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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784101255088
みんなの感想まとめ
魅力的なエピソードが詰まったこの書籍は、古典『千夜一夜物語』への興味を引き立てる絶好の入門書です。著者の巧みな引用や解説により、物語の起承転結が明確になり、シンプルに楽しめる読み物としての面白さが際立...
感想・レビュー・書評
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大のお気に入り。この本をきっかけに阿刀田先生の古典解説シリーズを片っ端から買い求めるようになった。
エピソードの紹介・引用の仕方が巧みで、本書内で元の物語の起承転結がきちんとわかる上に、シンプルに読み物として面白い。原作の千夜一夜物語に触れたいという気持ちも掻き立ててくれた。
ともに異性嫌いのカマル・アル・ザマン王子とブドゥル姫の婚姻と冒険のエピソードがとくに面白く、記憶に残った。
百合あり疑似BL要素ありで嗜好に刺さる人は多いのではなかろうか。
珍説と前置きされた上での紹介だが、シャーラザッド(シェヘラザード)男性説も興味深かった。
あえてアラビアンナイト一番の有名どころであるアラジン、シンドバッド、アリババを外して他のエピソードを紹介しているため、ピンポイントでこのあたりに触れたい方はご注意。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
阿刀田高さんが咀嚼してくれたアラビアンナイトを読む。
ありがたい。
もしバートン版のような「現物」を読むとなったら、それを楽しめるかどうか、と言うより読めるかどうか疑問。
ひとつ気になったのは著者が女性の妊娠期間「十月十日」を310日と勘違いしている点でした。
千夜一夜物語の語り手シャーラザットが話を終えるまでに3人の子供を産んだからには「310日x3」で産前産後を除いても最低でも「910日かかる」と書いてあったのです。
これだけ博識の方でもこんな勘違いはあるんだなあ。
著者も度々書いているように千夜一夜物語は話として筋が通った面白いものはあまりないと言う印象を受け、自分が若い頃幼なかった子供達に布団の中で聞かせた思いつきのお話しに近いのかもしれないと思った。
話の結末も考えずに話し始め、子供達の「それで、それで?」に乗せられて突飛でも出まかせでも話を進めると、大体の場合は話が大団円を迎える事なく彼らは寝ついてくれていた。
そんな事を思い出した。
阿刀田高さんの「知っていますか」のシリーズもコーラン、旧約聖書、新約聖書の「さわり」を面白おかしく知る事ができてありがたい。
これらの著書が無ければ一生触れることのない題材だったかもしれないので。 -
2021/11/03 読了
有名な千一夜物語。いきなり本物に手を出すのは、と思い阿刀田さんのポップな文庫本から読み始めることに。
絶妙な著者の脚色や話題提供が加わり、ぐいぐい引き込まれて一気に読んでしまった。エピソードは多数あるが、どれも男女の色恋に関わること、また商人に関わる話が多かったが、それぞれ面白かった。
本当の千一夜物語に手を出す前の入門書として良い。 -
9世紀にイスラムで産まれた物語。アラビアンナイトと呟くだけで、ロマンチックな、ドキドキする気持ちが湧いてくる。
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千夜一夜物語をベースにした冒険活劇アニメ、「マギ」がとてもわたし好みでとてもおもしろい。
そのせいで10何年ぶりくらいに本棚の奥に眠っていたこの本を読みました。
ちまちま思い出したように読んでってペースだったので、ずいぶんかかったけど、アニメ放送が終わる前に読み終えられたのよしとしよう。
3大メジャーな「アリババと40人の盗賊」「アラジンと魔法のランプ」「シンドバッドの冒険」については、本書で触れられてないので、別に読みましたが、大人風味のアラビアンナイトを感じられてまあおもしろかったです。
ちゃんと読むことはなかなかなさそうだしね。 -
千夜一夜物語のなかから著者が選んだ12の物語を翻訳、またそれについて著者自身の見解を独特の軽やかで馴染みやすい文体で著したアラビアンナイトダイジェスト風エッセイ。
十八世紀初頭にフランスの東洋学者アントワーヌ・ガランが、アラビア人が古くから語り継いできた膨大な量の物語を翻訳、編集して世界に広めたのが千夜一夜物語だと考えられているらしいです。
おもに庶民たちの間で語られていたものであるため、物語には必ずといっていいほど妖艶な美女とのベッドシーンが盛り込まれているのでそのたびに「またか(笑)」ちょっと笑ってしまいました。
千夜一夜物語は「アラジンと魔法のランプ」とか、「シンドバッドの冒険」とか「アリババと40人の盗賊」とかのワクワクするような冒険譚というイメージを抱いていたのですが、実はかなり大人向けの物語だったんですね。
それにしてもブドゥル姫の赤い宝石って一体なんだったのかな。 -
千夜一夜物語って名前は聞くけど、実際どんな話なんだろう?というそこのあなたにおすすめ。これは続きが気になって処刑が免れるのも納得。
