闇彦 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 33
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101255385

作品紹介・あらすじ

作家である「私」の眼前に見え隠れする不可思議なあやかし「闇彦」。幼い記憶の奥底に残るお婆あの言葉、急逝した同級生の少女、海が見える山中の鄙びた温泉宿で語られる「まれびと」の物語、ギリシャの血をひく美貌の女優。人生の要所要所に現れる「闇彦」は、「私」に何を伝えようとしているのか……。短編小説の名手が創作の秘密を初めて明かし、物語の原点にせまる自伝的小説。

感想・レビュー・書評

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  • 味があって面白かった。作家のマインドに興味があったら余分に楽しめる。ミステリーでもないしエンタメってわけでもないけどストーリーがあり楽しめた。

  • 自伝的小説と背表紙に書かれていたが、主人公が生まれたには終戦直後とのことで、著者の生年(1935年)と合わず。
    著者の作品はあまり読んでいないが、今後はできるだけ読んでいく考えである。

    闇彦は、著者の想像によるものだが、その位置づけは、
    ・海彦 海を支配する
    ・山彦 山を支配する
    ・闇彦 闇を支配し、死の世界に君臨する・・・とか。

  • 人生の交差点に集まるストーリー。

    (以下抜粋)
    ○岩を山のてっぺんに押し上げることにはなんの意味はないけれど、
     シーシュポスが一歩一歩押し上げ、
     そこに自分の情熱を籠めて生きることには意味がある。
     生きるというのは、そういうことなんだって(P.130)

  •  阿刀田氏の短めの小説。自伝的とあり、また創造の原点との帯にもつられ読んでみた。少々難しいというかとっつきにくい内容。

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