西の魔女が死んだ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 4323
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101253329

感想・レビュー・書評

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  • こんな生活がしてみたい…

  • 中学に進んでまもなく、不登校となってしまったまいが西の魔女(おばあちゃん)のもので過ごすお話。
    タイトルは昔から聞いたことがあり、映画にもなっていることは知っていましたが、実際に読んだのは今回が初めてでした。
    なぜもっと早くに、知った時に読まなかったのかとても後悔しています。

    私にも状況は全然違いましたがまいと似たような時期があり、そんな時にこの本を読んでいたら何か変わっただろうか。と思えるほどとても暖かくて希望が湧いてくるものがありました。
    それは今でも同じかな。結局あれからなにも変わっていない私は弱い人間だなと思うことがしばしば。なので今回この本を読みながらまいと一緒におばあちゃんに魔女の手ほどきを受けたような気持ちです。

    自分の子供にも読ませてあげたいけれど、私も心が弱った時に何度でも読み返したい。手放せない一冊になりました。

    • だいさん
      >結局あれからなにも変わっていない

      そう思えることが、成長した証なのではないですか?
      人の(心)は弱いときがある。魔女から勇気をもら...
      >結局あれからなにも変わっていない

      そう思えることが、成長した証なのではないですか?
      人の(心)は弱いときがある。魔女から勇気をもらったのなら、受け取る「心」を持っていたから、だと思います。

      レビューをいくつか読ませていただきました。
      とても、やさしいイメージがありました。
      読後には、前向きに考えているので、良かったです。
      2014/04/13
  • 3月22日 本日2冊目

    大好きな本です。
    頭がいっぱいの時、頭の柔軟体操をするために読みます。
    読み終わった後は頭も心もほぐれるんです。
    文字が読みやすく、難しくないのでサラリと読めます。
    それが心地良いです。

    おばあちゃんの生活が癒しのイメージを与えてくれます。

    キンレンカの入ったサンドウィッチ
    甘い野いちごのジャム
    眠りを誘うナイナイスウィーティー

    どれも魅力的です。

    そしておばあちゃんの言葉も魅力的で
    学ぶものが多い。

    精神を鍛える第一歩
    「まず、早寝早起き。食事をしっかりとり、よく運動し、規則正しい生活をする」

    これを読むと安心します。
    当たり前なことも、おばあちゃんの言葉になると深いものに感じられ、
    基本に戻ることが心を平和にしてくれる、難しいことじゃない。自分にも出来る。
    と精神が不安定な時は、前向きになれます。

    そして結末には温かい涙を流せる。
    マイと同じように後悔を残しおばあちゃんと死別してしまった私は感情移入しすぎて思うことが多々です。

    私のおばあちゃんは西洋人でも魔女でもないけど
    この話のように「大好きだよ」と言えば
    アイノウ「分かってる」って言ってくれる気がして
    やっぱり心が温かくなります。

  • 紹介により、この本と出会った。
    題名から推測して、ファンタジーな内容を思わせるが、そうではない。
    一種の哲学思想的死生観を連想させるような内容と、幻想的であり、それでいて現実的で暖かみがある世界観にハマった。
    終始、感動で涙が絶えなかった。
    特に、最後のほうになると、いろいろな感情が織り交ざり、すっかり心が
    本の中へ置き去りにされてしまった。
     そして、この本は死に対して、それをネガティブな物として捕らえていない。こういった本は、総じて良本である場合が多い。
    他にも、この本の良いところをあげれば、キリがない。

  • おばあちゃんが残したメッセージ、ここを見ただけじゃ意味不明だけど、今まで読んできたからこそ、このメッセージのあたたかさや優しさや愛しさが感じられて、電車内で泣きそうになってしまいました。

  • 死んだ、という言葉の大胆さに引かれたのは中学生の時だったが、十数年たった今ようやく読み終えることができた。正直、中学生のときに最後まで読んでおけばよかった!!という気持ちでいっぱいである。

    豊かな自然描写や暮らしの知恵が文章として心地よく感じられた。
    ゲンジさんの粗野な行動や言動がまいに不快感を感じさせるのは、おばあちゃんと穏やかな生活を送っているからこそ余計に頷けることだ。
    無神経な言葉を投げ掛けてくるゲンジさんと雑誌が脳内で結び付いた瞬間、思春期のまいにとってはさぞ強い嫌悪感が起こったことだろう。

    まいとおばあちゃんの関係が気まずいものになったあと、おばあちゃんは一人で生活しながらまいに対してどのような気持ちを抱いたのだろうかと思うと切なくなる。

    今日まいは来なかった。明日は来るだろうか…と、しこりを取り除くためにまいと再開することを2年待ち続けたのかなと思う反面、魔女であるおばあちゃんにとってまいとの出来事はあくまで些事であって、今までと変わりない毎日だったのかもしれないとも思う。

    むしろまいがまた尋ねてきたら、それは転校先での人間関係の失敗でもあり、魔女修行の失敗を意味すると思い、まいが二度とおばあちゃんのもとを訪れないよう願っていたのかもしれない…ていうのは邪推だろうか。

  • おばあちゃんが教えてくれた当たり前の事。
    が今は出来ない世の中なんだなと感じてしまった。生きにくい世の中というか。

    「自分で考えて、自分で答えを出す」
    最後にこの一文を読んだ瞬間、今の自分が出来ているだろうかと考えてしまった。

    もっと小さい時にこの本を読んでいたかったな。

  • 自立したいけどできていない子供たち,大人たち,そもそも自立しなければいけないことに疑問をもっている人たちにぜひ読んでもらいたい書籍です.
    悩んでいるときに的確にアドバイスをくれたり,励ましてくれたりする人(←この物語に登場するおばあちゃん)が身近にいればいいですが,最近はそういう人に恵まれない人が多いと思います(3世代同居ってうちも少ないし,学校の先生も踏み込んだ指導ができる環境にない).またそういう人を求める気持ちも少なくなっているんじゃないかと思います.人生をうまく生きるにはそういう案内役が必要だと思います.
    こういう状況ですからせめて書籍でそういう体験をするのがいいのかなと思っています.たくさんの方に読んでもらいたい一冊です.

  • タイトルを聞いた時
    怖い話なのかと思ったけど
    全然そんなことなく
    とても、暖かいお話でした。

    おばあちゃんが素敵。
    白熊が北極に住んでも
    誰も文句なんか言わないわ
    みたいなセリフが好きです。

  • おばあちゃんのような生活がしたい。 人間としての基本を思い出したい。
    すっきりとしているのに、温かい気持ちになった。 もう、まいは大丈夫なんだなって。 おばあちゃんからのメッセージが素敵すぎた。

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著者プロフィール

梨木 香歩(なしき かほ)
1959年、鹿児島県生まれの小説家、児童文学作家、絵本作家。
『西の魔女が死んだ』で日本児童文学者協会新人賞を受賞。映画化もされたこの受賞作が最も著名な代表作となる。
ほかに新美南吉児童文学賞、小学館文学賞を、『裏庭』で児童文学ファンタジー大賞、『渡りの足跡』で読売文学賞随筆・紀行部門をそれぞれ受賞。
受賞作以外の代表作として、『家守綺譚』、『沼地のある森を抜けて』、『ぐるりのこと』などがある。

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