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阿刀田高の翻案もあってのことか、アラビアンナイトのエキゾチックかつエロチックで、面白い話が満載。
自分がシャーリャル王になったつもりで、夜な夜な読んだが、これは千一夜続くわなと思うくらいだった。
バートン版の本で、本当に全話読みたい。 -
阿刀田高著『アラビアンナイトを楽しむために
(新潮文庫)』(新潮社)
1986.12発行
2024.9.23読了
ササン朝ペルシャのシャーリャル王は、夜ごとに処女を求めて夜伽をさせ、朝が明けると殺すという日々を過ごしていた。ついには、町中から処女がいなくなり、大臣の娘シャーラザッドがみずから夜伽の役に立候補する。シャーラザッドは王の枕辺でたぐいまれな物語を語るのだが、その物語のあまりの面白さにシャーリャル王はシャーラザッドを殺すことができず、ついに千夜と一夜目、シャーラザッドは王の悪習を止めさせることに成功する。
以上が千夜一夜物語の大枠であり、有名な「アリババと40人の盗賊」や「アラジンと魔法のランプ」や「シンドバッドの冒険」は、シャーラザッドが語る物語の一つである。
残念ながら、本書では上記の有名な物語の紹介は行われておらず、それ以外の12話が収録されているにすぎない。
本書で阿刀田高も述べているところではあるが、物語自体が熟していないこともあり、冗長で焦点が定まらない部分があって、読んでいて退屈な箇所もあった。阿刀田高にとっても書きづらい内容だったのではなかろうかと推測する。
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001839131 -
『バートン版千夜一夜物語』の副読本として
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アラビアンナイトと千夜一夜物語。
どちらも名称は知っていたけど、中身は????
同じものだったのね。
概要もわかったし、アラジンもアリババもこの物語のひとつだったんだ。
一つ一つの物語を今の大人が読むと陳腐なものだけど、昔々は人々の心を癒やし、楽しましたのでしょう -
シンドバットやアラジンなどの主要エピソードがなかったのは残念だったが、毎度分かりやすく面白いトーンで概要を解説してくれるので読みやすい。
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似たような寓話とか訓話が世界中の至る所で作られてるのおもしろいな
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アラビアンナイトに対する知識は、冒頭に奥様が著者の問いに答えたよりも少ない。玉石混交で石が多いとなると、全部に当たらずとも本書で十分な気がする。知っていますかシリーズの旧約・新約聖書を読了直後に本書を読むと、いきなり俗の世界に紛れ込んだ印象。アラーの神がおわすイスラム世界(当時)の、男女の営みに対する自由さが感じられた。
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モリミンの『熱帯』でマルドリュス版の『千一夜物語』がたびたび登場したので、そういえば…と思い手に取った。ちなみにアラビアンナイトと千夜一夜物語と千一夜物語は同じものだが、バートン版、マルドリュス版、ガラン版、東洋文庫版と版はいくつかあり、異なる物語が入っていたりする。阿刀田氏の文体も森見氏に負けず劣らず面白いので、そこの森見ファンのあなたも読んでみては?
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阿刀田さんが選んだ12編の物語のなかで、自分がシャーリャル王だったら殺してしまいそうな面白くない話もあるが、きっと夜伽プラスお楽しみがセットになっていた千夜一夜なので仕方がない。
現代人にも読みやすいようにまとめるのは大変な仕事とはいえ、最後まで読ませるのはやはりプロです。 -
2017年11月12日に紹介されました!
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知らない話ばかりで、自分の教養の無さを痛感した。
性にまつわる話が多く、人間の根源は古くから欲望である。 -
アラビアンナイトの中から12話を取り上げて紹介した短編集。最後の「人生は運か実力か」(縄作りのハサンの物語)、なかなか含蓄がある話だった。もって生まれた運や巡り合わせって絶対にあるよなぁ。まあ、運も実力のうち、ということか。
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有名なアラビアンナイト、千一夜物語の中で語られる話。
どういう話で、どういう内容なのか。
元を知らないので、はしょられているのか
そのままなのかも知りません。
おとぎ話や童話が好きなら、それだけで楽しいかと。
似たような知っている話、もありましたが
ほとんどが知らない話。
作中でも言っていますが、美男美女が多い上に
一目ぼれをしてそのまま、も多い。
ここまでうまくいくのか? というものも。
ご都合主義と言ってしまってもいいかも?
とはいえ、ただの『お話』です。
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