七つの怖い扉 (新潮文庫)

  • 新潮社
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本棚登録 : 974
レビュー : 109
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101255255

感想・レビュー・書評

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  • 阿刀田 高, 高橋克彦, 小池真理子, 乃南アサ,
    鈴木光司, 宮部みゆき, 夢枕獏。

    贅沢なメンバの割りには・・・・うーん。
    期待値が高すぎたか?  ><;;

    鈴木光司の話は「リング」の続きにあたる話・・・。
    もういいって。

  • 怖い話詰め合わせ。なにが怖いかは人により違う。幽霊だったり怪獣だったり虫だったり人だったり集団だったり噂だったり。まんじゅう怖い。

  •  井戸が主役の「迷路(阿刀田高)」、イマイチ乗り切れない「布団部屋(宮部みゆき)」、とてもオチがすばらしいと感じた「母の死んだ家(高橋克彦)」、妹と両親を亡くした少女というお決まりの展開だがなぜが読みいってしまう「夕がすみ(乃南アサ)」、ローズマリーの赤ちゃん風の「空に浮かぶ棺(鈴木光司)」、オチもいいし、展開もアップ店舗で小気味良い「安義橋の鬼、人を喰らふ語(夢枕獏)」、評判がいい割には駄作だと思う「康平の背中(小池真理)」の七つの怖い話。

     いろんな作家の展覧会的な作品集だ。得手不得手はあるだろうが、それぞれに色が出ていて面白い。特段これと思うような作品はないが、当たり前の展開と結末を上手に書ききった乃南アサって、次に読んでみようかな。

  • 多くの著名な方々によるホラーではなく、ブラックな一冊。
    夏に読むべきものだと信じて買ったのですが(笑)、この時期に読み結局怖いんじゃなくって、フフフと言わせるものでした。
    この本を読んで、これら作家さんの本を新たに読んでみようと思わせる良いきっかけになりました。
    読みやすさと内容に星4つ。

  • 「迷路」 阿刀田高著
    ゾクゾクする怖さですね。物語の終わらせ方が、また上手い!そういう遺伝って本当にあるのかしら、と考えてしまいます。

    「布団部屋」 宮部みゆき著
    以前に「あやし」の中でも読んだのですが、再読。人間の温かさと怖さのバランスが絶妙です。この時代物特有の雰囲気が好き。

    「母の死んだ家」 高橋克彦著
    高橋氏は秘められた過去や記憶を扱った作品がピカイチにお上手ですね。誰にでも思い出したくない出来事はあるもの。妙にリアルです。

    「夕がすみ」 乃南アサ著
    かすみちゃん、怖っ!!大人になれば彼女の考えも変わっていくのだろうか…。無邪気な悪意ほど恐ろしいものはありません。

    「空に浮かぶ棺」 鈴木光司著
    この物語は鈴木氏の代表作である「リング」や「らせん」などにリンクする作品らしいです。これだけでも楽しめる作品になっているはず…なのですが、正直あまり面白くありませんでした。「リング」や「らせん」を読んでいる方なら楽しめるかと思います。

    「安義橋の鬼、人を噉らふ語」 夢枕獏著
    これは面白い!語り口も新鮮な感じです。夢枕氏の作品をもっと読んでみたくなりました。

    「康平の背中」 小池真理子著
    後味の悪い怖さです。昭代と克也が怖過ぎです…。最後の一言「まんじゅう」が効いてますね。

  • 全然怖い話がないし、「この人たち、ほんとに怖がらせようと思って書いてるのか?」と思うようなものが多い。怖い話、というのは意味がわからない、謎めいたものが出てくるので怖くなるのだと思うが、それをあんまり変な組み合わせでやるとただちぐはぐでコミカルなだけだし、種明かしのような説明の場面を設けてもそれはそれで興醒めというか、バカにされたように感じて、は? と言いたくなる。全体としてただの荒唐無稽な話が多く、むしろ笑える。はっきり言って駄作ばかりだ。
    ただ、最初の阿刀田高の井戸の話は出来が良い。というかいまとなってはこの短編はそこそこ有名になっているのではないか。

  • みすく面白かった。宮部さんのホラーはやはり時代物なんですね。現代ものも読んでみたい。記憶に残ったのは母親の自殺した別荘で母の気持ちと行動を知る「母の死んだ家」と小池真理子の「康平の背中」。やはり小池真理子のホラーは良いなぁと思う。怖さと切なさがあって。鈴木光司の「空に浮かぶ棺」は「リング」の貞子が生まれた時の話かな?

