- 新潮社 (2012年12月26日発売)
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感想 : 58件
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784101250571
みんなの感想まとめ
心に響く感情や普遍的なテーマが丁寧に描かれた作品で、主人公の作家が文学賞を受賞するまでの道のりを通じて、妻の死や息子との関係に向き合う姿が描かれています。石田衣良らしい読みやすさや、感情の深さが感じら...
感想・レビュー・書評
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石田衣良の作品は本当に読みやすい。だから、心にすごく打たれる。これは石田の作品の中でも最上位にランクインする、傑作。
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この世界はありふれた感情や当たり前の言葉で実際はできている。伝えたい気持ちがこもっているなら、言葉の形などなんでもいい。
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なんだか石田衣良っぽくない
と読み始めに錯覚させられた作品
ストーリーは10年目の作家が文学賞をとるまでの話
その中に妻の死、息子の子育てなどの問題が散りばめられている
一気に読んでしまったが、他の作品の方が個人的には好ましいと思う -
たまに石田先生の本を読むのですが、どうして好きになれないのか分かりました。内容が綺麗すぎるんですよ。人間ってそんなに綺麗なもんじゃないです。出てくる人みんな良い人じゃ本当につまらない。謎の真相ももったいぶってる感じがします。せっかくいい題材なのに生かしきれてないと思います。
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親子のほのぼのした生活が描かれていて良かった。
仕事がうまくいかない不安、家族を失う悲しみ。
それも生活の一部で、日々を生きることの大変さも感じられて素敵な本でした。 -
小説界の一部を垣間見れた感じとほのぼのとした親子関係が良かった。古本屋でばっかり本買ってる場合じゃないなとちょっと思った。
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作家の仕事って大変そう、なんでそんなに文章が思いつくのかな、と思っていた。作家である青田耕平も、きっと同じように思っている。10年売れなくても腐らずやっていけたのは、息子のカケルと亡くなった妻・久栄の存在。久栄の死に謎が出てきた時にはドキドキしながら読み進めたが、最後には少し泣いてしまった。感情が主人公と一緒に揺れ動くくらい丁寧な描写で素敵な本だった。
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シングルファザーで、10年間売れてなかった作家に直木賞ノミネートのお知らせが届く。もしや?と思うが、一度は惜しくも落選。そして2度目のチャンスに当選し、直木賞作家となる。父として、作家として努力を続ける事の大切さ、家族の絆など心を揺らされる。
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環太平洋大学附属図書館の所蔵情報はこちら⇒
http://library.ipu-japan.ac.jp/Main/Book?book_id=TS00085752 -
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いやー何度か涙ぐみました。
子供はずるい。笑
息子と父の絆、みたいのずるいよw
大事な人を失うこと
死という絶対的な喪失
自由業の将来への不安
しかし耕平さんモテすぎw
香織さんはさー気がないのにデートしすぎ!w
ぼくが忘れないんじゃなくて、むこうが忘れさせてくれないだけです
等々、
ちょいちょい”小説ーーー”って感じのせりふがある
「やっ、」て言いすぎだけどなんかまたそこがよかったり
小説家が小説家の話を書いているだけにリアリティあるーとおもった
この前初めて石田さんの本読んだときは、
あんまり合わないかもーと思ったけど、
これは好きだった。 -
道尾秀介さんがサイン会でこの本が良かったと紹介していたので、読んでみた。石田衣良さんの作品は今作が始めてだったが、物凄く良かった。少し頼りなくもしっかり真の通った父親兼作家の主人公。そこに恋物語も加わり、一気読みだった。
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裏表紙に書かれているあらすじが本の内容を正確に表されていなくて残念。チッチが父を示す言葉だとはじめからわかっていたら、手に取るときの印象も変わるでと思う。
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最高だった。何気なく手に取った本だが
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や、とてもいいお話でした!
★5つにプラスアルファしたいくらい。
本を書くこと、書き続けることの喜びと迷い、苦悩。
それは作家にとって、人生そのものの試練なのだろう。
作家の内面の葛藤とお構いなしに、小学校高学年の息子を持つやもめでもある主人公は、ご飯を作り、洗濯をし、眠い目をこすりながら授業参観にも出掛ける。
この、息子・カケルとの日常がていねいに描かれているのがとても良い。
それにからめて、カケルの母・亡き妻に対する、「君はどうして逝ってしまったのか」という喪失感とキリのない問いかけが、じんわりと染みわたってくる。
この後も幸せに暮らして欲しいなあ、と、青田耕平の明日を願ってやまないのでした。 -
なんでもっと早く読まなかったんだろう!
何回もうるっときた。
作家の青田(チッチ)とひとり息子のカケルとの親子のはなし、青田の恋愛?のはなし、亡くなった奥さんのはなし。どれもやさしく愛を持って描かれているかんじ。
作家の生活も興味深い。 -
1502 主人公が作家の父子家庭ほのぼのストーリー。暖かい話で流れが分かってても泣けました。気持ち良く泣けましたので星5!
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涙もろくなったのかなと思うほど度々泣いてしまった。菜の花畑でカケルが、チッチを心配していた思いを伝えるシーンでぐっと胸を掴まれた。
父と子の日常の中に散りばめられた悲しみのかけらがときに突き刺さり苦しくなりつつも、親子の会話にはくすりと笑ってしまう部分もあり、目の前で青田父子の会話を聞いているようだった。
ちょっとおませなカケルの時に見せる子供らしい言動が微笑ましい。久恵の死を受け入れることにより大きな一歩を改めて踏み出したチッチにはぜひとも女性の心の機微に敏感になってもらいたいところ。
話を読み進むに連れて、ラストはこうなるであろうという予測ができたけれどそれでも飽きることなく、読みきることができた。
受賞時の心の動きはなんとも言えない高揚感があった -
次に”ヒットがくる”と言われて10年。主人公の青田耕平(チッチ)は小説家だ。妻が交通事故で亡くなり、息子のカケルとふたりで暮らしている。悩み苦しみながら、書き続けるチッチ。それを見つめるカケル。何気ない日々の葛藤や喜びを親しみやすくみずみずしい言葉で書かれています。
カケルのちょっと大人っぽい言動も魅力的でした。子供は大人が思っているよりたくさん考えて、様々なことに気づいている。そのことを思い出しました。本を読むのが好きなので、書き手である小説家の日常を伺い知れることは嬉しいですね。 -
とても素敵なお話です。
石田さんは細部の描き方がとても素晴らしいと思います!
著者プロフィール
石田衣良の作品
