眠れぬ真珠 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 2744
レビュー : 293
  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250526

感想・レビュー・書評

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  • 咲世子と卓治のセックスシーンで
    とても腹が立ってきた。

    こんなの男の妄想だ!

    でも、妙にその感度や仕草、反応がリアルで
    あてはまっていることが多いかった。

    このシーンに関わらず、
    きっと男にここまで女を理解されていることが悔しくて
    私は腹がたったんだと思う。

    小池真理子さんも解説で
    小説家は誰しも「異性の眼」を持っていると言っていた。

    それから咲世子は
    私の憧れる姿なんだと思う。

    女1人で自分を少し贅沢させられるほどの
    稼ぎを得ることができる。
    犬1匹と住み、もちろん仕事はしないといけないが
    他は自由にすることができる。

    こんな45歳独身女性はさみしいのだろうか。
    私はまだ分からないが、
    咲世子は美しいパールの女であり、
    私が彼女に強く惹かれるのは確かだ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「こんなの男の妄想だ!」
      だって男は、妄想が糧ですからねぇ~

      それより、ダイヤも真珠も綺麗な光を反射して存在感をアピールするけど、そうじゃ...
      「こんなの男の妄想だ!」
      だって男は、妄想が糧ですからねぇ~

      それより、ダイヤも真珠も綺麗な光を反射して存在感をアピールするけど、そうじゃない石には存在価値を認めていないところが気に入らない(独り言でした)
      2012/10/05
  • もぉねー。

    どっかに石田衣良さん落ちてませんかー!?

    って感じです(笑)

    主人公の男性も女性も魅力的。

    こんな風に女性を見てくれる男性がいたらいいのになー。


    と、思うと同時に


    こんな風に年を取りたいとも思いました。


    私も真珠の女になろう。
    自分を磨こうって思えました。
    頑張る!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「私も真珠の女になろう」
      別にケチをつけるつもりはありませんが、ダイヤでも真珠でも無い女性も素晴しいかと、、、
      「私も真珠の女になろう」
      別にケチをつけるつもりはありませんが、ダイヤでも真珠でも無い女性も素晴しいかと、、、
      2012/12/17
    • ako.さん
      >nyancomaru様
      この小説で「真珠の女」とされている主人公の生き方、考え方がとても素敵でした。そんな女性になれるようになりたい!!...
      >nyancomaru様
      この小説で「真珠の女」とされている主人公の生き方、考え方がとても素敵でした。そんな女性になれるようになりたい!!と思ってます。残念ながら道険し…ですが。
      2013/02/19
  • とてもとても恋がしたくなる、素敵な小説です。

    白と黒がきれい

  • 恋をした時のわくわくや幸福感を味わえる小説。

  • 石田衣良さんて男なのになぜ女性の心情を描けるの?笑

    ホテルシーンで登場するオムレツが食べたいんですけどどなたか作ってくれませんか…

    ついでにビートルにも乗りたいし年下の男に恋したくなるんですけど…

    黒のともぞうとか呼ばれたい

  • ハッピーエンド?だけど、何だか寂しさの残るお話。それにしても、石田衣良さんの作品は、登場人物の素敵さ、表現の豊かさ、自然に感情移入させてくれる感じ、、etc、、、何をとっても完璧。今回の作品のサヨコさんのような年齢の重ね方や捉え方の出来る大人になりたい。大人の対応の出来る大人だと思った。どちらかといえば、自分もダイアモンド<パールかな?パールの女に近づけるように中身を磨こう!と思わせてくれる作品。

  •  主人公の咲世子は男の手に魅力を感じる女性。今まで男としてしか生きてこなかったからよくわからないが、そういう女性はけっこう多いらしい。なんでも、セックスのときの「触る」「触られる」の関係が大きく影響しているらしい。男性は能動的に触る部分である女性の胸やお尻に、女性は触ってくる男性の手に性的な魅力を感じるんだって。もちろんこれは一般的に言って、という話だけど。
     個人的には、「黒の咲世子」のエピソードがすごく好きだ。学生時代にお金やインクが飛ぶからといった理由で服装を黒一色にして、黒という色の中に無限の階調と色味を見出し、自分の版画のスタイルとして確立させるという部分だ。後半で卓治と学生時代を回想する場面では、黒服に身を包んで版画一筋に情熱を注ぐ咲世子の姿を読者に想像させることで、「版画家になれなかったら死んでやる」「命がけだった」という二人の言葉により深みを与えている。そして、素樹との出会いにより自信をつけた咲世子が新たな表現を模索し、アーティストとして成長していくというストーリー展開にも大きな役割を果たしている。
     そして、解説に書かれていたことと重複するが、やはり石田さんの女性を描く力はものすごいと思った。きめ細やかな心理描写が必要な恋愛小説で、異性の主人公を書ききってしまうのだから、驚くしかなかった。
     石田さんが過去に「小説家はモテる」と言っていたのを見たことがあるが、そこまで女心がわかるなら、小説家は関係なくモテるんでしょうなと変に納得したのだった。

  • 年の差恋愛物語。

    独身で芸術家の女性。ホットフラッシュをよく引き起こす。
    同業者で時々セックスをする相手。

    だが、年下のカメラマンの男性に恋をする。

    相思相愛。お互いがお互いの事が好き。
    だけど…ふたりは笑顔で別れた。
    年下の男性の為にも…。

  • 見落としがちな小さな物にも流れてきた時間と愛がある。

  • 微妙な女性の心情が巧みに描かれていて、年下の恋人との恋愛の運びも私の地元逗子を背景に描かれていたので、入りきって読んでしまった。披露山、葉山、近代美術館いずれも存在するところである。

著者プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

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