裏庭 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 6702
レビュー : 756
  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101253312

感想・レビュー・書評

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  • 最初は…これはワクワクだわ!と
    ひきこまれたが…中盤以降が
    私には深すぎて入り込めなくなってしまった…。

  • 梨木さんの『秘密の花園ノート』がとても良かったので、『裏庭』も期待を持って読み始めた。けれど、裏庭が開かれる47ページ以降、話の展開についていけず、またカタカナ名やフォントにも馴染めなかった。
    メッセージが直接的で、メタファーが多すぎ、一つの作品として楽しむことができなかった。
    実験的に書いてみたのかな。

  • 過日実家に寄りましたら、梨木香歩さんの本が山積みになっていた。

    (どこだか)に持って行こうと思ったんだけど、読む? と訊かれたので、反射的に「読む」と答えてしまった。で、6冊ほど借りて来たのである。


    梨木香歩さんは、「西の魔女が死んだ」はいい話だったな。

    さてこの本。

    「西の魔女」はファンタジックな現実譚ではあったが、こちらはコテコテのファンタジーであった。おばあちゃんこそ出て来るけど。

    空き家になっている近所の洋館。その庭は、近所の子供たちが入り込んでは遊ぶ場になっている。そこにあった鏡から、主人公の少女照美は「裏庭」の異世界に渡ってしまう。

    照美はテルミーになり、謎めいた登場人物たちとともに、世界を繋ぎ止めるためのあるものを求めて、その裏庭世界を行脚することになる。

    裏庭というのはかつて裏庭に消えた洋館の家族の、あるいは照美自身の心の裡なのである。で、照美はそこで傷を負い、傷を乗り越えて、家族の絆や自分の行く道を見つけるというお話である。ごく大雑把に言えば。

    少女の成長譚、と言ってしまえばその通りだけど、一個の人間が周辺世界とどう関係していくのかみたいな大きなテーマがなかなか難しいし、イマジネーションの横溢について行けない。これも(トシゆえの^^;)感受性の危機なんだろうか・・・。

  • 私は、もう、だれの役にも立たなくていいんだ

    誰かに認められ誰かの役に立つことを基準に働くことに疲れた自分に染みた

  • この訳の分からなさはアリスフォロワー。つまり楽しんだもん勝ちである。今回の自分はたぶん負けである。

  • 高校時代の友人が、高校生のときにオススメしていて、ずっと気にはなっていた本。
    たまたま見つけて、あ、高校生のとき読みたかったっけ。と思って読んでみた。
    まあ、高校生くらいまでに読むのが、ちょうどいいかもしれない・・・

  • 傷を、大事に育んでいくことじゃ。
    そこからしか自分というものは生まれはせんぞ…

  • 「西の魔女が死んだ」の作家だから、そんな感じの小説かと思った。第1回児童文学ファンタジー対象にもなっているし。
    しかし分かりにくい。作中の「一つ目の竜」って何かの比喩だろうが何なんだろう?「根の国」、「礼砲」、「地中に住むもの」などが出てくるが、これらをどう理解すればいいのか分からない。
    海辺のカフカ(村上春樹)を読んだ後のような感覚だった。

  • 2014年6月25日読了。
    秘密の裏庭への冒険の旅。
    風景描写が抽象的でわかりにくかった。

  • あまり好きではなかった。作品としてはすぐれていると思う。
    西の魔女が死んだ、と似たような感想になってしまった。
    テーマも深いし、よくできてるなあと思う。
    けど、私の読みたいファンタジーではない。

著者プロフィール

梨木 香歩(なしき かほ)
1959年、鹿児島県生まれの小説家、児童文学作家、絵本作家。
『西の魔女が死んだ』で日本児童文学者協会新人賞を受賞。映画化もされたこの受賞作が最も著名な代表作となる。
ほかに新美南吉児童文学賞、小学館文学賞を、『裏庭』で児童文学ファンタジー大賞、『渡りの足跡』で読売文学賞随筆・紀行部門をそれぞれ受賞。
受賞作以外の代表作として、『家守綺譚』、『沼地のある森を抜けて』、『ぐるりのこと』などがある。

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