名古屋学 (新潮文庫 い 54-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101260211

感想・レビュー・書評

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  • 名古屋のこと少し詳しくなれた気がします。

  • 名古屋(を中心とした文化圏)の解説本

    僕がこっちに来てから15年くらい経つわけで、
    人生の中で一番長く住んだ土地になるまであと数年
    こっちの文化や風習に大きくに面食らった事はないけど、ちょっとした違和感が地元民との差異を感じる機会はあった
    これを読むと「確かにこんなことあった」と思い出せる


    上司がメーカーの見積もりでさんざん値切って導入がほぼ決まった末に「4の数字は縁起が悪い」という理由でさらに端数を値切ってた事あったなぁ
    「では、切り上げましょうか?」と切り返しをする営業さんもなかなかだと思ったけどさ
    結局切り捨てで丸まった数字で決着したあたり、書かれてあることが全くの嘘というわけではないというのは実感としてわかる

    ただ、僕が交流のある人で生粋の名古屋人ってあまりいない気がするんだよな


    会社が無借金経営で銀行がむしろ頭を下げに来ると言うのはよくわかる
    実際に、うちの会長が取引銀行の支店の駐車場で「駐めにくいな」と言っただけで、その日のうちに改修工事が入ったという噂があったけど、その真偽はどうなんだろうな?
    あと、そこの支店はうちとの取引でもってるようなものというのも含めて、どこまで本当なんだろうな?

    銀行から借金できるのも会社の信用のうちという意見もあるけど
    会社の規模に対して必要以上に負債を負わないというのもまた真なんじゃなかろうか


    結婚の文化に関しては、町中で結婚用のトラックなんて見かけた事がないので、まったく実感がない
    かなり昔はあったんだろうけど、今もそんな風潮があるのか?


    食文化に関しては、合わないわけではないけど、そんなに好き好んで食べるほどではない といった感じでしょうか
    でも、うちの冷蔵庫にも「つけてみそかけてみそ」が常備され、甜麺醤がわりに中華で甘い味付けするときに使ってるな
    ただ、カツとかおでんとかには使わないので、一般的な名古屋での使われ方とは違ったものになるかな


    言葉に関しては、イントネーションの違う人がたまにいるので、「地元民かな?」と思うくらい
    某市長みたいなのは見かけた事ない



    個人的な感覚としては「大いなる田舎」と言われているのがしっくりくる
    実際に僕が住んでるところも、30~40分車を走らせれば都市の中心にいけるくらいの距離感にもかかわらず、畑や田圃が広がるのどかな環境なわけで
    一地方の感覚のまま都市的なメリットを受けられる土地と考えたら、結構住みやすいところだと思うんだよね

  • 父から借りていたもの。
    特に言語学の部分は、身近にいる名古屋人を思い浮かべながら読んでなるほどなと感じるところが多かった。
    竹下景子も名古屋出身だったのね。

  • 名古屋のことを知ろうと思って。しかし如何せん古い本で愛知万博を未来のこととして語っているものだから端々で「???」となった。
    全国の飲食店のうち喫茶店は15%程度である一方で名古屋の飲食店では喫茶店が40%の割合を占めるそう(発刊当時)。

  • ブックオフで購入する。再読です。正直、期待はずれです。出来が悪い本ではありません。期待が高すぎただけです。

  • 名古屋人の考え方、その背景、文化、スポーツ、書いてあること全てに納得がいく。名古屋の方には失礼だが、読んでいて大笑い。
    しっかりと名古屋人だというカラーがあるのは、むしろうらやましい。

  • 名古屋人として、自分の故郷を再認識できた本!

    この本を読んで、何に役立つっていったら、何にもだけど、名古屋人は、「そうそう!」と納得でき、他県民が読めば、名古屋がよく分かるのかと思う。

    でも、行き過ぎな表現がありすぎます。

    だで、100%これを信じてもらったら困るわぁ(*´・д・)(・д・`*)

  • BOOKOFF100円コーナーで購入。名古屋が偉い的なことばかり書いてあってつまんなかった。名古屋=日本ってなに

  • 内容が古い。が、表紙イラストがたまらない。

  • 080914(s 080921)

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著者プロフィール

1950年生まれ。愛知県立明和高校から東京大学文学部へ。卒業後、出版社勤務を経て編集企画会社エディットハウスを設立し、出版プロデューサー、ノンフィクションライターとして活躍。著書に『新・出身県でわかる人の性格』『新・不思議の国の信州人』『日本全国都市の通信簿』『名古屋学』『博多学』『札幌学』『広島学』『鹿児島学』『「城下町」の人間学』『語源に隠れた世界の歴史』ほか多数。

「2016年 『「いい夫婦」の旅術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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