楽園のカンヴァス (新潮文庫)

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  • / ISBN・EAN: 9784101259611

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。一つの絵を巡るアート・ミステリーというのかな。
    古書による過去の展開もあるし、現在進行系の展開もあるしで、ページを捲る手が止まらない。
    ルソーやピカソも登場し、その絵や美術史にも興味が湧く。
    ミステリー要素をちょっと紹介すると…
    ・名作「夢」に酷似した絵「夢をみた」の真贋は?
    ・絵に何か隠されている?
    ・ルソーとピカソの想い、絵のモデルとのエピソード
    ・「夢をみた」を手に入れたい者たちの真の思惑は?
    ・絵の持ち主の正体って…?
    ・最後にこの絵を手にするのは?…etc

    中学の美術の成績は「2」だった…楽しく制作したのに(T_T)w。そんな私でも楽しめる本書。
    この頃に原田マハさんや中野京子さんの本と出会っていれば、美術史に興味が湧いていたかもしれないなぁ…今からでもっ(๑•̀ - •́)و

    • 1Q84O1さん
      なおなおさん
      違いますよ!
      世間の理解が一門に追いついていないだけ!
      我々はある意味画伯ですからw
      なおなおさん
      違いますよ!
      世間の理解が一門に追いついていないだけ!
      我々はある意味画伯ですからw
      2023/06/27
    • アンシロさん
      なおなおさん、おはようございます。

      『楽園のカンヴァス』まだ読んでる途中ですが、面白いです。美術を全く知らなくても敷居低く、ストーリーに導...
      なおなおさん、おはようございます。

      『楽園のカンヴァス』まだ読んでる途中ですが、面白いです。美術を全く知らなくても敷居低く、ストーリーに導いてくれてとても心地良い(*^^*)美術館で絵画を眺めてみたいと思いました。
      2023/11/08
    • なおなおさん
      こんばんは!
      アンシロさんも読まれているとのことჱ̒⸝⸝•̀֊•́⸝⸝)
      美術を知らなくても、たとえ絵が下手くそでも関係なし!面白いですよね...
      こんばんは!
      アンシロさんも読まれているとのことჱ̒⸝⸝•̀֊•́⸝⸝)
      美術を知らなくても、たとえ絵が下手くそでも関係なし!面白いですよね〜。
      絵画について興味がわきます。
      アンシロさんのレビューを楽しみにしております。
      2023/11/08
  • 原田マハと私は、ニアミスをしている可能性があります。解説の高階秀爾大原美術館館長(作品中の宝尾館長のモデル)によると、小学校4年の時に父親に連れられて大原美術館に来館し、ピカソの「鳥籠」を見て「ヘタクソな絵!私ならもっと上手く描ける」と考え実際に描いたといいます。私は正にその同年訪館し、夏休みの宿題感想文に「鳥籠」は「見ていて暖かくで穏やか気持ちになり、全然難しい絵ではない」と書き、先生に褒められました。その褒め言葉が功を奏してその後、小学生、中学生を通じて、美術は常に5段階評価の5を獲ることになります。彼女が訪ねたのが夏休みだったとしたら、すれ違っていた可能性はゼロではないのです。でもここで、原田マハと大きな差が出ていることに、今回このエピソードを知って、私は気がついたのです。批評しかできない者と実際描く者。

    実はその後、もう一つ同じ道を歩みながら、同じような大きな差が出現していたことに、気がつきました。中学時代、私は、画家になるには画力が不足しているからムリ、漫画家になることを夢見ていました。何故画家を諦めたかというと、「鳥籠」を見たとき、同時にセガンティーニの「アルプスの真昼」という作品の感想も書いています。これにはピカソと別の意味で私は驚きました。淑女がアルプスの高原で山羊と共に佇んでいる絵ですが、油絵具の塗り重ねが素晴らしく、草原の色の洪水が、何故か草原そのものに思えました。間近に見たり遠くから見たりして、小学生の私はおそらく早々に見切ったのです。「とてもこんなの描けない」と。私は漫画習作をいくつか描いた後、大学受験のために一時中断しました。実はそんな時、同じ岡山で原田マハは少女漫画を実際に何作も描いていたというのです。一方私は80年1月、ジャンプで連載開始したひとつの作品を見て漫画家になることを諦めました。手塚漫画は真似できる。劇画は努力したらできるだろう。けれども、こんな単純な線で立体的に独創的に描く漫画はとても無理だ、と思いました。鳥山明「ドクタースランプ」です。実際に描く者と、早々に諦める者。その後私は、マンガ編集者になるのも夢見ますが、就活で、そのあまりにも競争率の高さに尻込みして諦めました(笑)。

    さて、ここから本題です(←すみません!)。

    原田マハは、81年3月まで岡山に居ました。当然、小学校以来何度か大原美術館には行っているはずです。高校生の時に訪ねた彼女は、こう思ったのではないか?

