくて気に入る。中堅の自立した女性アーティストと年下の若手映画監督の恋愛が話の筋なんだけど、著者の女性目線といい、舞台となる湘南、海、VW、アートetc...背景も素晴らしかった。

  • 石田衣良さんってやっぱりすごい。
    これは女性作家が書いているんじゃないかと錯覚してしまうくらい女性の心理描写がすごかった。

    登場する女性の男性に対する感情や行動の違い、年齢差や生き方の違い、恋愛、結婚に対する感性や価値観の違い、男性の愛し方の違い、裏切る男と裏切られる女、待つ女、復讐する女、計算高い女・・・
    その複雑で微妙な女性心理がすごく伝わってきた。

    また男性側の感情や発言、行動描写も、男ならではの変なプライドや意地、ずるさが交ざっていてとてもリアル。

    この表現がとても印象的。
    「女はね、二種類に分かれるの。ダイヤモンドの女とパールの女。光りを外側に放つタイプと内側に引き込むタイプ。幸せになるのは、男たちの誰にでも値段がわかるゴージャスなダイヤモンドの女ね。真珠のよしあしがわかる男なんて、めったにいないから」

    その他にも印象的な表現がいくつも出てきて、引用文が多いのも解る。

  • この人は本当に両性具を有しているんじゃないかと思うほど、更年期の女性の女として枯れているんじゃないかという実感の悩める描写が上手かったと思います。本当に。

  • 2012年12月

  • 一気に読め、読み終ってからも興奮気味。17も年下の男性に惹かれる咲世子。大人の女性であり、常に先を見据えて、恋さえも決して自分本位で動いたりはしない。その彼女の強さと優しさ、そして脆さが、この彼との恋によってストレートに伝わってきた。ときめいて、燃えて、切なくて、夢中になって読んだ作品。

  • 読むの2回目。
    石田衣良って本当に男性?と思えるくらい女性の心理が描かれている気がする。
    切なくて切なくて。でも年を重ねるのもいいかなってちょっと思える作品。
    ---
    出会いは運命だった。17も年下の彼にこんなにも惹かれてゆく--。孤高の魂を持つ、版画家の咲世子。人生の後半に訪れた素樹との恋は、大人の彼女を、無防備で傷つきやすい少女に変えた。愛し合う歓びと別離の予感が、咲世子の中で激しくせめぎあう。けれども若く美しいライバル、ノアの出現に咲世子は……。一瞬を永遠に変える恋の奇蹟。情熱と抒情に彩られた、最高の恋愛小説。

全290件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

眠れぬ真珠 (新潮文庫)のその他の作品

眠れぬ真珠 単行本 眠れぬ真珠 石田衣良
眠れぬ真珠(新潮文庫) Kindle版 眠れぬ真珠(新潮文庫) 石田衣良

石田衣良の作品

ツイートする