6TEEN(シックスティーン) (新潮文庫)

著者 : 石田衣良
  • 新潮社 (2012年6月27日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250564

作品紹介

ダイ、ナオト、ジュン、テツロー――『4TEEN』の少年たちが帰ってくる!
あれから2年、東京・月島を舞台に、16歳にしか訪れない一瞬の輝きを鮮やかに切り取った青春小説。

6TEEN(シックスティーン) (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「4TEEN」の続編。テツロー、ナオト、ダイ、ジュンは、タイトル通り16歳になっている。4人は中学は同じだったが、進学先はばらばら。特にダイは働きながら夜間高校に通っており、前作で出てきた女の子とその赤ちゃんといっしょに暮らしている。

    4人が集まるのは、月島の寂れたもんじゃ屋、ヒマワリ。
    そのヒマワリの店主やその家族、語り手のテツローの同級生たち、ダイの同棲相手のこと、病気を抱えたナオトとジュンが同じ人を好きになってしまったことなどが描かれている。
    4TEENに出てきた変わり者の同級生が最後に若くして命を散らし、6TEENの彼らに深い衝撃を与える。
    ひとがこの世から消えてしまうことの切なさを知ったうえで、彼らは笑って解散する。「またね」

    4TEENの時より大人に近づいた分、ちらちら見えているその入り口を眺めて不安になったり想いを馳せたりしている4人。
    「高校生なら、自分がどうなっていくか、この社会で何者になるか、誰だって不安に感じるのは一緒だろう」
    この気持ちは良く分かる。
    私も高校生の時は、落ちこぼれて、何物にもなれず、誰かに迷惑を掛け、そのことで鼻つまみ者にされるかもしれない不安が常に付きまとってた。
    いい大学に入ればその危険性は少なくなるけど、入れるだけの能力があるかどうか常に不安だったし、大学に入ってからも咲はまだまだみえないから。

    そんな彼らが出会う人々……ヒマワリの店主や、ホームレスの老人、命の限りを知ってしまった同級生の言葉やふるまいを、4人はそれぞれ心に焼き付け、また明日へと向かって行く。

    16歳の時に読んだらどうだっだろう。もしかしたら少しだけ楽になったかもしれない。

  • あれから2年。
    テツロー、ナオト、ダイ、ジュンは高校生になった。
    はじめてのセックス、二股の恋愛と裏切り、同級生の死。
    なにが変わって、なにが変わらないのか。
    東京湾に浮かぶ月島で、ぼくらは笑い、怒り、悩みながら、永遠と未来の間をさまよい歩く。
    まだ少しだけ、憂鬱や退屈や不安よりも、早く走れると信じて──。
    『4TEEN』のその後、四人組が駆け抜ける16歳の青春。

  • 直木賞受賞作「4TEEN」の続編。14歳の彼ら(テツロー、ナオト、ダイ、ジュン)が16歳になって登場。月島が舞台。
    テツローが語る「16歳」「月島」が描かれている。
    「4TEEN」の感動には負けるかもしれないけど「16歳」の男子のハートがなんかいいね。
    けだるさとやる気が入り交ざったような。初めての出来事にドキドキの緊張とか。そして……、命や性。16歳が感ずる世界が描かれていて、やっぱり、石田衣良の描く若い男はいいなぁと思うのでした。

  • この人の本は読後すっきり、よし、明日から頑張ろう、と思えることが多い。前作の4ティーン同様、当時を彷彿させていただいた。
    16歳、自分に置き換えると恋愛、バイト、バイク、それこそいろいろな体験をしたけれど、どれも今の時分から俯瞰するといい思い出。そんな自分とこの本に出てくる四人はほんと似てる。
    次、8ティーンとか出てくれんかなー。

  • 久しぶりに青春小説を読んだ。タイトル通り16歳の日常が描かれている。読んでいて、自分がそのときに戻ったような感じになってすらすら読めた。やっぱり16歳という年頃は多感でいて、スリリングなことを好み、臆病でもある。退屈な日常は嫌い、変化があることを今か今かと待ち構える。そんなことを感じさせられた。

  • うーん、少し内容がうすいというか短編だからしょうがないかもしれないが、そこで終わり?って感じのものが結構あった。

  • 前作に比べるとちょっと面白さが弱い

  • 4TEENの方が好きだったけど、またあの四人に会えてうれしかったです。世の中にはいろんな人がいて、たくさんの人に出会うことで傷つけられたりもするんだけど、この四人は誰か人のことを否定することがなくてかっこいい。解説でも「四人は誰のことも否定せず受け入れ、その言葉に耳を傾ける」と書かれていたように、そこは14歳の時から変わらなくて4TEENの「月の草」でテツローの彼女に四人でとった行動も優しくて、かっこよかったのを思い出しました。そこはこれからも変わらないでいてほしいな。いつかまた大人になった四人に会いたいです。

  • 年齢相応に悩みながらも
    からっと明るい未来を夢見られる14歳から
    すこしずつ苦みの気配も感じられる16歳。
    やはり悩みはあれど初めての経験や
    投げやりになれない未来につながっていける
    漠然とした無意識の期待が溢れている中
    あえておしまいの物語が描かれている気がする。
    早かれ遅かれ誰もが迎えるのだけど
    それを16歳たちがどう接したらいいのか
    どう受け止めるか、祖父母などではなく、身近に
    初めて受け止める(小説上の)リアルな最期。

    18や20に期待する気持ちもあるけど
    「俺たちの旅」で現実に近づきすぎ、飛び越えていく
    失望も感じたので、いつまでも読み返せば
    「あの頃の僕たち」を思い出させてくれる
    永遠のTeenで終わってほしい気持ちもある。

  • 高校生の物語なんてもう楽しめないかと思っていたが、さすが石田衣良。
    間違いなかった。
    裏表紙の「早く走れる」は敢えての「早く」なのだろうか。
    ーーー
    あれから2年。テツロー、ナオト、ダイ、ジュンは高校生になった。はじめてのセックス、二股の恋愛と裏切り、同級生の死。なにが変わって、なにが変わらないのか。東京湾に浮かぶ月島で、ぼくらは笑い、怒り、悩みながら、永遠と未来の間をさまよい歩く。まだ少しだけ、憂鬱や退屈や不安よりも、早く走れると信じて――。『4TEEN』のその後、四人組が駆け抜ける16歳の青春。

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