    「あゝ懐かしい!ピカソの『鳥籠』だ。ヘタクソと思ってこれより上手く描いたと思ったことがあったなあ。あの後、確かなデッサン力があってこそ、この絵だとわかって意見変えたけど」
    原田マハは美術部にこそ入りませんでしたが、高校時代はずっと漫画を描いてました。美術を観る眼は格段に上がっていました。
    そのあと、同じ部屋にあったひとつの絵にも眼を滑らします。
    「パリ近郊の眺め、バニュー村」
    彼女は鼻で嗤う。
    「これはダメね。一見丁寧に描いているみたいだけど、牛と農夫と積みわらの遠近がまるでなっていないし、光の当て方もバラバラじゃない」
    と、通り過ぎたのでした。

    その4年後、今やすっかり美術作品に詳しくなった彼女は、久しぶりに訪れた大原美術館で、もう一度この作品を観ます。その直前に見たピカソの絵は、籠と鳥との関係で、大きな発見があったのですが、この「パリ近郊ー」は更に全く違って見えました。光輝く、と言っていいのか。部屋の真ん中にある大きなソファー椅子に座り、気がつくと1時間が経っていました。
    「あゝやはり牛はこの大きさじゃなければダメなんだ。牛はそれだけで、穏やかで大きくて、このように光り輝いているんだ」それが、その時の感想でした。それはアンリ・ルソーの絵でした。

    ところで私は大原美術館の代表作エル・グレコの「受胎告知」を素晴らしいと思ったことは一度もありません。アンリ・ルソーの絵もそうです(今なら、違うかもしれません)。でも、1時間同じ絵を見ていたことはあります。そうせざるを得ない力が、「お気に入り」の絵にはあるのです。原田マハにとっては、ルソーの絵はそうだったのでしょう。子供の時から、何度も見て何度も変わっていった「絵の印象」。そういう体験は貴重です。書いていて気がつきましたが、大原美術館は滅多に混まないので、そういうことができます。企画展で美術鑑賞をする時にはあまりできない鑑賞の仕方ですね。

    数年後、原田マハはニューヨーク近代美術館に居た。その絵の前に佇むこと数時間。ふと白昼夢を見た。
    小学4年の彼女と父親が会話していた。
    「ねえお父さん、こんないっぱい絵があったら、どれを見たらいいかわかんないよ?」
    「どんな人ごみの中でも、君の友だちがいる。そう思って見ればいい。それが君にとっての名作だ。絶対に目を閉じちゃいけないよ。みつけられなくなるからね。さあ、よく見てごらん。君の人生の友は、何処にいるかな?」
    ふと気がつくと、鮮やかな緑が迫ってきた。
    熟れてこぼれ落ちる果実の甘やかなにおい。遠くで響く野獣の雄叫び。鼻先をかすめて飛んでいく極彩色の蝶の羽。冷たくやわらいものが、足の裏にひやりと触れる。女蛇が鎌首を上げて睨んでいる。ライオンも世界を覗き込む。冷たい満月。生きている女神が何かを掴かもうとする。
    アンリ・ルソーの「夢」である。
    ‥‥そうね、貴方が、私の「人生の友」よ。
    それから、一日中佇みながら、原田マハは新しく思い浮かんだ小説構想を反芻していた。十数年前にこの近代美術館がルソーの大回顧展を企画した。そのキュレーターと日本の才女をめぐる、めくるめく夢のような小説を。何時も原田マハは、夢を実現する方へ直ぐ動くから、その20数年後に出版される草稿は、その日の夜に書かれたのである。

    ‥‥と、私は「夢をみた」。

    • kuma0504さん
      まことさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
      何処までホントかウソか、そこを狙ってみました(^^)。

      マンガを描いていたのは、ホ...
      まことさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
      何処までホントかウソか、そこを狙ってみました(^^)。