  •  みごとに怖い話ばかりでした。宮部みゆきさんや夢枕獏さんの作品がとくに面白かったです。ただ、怖いから朝の電車で呼んでいたのに、怖かったです・・・。

    「迷路」。こんな童話をどこかで読んだことがある気がして、途中でオチがわかってしまいました。怖かったけど。

    「布団部屋」。面白かったです。やっぱり宮部さんの作品は引き込まれます。特に今回のような時代物が好きですね。

    「母の死んだ家」。ホラーって感じでした。とにかく怖い怖い・・・って思いだけで読んでいました。

    「夕がすみ」。かすみちゃんの容姿を想像したらぞくっとしますね。これはかずみちゃんのこの後の物語が気になります。

    「空に浮かぶ棺」。怖いのですが、本編のリングを読んでないから・・・。

    「安義橋の鬼、人を喰らふ事」。怖かったですね。追ってくる鬼、迫力があってすごくドキドキしました。やっぱり夢枕獏さん良いですね。この作品に清明が絡んでいたら、この人助かっただろうに・・・。

    「康平の背中」。これはすみません、よくわからなかったです・・・。

  • 2017年、28冊目は、主に隙間読書用にしていたアンソロジー系。

    名だたる、7作家のアンソロジー。微妙なのは、BOOK・OFF系でやたら見かけるコト。

    印象に残ったのは、宮部みゆき『布団部屋』くらい。 夢枕獏が次点かな……。

    ホラー的1冊なれど、ホラー好きには、間違いなくモノ足りない。良くも、悪くも中途半端。

    しかも、コレが、全て書き下ろしって……。

  • ベテラン作家7名のアンソロジー。お得感がある。

    迷路/阿刀田高
    意味がわかると怖い話によくにた話があったが、ゾッとさせる文体が作家ならでは。

    布団部屋/宮部みゆき
    読みやすく、いい話っぽい。途中かなり不気味なので、最終的にことの因果を説明しきってしまうのはもったいない気もした。因果の元凶の男は鬼なのか、鬼になったのか。

    母の死んだ家/高橋克彦
    作家のトラウマには同情するし、うっかり不思議な巡り合わせのように思わせられかけるが、そもそも山崎くんが方向音痴でなければこんなことにはならなかったんではないかと思わないでもない。

    夕がすみ/乃南アサ
    お兄ちゃーん!!ホラーにはありがちな話だが、家族の描き方、かすみの造形がよい。

    空に浮かぶ棺/鈴木光司
    えー、アンソロジーなのにリングの番外編書いちゃう?それは反則じゃなーい?自分の作品知ってる前提は傲慢だしちょっと不快。他でやってよ。

    安義橋の鬼、人を噉らふ話/夢枕獏
    コミカルで面白いけど、鬼が死ぬのはなんでなのか?ブロマンスなのか。

    康平の背中/小池真理子
    読んだ感覚は結構好きな話なんだけど、話の筋をなぞるとなんだかモヤモヤする。結局どういう話なのよ。

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著者プロフィール

阿刀田 高(あとうだ たかし)
1935年東京生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学科に入学し、結核を病む。大学卒業後は国立国会図書館に司書として勤務。『ころし文句』を長崎寛と著し、これがデビュー作となる。兼業しながら著作を刊行していたが、『ブラックユーモア入門』がベストセラーとなり、作家一本に。
1978年『冷蔵庫より愛をこめて』が直木賞候補。1979年『来訪者』で第32回日本推理作家協会賞、1979年『ナポレオン狂』で第81回直木賞、1995年『新トロイア物語』で第29回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。2003年紫綬褒章を受章。2018年文化功労者に。
古典に親しんでいたことから『ギリシア神話を知っていますか』などのエッセイも著名。
2007年から日本ペンクラブ会長。直木賞、新田次郎文学賞、小説すばる新人賞選考委員、講談社『小説現代』のショートショート・コンテスト選考をそれぞれ務める。

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