ぶっかけ飯の快感 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 91
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101259437

感想・レビュー・書評

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  • さらさらっと流し読み。C級グルメがたくさん載ってました。色々やってみたいものがありました。

  • 「味覚人飛行物体」小泉先生の食への飽くことのない関心と先生独自の秘蔵レシピがイッパイ。この本は空腹時に読むと大変な事に・・・。

  • 帰省した実家で読もうと購入しましたが、すぐに作りたくなる料理ばかりで実家でゆっくりと過ごすこともなく、急いで戻ってきました。

  • 「ぶっかけ飯の快感」4

    著者 小泉武夫
    出版 新潮社

    p43より引用
    “特に江戸時代などでは祭りの余興や分限者(大金持ち)の
    還暦の祝いの振る舞い宴などで「大飯食い大会」とか
    「まんじゅう食い大会」とか「大酒飲み大会」といった、
    いわゆる大食らいものが催されて、
    すさまじいほどの大記録が残されているのです。”

    発酵学者である著者による、
    安くて旨くて実益のあるB級C級グルメをまとめた一冊。
    猫飯からウナギの白焼きまで、
    B・C級だけではなく特A級のメニューまで、
    著者オリジナルレシピと共に楽しい文章で書かれています。

    上記の引用は、
    カマス丼で一升飯と題された項の中の一文。
    最近では真似した人が亡くなったりして、
    問題になっていた大食いですが、
    昔々からおなじみの娯楽だったようです。
    各項目全てではありませんが、
    結構な数のレシピが書かれていて、
    作ろうと思えばすぐにでも作れる物が多いので、
    極めて実用的な一冊だと思います。
    しかしメニューを選らばなければ、
    相手によって不興を買う事になるかも知れないので、
    自分一人の楽しみとするか、
    よほど気心の知れた人と一緒に食べるのが、
    良いのではないでしょうか。
    猫飯を出しても一緒に喜んで食べてくれるような、
    そんな友人がいるのだとすれば、
    すごく幸せだろうと思います。

    ーーーーー

  • 資料ID: C0029713
    配置場所: 本館2F文庫・新書書架1

  • -

  • (2010年7月21日より読書開始)
     自称「味覚人飛行物体」による「BCD級」のグルメ本。普段スポットライトの当たらない素材を独特の表現とともに紹介し、レシピまで掲載。
     著者の食へのあくなき探究心を感じることが出来る一冊ではあるが、表現の上手さから読者も食欲が強く湧き出てくるため、ダイエット中の方には余りお勧めできない一冊(笑)。

  • 内容は確かに面白い。でもこの著者の文章に、「~です ~ます」調の文体表現は合わない。内容やオノマトペも相まってただのイタい文章になってしまう。

  • 【図書館】
    これほどうまそうに食べる人もないんじゃないかな、
    と思うほど、うまそうにご飯を食べ、それを表現する人。

    たとえば、サンマの塩焼きを食べれば、
    「熱いうちに食べると舌に旨みがこってりと乗り、
    さらに魚本来の生臭みをいぶした匂いが消してくれます。」といった具合。

    もともと、あんまり好きじゃない鮭の皮なんかも、
    この人の語り口を読んでると、
    あれを残してるのは罰当たりなんじゃないか、と思ってしまう。

    最後の決めの一言は、
    「あっという間に胃袋めがけてすっ飛んでいってしまいました。」

    いいねえー。

  • 2009/5/29 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
    2011/6/8〜6/18

    小泉先生のグルメ本。どの本を読んでも、どの記事を読んでも、独特の言い回し、オノマトペで読み手の味覚中枢を直撃するエッセイ。今作品にはレシピも詳しく書いてあるものが多数あり、すぐにでも家に帰って作りたくなる。ほんとにどの料理も美味しそうだ。今度試してみよう。(痩せないといかんのだけどなぁ)

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著者プロフィール

小泉武夫(こいずみ・たけお):1943年、福島県の造り酒屋に生まれる。東京農業大学名誉教授。専門は醸造学・発酵学・食文化論。専門的な話を、分かりやすく伝える達人。また食の未来を中心に、日本が抱える多くの大問題に挑んでいることから、「箸(★正字)を持った憂国の士」と評される。140冊を超える著作があり、小説も『猟師の肉は腐らない』、『魚は粗がいちばん旨い』など、専門的な知識に裏付けられた独自の作品が多数ある。


「2023年 『熊の肉には飴があう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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