      マンガを描いていたのは、ホントだと思います。これを書こうとして、急遽原田マハ公式プロフィールを見たら、そう書いてました。大学時代では、少女マンガ「ロマンチック・フランソワ」を「りぼんまんが大賞」に投稿、最終選考に残るもあえなく選外に、という華々しい(?)成果もあったようです。もっとも、そう書いていたから、てっきり美術部だろうと想定してこれを書き始めたのに、新たなエピソードを付け足さなくてはいけなくまりました(^ ^;)。まぁ、それには大原美術館に初めて行ったのは小学4年の夏休みとも書いていたので、私はホントにニアミスしていたかもしれません。まぁだからどうなんだ、とはなります。

      ネタバレすれば、
      私に関しては、事実的には全てホントで、
      高校生以降の原田マハは、私の「想像」です。
      でも、私的には「真実」と思っています。
      2020/06/05
    • トミーさん
      レビューとまことさんとの会話にまた新しい物語があって、すばらしいです。
      横からいきなり申し訳ありません。
      楽しませていただきました。「教わり...
      レビューとまことさんとの会話にまた新しい物語があって、すばらしいです。
      横からいきなり申し訳ありません。
      楽しませていただきました。「教わりました」
      2020/06/09
    • kuma0504さん
      トミーさん、コメントありがとうございます。
      まことさんのレビューで、この作品の舞台が大原美術館から始まり、なおかつ、私の好きな「鳥籠」も使わ...
      トミーさん、コメントありがとうございます。
      まことさんのレビューで、この作品の舞台が大原美術館から始まり、なおかつ、私の好きな「鳥籠」も使われていると知って、躊躇していた原田マハの代表作を紐解くことにしました。岡山と因縁ある方だし、嫌いなテーマを扱っていないので、「ハマって」仕舞うことに怖れを抱いていたのです。(←親父ギャグで御免なさい)

      人生は短く、読みたい本はあまりにも多い。

      これ以上ファンを増やしたくないんです。今一生懸命自制(^ ^)しているところです。
      2020/06/09
  • 絵画とかクラッシックとか理解できひん…
    ルソーもピカソも名前は知ってる。
    でも、それだけ…
    この小説読むと美術館とか行くと凄い引き込まれそうなんやけど、今まで、大原美術館、京都の美術館とか行った事あるけど、あかんかった(^^;;

    でも、この作品読むと絵画への情熱とか分かるし、引き込まれる。やっぱ、絵を描くのと同様に、文字を描く人か良いんやろな。
    美術ミステリーっていうみたい。殺人とかはないんやけど、絵のホンモノ鑑定での謎解きにドキドキ!
    人間違えの件は、何となくはじめから、そうかなと。

    何にでも良いけど、こんなに情熱を傾けられるのが羨ましくもあるなぁ〜
    ハイ、一気読み!(^_^)v

  • 『さあ、描いてちょうだい。あたしは、いまから、永遠を生きることにしたの』(引用、353頁)

    私たちは本が好きです。よね?
    好きな理由は人によってさまざまあると思いますが、
    その理由の1つに、「読んでる最中は、本(または作者)と一対一で向き合っている」その感覚が好きだ、というのはありませんか?
    本と向き合っているときは、現実を離れ、本の中に溶け込み、物語の中の世界を自由に歩いている。そういうときあると思います。

    「絵画というアートの中にも同じことが言えるんだ!」
    楽園のカンヴァスを読んで僕が最初に思った感想です。
    例えば登場人物の早川織絵(はやかわおりえ)が、ルソーやピカソの絵の前に立っているとき、その絵と向き合うことで、ルソーが描いたその瞬間の熱量とおなじ温度で作品の中に入っていきます。
    そんな作品が何世紀も前につくられ、長い時間を旅して私たちの前に現れる。
    永遠にも思える長い時間を超えてやってきた作品と向き合うことができる。
    そしてひとたび、作品と向き合えば、その世界には今も昔もない。
    その絵はある一瞬が切り取られている。
    絵の世界の中では、一瞬が永遠とおなじ密度で流れている。

    楽園のカンヴァスは、作品に溶け込む感覚をより密度濃く教えてくれます。
    私たちは文章の中に溶け込み、その世界を自由に歩き、その世界の中の絵と出会い、また絵の中に入り込んでいき、絵の中の住人と出会う。

    そんな感覚味わってみたくなりませんか?


    <おすすめの人>
    ・絵画ってお高くない?でも実は、、、興味がある!!
    ・美術館、博物館に行くことが好き!
    ・物語の中に入り込んで、パリの街を歩き回りたい!


