家守綺譚 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 6338
レビュー : 934
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101253374

感想・レビュー・書評

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  • 私的梨木作品ダントツ№1。
    もう好きすぎて、
    何度読み返しても作品への愛が止まりません。

    なんとなく、
    夏目漱石『夢十夜』を思い出すのは私だけでしょうか?

    さらさらと水が流れるように
    日常も非日常も同じ速さで流れていきます。
    今のデジタルな世の中にはもはや存在し得ない世界。
    でも、私たちの心の中のアナログな部分が忘れていない世界。
    日本という舞台だからこそ書ける作品なのでしょう。

    ラストの綿貫が格好いいんだよなぁ、ホント。

  • 図書館でかりて読み、文庫で買いました。

  • 小さい頃に感じていたような夢うつつな世界が小説の中に広がっている。 葉擦れの音が話声に聞こえて怖くて眠れなかった頃のような。
    それでいて祖父母から聞かされた迷信に従順だった頃のような、規律がある世界。
    日本人であれば懐かしみ憧れる世界観があった。
    さるすべりに懸想される主人公、掛軸から昔と変わらない姿で現れる友人、仲裁犬のゴロー。登場人物にも興味をひかれる。

  • 難儀なこともありそうだけど
    綿貫征四郎の暮らしは憧れ

  • 植物と幽霊はいつも季節を切り取ってくれる。それが嬉しい。

  • ゆっくりとした時間の流れとゆったりとした雰囲気、そして不可思議を受け入れる主人公がとても素敵な作品です。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「不可思議を受け入れる主人公」だから綺譚なんでしょうか?ちょっと読んでみたくなりました。
      「不可思議を受け入れる主人公」だから綺譚なんでしょうか?ちょっと読んでみたくなりました。
      2012/05/10
  • とにかくこの雰囲気が大好きすぎる 
    なんだか心がすっと落ち着く 
    こんな生活も登場人物も妖怪も全てが愛おしすぎる

  • こういうの大好き!不思議で癒される。和風なのがいい。

    • まろんさん
      はじめまして。フォローしていただいて、ありがとうございます!まろんです。

      この本、私も大好きで、宝物にしています。
      どの頁にもしっとりと水...
      はじめまして。フォローしていただいて、ありがとうございます!まろんです。

      この本、私も大好きで、宝物にしています。
      どの頁にもしっとりと水の気配があって、畳の部屋で読みたくなる本ですよね。

      本好き、猫好き、フィギュアスケート好き、と
      chibi-maruさんとは好きなものがたくさん重なっているようで、うれしくなってしまいました。
      今後とも、どうぞよろしくお願いします(*^_^*)
      2013/04/07
    • chibi-maruさん
      こちらこそフォロー返していただいてありがとうございます!
      ごちゃごちゃした本棚ですが、よろしくお願いします(*´∀`)
      こちらこそフォロー返していただいてありがとうございます!
      ごちゃごちゃした本棚ですが、よろしくお願いします(*´∀`)
      2013/04/08
  • ひょんなことから、誰も住まなくなった亡き親友の家守を引き受けることになった小説家である主人公と、庭の草木達、鳥や獣、河童や龍、小鬼…達とのエピソードを綴る和風ファンタジー。

    一篇としては短めの短編集なのですが、どれも不思議な味わいのある作品。
    この世にあらざるモノ達や、庭の草木達、彼岸からときおり訪れる亡き友人、などが、ごく自然に主人公と関わっていく様子が、読んでいてとても引き込まれました。

    読後感がさらっとしつつも、玄妙。
    登場する化身や動物、亡き友人や近隣の人物など、どれもが魅力的です。
    がつーんと何かテーマを積極的に訴えてくる作品ではないのですが、不思議な雰囲気もいいし、なにより読んでいて癒されるというか、大層心地よいです。

    たぶん、この作品は折に触れ何度か読み返すことになるでしょう。
    好きなタイプの話です。和風ファンタジーが好きな方はオススメです。

  • 亡き友人の縁で、古い庭付きの家の守人=家守となった学士・綿貫征四郎と、異界のものたちとが織りなす物語。
    各章は植物の名を冠されているが、動物も多く登場。それぞれが化身となり、現実と夢世界のあわいを漂っているかのよう。
    摩訶不思議で魅惑的な世界である。

    生きているものは儚いから懐かしいのかもしれないとふと思う。

    狸谷山不動尊・疎水・竹生島といったキーワードから、舞台はおそらく京都・比叡から琵琶湖にかけて。なるほど、京都になら、精霊も魑魅魍魎も多かろう。

    *以下、無粋でないものねだり、または的外れなのかもしれないが。この美しい世界を描くのに、もう少し迸るような言葉の奔流があってもよいのではないか・・・? 行間を読むことにこの本の醍醐味があるのかもしれないとは思いつつ、いくつかの話で説明不足・尻切れトンボな思いを抱いた。

    *ちょっと漱石の『夢十夜』を思い出した。とはいえ、『夢十夜』を読んだのはずいぶんと前なので、連想が妥当なのかどうかは読み返してみないとわからないな・・・。

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著者プロフィール

梨木 香歩(なしき かほ)
1959年、鹿児島県生まれの小説家、児童文学作家、絵本作家。
『西の魔女が死んだ』で日本児童文学者協会新人賞を受賞。映画化もされたこの受賞作が最も著名な代表作となる。
ほかに新美南吉児童文学賞、小学館文学賞を、『裏庭』で児童文学ファンタジー大賞、『渡りの足跡』で読売文学賞随筆・紀行部門をそれぞれ受賞。
受賞作以外の代表作として、『家守綺譚』、『沼地のある森を抜けて』、『ぐるりのこと』などがある。

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