    <余談>
    僕は本を読むとき付箋をつけながら読むのですが、その付箋をつけた所が、他の方の感想に同じく引用されてたんです!
    一人の孤独な読書行為なのに、いろんな人と繋がっているんだなという事実に驚きと喜びがありました。
    自分の感想もそんなバトンの一つになることを願って、この言葉を

    『アートを理解する、ということは、この世界を理解する、ということ。アートを愛するということは、この世界を愛する、ということ。』(引用、232頁) 

  • ニューヨーク近代美術館所蔵の、アンリ・ルソー「夢」。そして、その構図と酷似した、個人コレクター所蔵の「夢をみた」の出現。その真贋鑑定を巡るアートミステリー。

    作中に、多くの現実の芸術家・美術品を、巧みに表現して、創作部分を見失う程。フィクションとノンフィクションの狭間を彷徨ってしまう。美術史に詳しくない私でも、西洋美術史の一コマに心酔出来る。

    個人コレクターが、誰であるか、途中で気がついてからは、より感情移入してしまった。

    主人公織江の現在の生活から、物語は始まる。美術館の少し冷たい静寂。美術展に関わる人達の熱量。

    作中に出てくる作品は、きっと検索したくなる。そして、美術館に行きたくなる。次の美術展からは、節約せずに、音声ガイド利用します。

  • 芸術のことは全くわからないので、新しい世界に入った気分で読めました。

    アンリ・ルソーがどのような環境でどういう心情だったのかを知ることで、作品を見る目がガラッと変わるんだなと感じました。ぜひとも実物を見て肌で感じたいと思いました。日本で展覧会やってほしいな。

  • 原田マハさんの美術小説2冊目を読み終わりました。やっぱり全然美術に詳しくなくても面白かった!

    今回の話はミステリーっぽい雰囲気もありつつ、色んな形の愛の話だなと思いました。ピカソは知ってたけれど、ルソーは名前も知らなかったです。あのピカソが認めた画家がいたんですね。

    それにしても、アートを愛する人たちの気持ちが凄かったです。コレクターや監視員、キュレーターなど美術を愛する人たちの職業がたくさんあるということを知りました。そしてその方達の絵や画家に対する愛が凄い。

    最後も予測できないあっと驚かされる展開があって良かったです。

  • 他人を損得勘定無しに純粋に応援する人達が本当に眩しいと感じた。

    絵画や画家に対する感情を豊かにしたいと感じた一冊。美術館で絵画を見ても、自分にとって作品は視覚情報に過ぎなくて、特に何か心が揺さぶられる事もないのが正直なところ。美術への造詣が深い人の本作品に対する共感度は更に高いのかなあと思いが巡った。美術業界の内情についても物語を通して触れられたことも面白かった。

    1番もやもやするのは、聡明で能力も備えた織絵が何故ロクでもない男に引っかかってしまったのか。もしかしたら父親の死が彼女の心に影響を与えたのかもしれない。子供に対する親の影響は甚大で責任あるものだと改めて感じた。

  • 原田 マハ 著
    構成が素晴らしかった
    美術館の監視員から始まり キュレーターの世界
    ルソー作品の真贋鑑定
    なのに ミステリーとラブストーリーを史実に基づきながら フィクションの中で 見事に調和させている
    絵は好きで、ピカソはあまりにも有名だが…ルソーの事はあまり知らなかった(絵は知っているが…)アンリ.ルソーを敬愛する 2人の主人公のティムと織絵が見せてくれた ルソーの世界観 作品に対する情熱が伝わってきて まるで そこにルソーが居たような臨場感さえ感じられた ルソーの人となりも ピカソの広い心も感じる事が出来た。
    ストーリーは
    ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは――。
    原田 マハさんの美術作品に対する情熱もさることながら、そこに 物語を(人の人生を)生み出してゆくあたりが 素晴らしいと思った。
    あの 2人が読んだ古書の文面には 思わず 涙してしまった。ルソーの「夢をみた」に 全ての想いが集約されているような…素敵な作品でした。
    山本周五郎賞受賞作。

  • 後半止まらなくなって一気に読了! 面白かった。
    名前違いでこんなことまでしちゃう?って、ちょっと外国エンタメ系のノリだなと進めましたが、そこもちゃんとスカッとさせる要素になっていて、よくできているっーと唸りました。
    ゲルニカで湧いた絵画への興味をまた少しアップしてもらいました。この目で確かめたいな。『夢』。『夢をみた』?

著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

原田マハの作品

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