- Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101260259
作品紹介・あらすじ
瀬戸内のおだやかな気候にめぐまれながら、赤ヘル軍団の応援となると、なぜかくまで彼らは熱くなるのか?消費、健康など各種の統計では、日本人の平均像ともされる広島人だが、やはり独特の気風と慣習が、あの熱を育んでいた。世界遺産・原爆ドームやお好み焼き、ヤクザ、チンチン電車だけではない100万都市の奥の奥。地理、歴史から観光まで、知られざる広島に迫る薀蓄、蘊奥の一冊。
感想・レビュー・書評
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広島人としては複雑な気持ちになる本。なんとなく、5行に一回はバカにされてる気持ちになる。あと、所々論理破綻があって、納得できないところも。もっと深い考察があると、広島人でも頭に来ないで読めたのかなーなんて(笑
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「カープは日本一じゃ!!」「5月までじゃけどのう・・」 今年も表紙の通りになってしまった。
広島と言えば、カープとお好み焼きと市電。宮島と原爆ドーム、平和公園。以上! 最近はそれにサンフレッチェかな。カープよりも点は取る。取られもするけど、
著者は「名古屋の品格」「博多学」「札幌学」など、地方学の〈権威〉。調べているうに、書いているうちにその地域をたまらなく愛していく・・・・そんな心性の持ち主らしく、まあ広島への愛情に満ちている。とりあえずの県民だけど、こんなふうに書かれると、他県の人にちょっと自慢もしたくなる。他県出身で今たまたま広島に住んでいる人に最適の本と言えるだろう。地元に帰って、広島を自慢して欲しいものである。
それにしても、カープは広島の誇り。カープのおかげで(最近はサンフレッチェも)、広島県人同士は世界中のどこで出会っても、すぐにカープの話題で打ち解けられる・・・・そんな様子をいつも羨ましく思っていた、とファジアーノ岡山の社長がある講演会で話したのを聞いたことがある。岡山のファジアーノをそんなチームにするんだ、と言っておられた。広島はもうそんなチームを持っている。幸せなことだと思った。 -
広島人のあるあるがたくさん。歴史を踏まえて今の県民性があるようだ。
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カープの熱狂的ファンで、生涯ベスト映画は「仁義なき戦い」で、B&Bの「もみじまんじゅう」でお笑いに目覚め、奈良より宮島の鹿の方がかわいく見え、一番の衝撃ヌードは小原靖子だった私にとって広島は一番好きな街。いいところ悪いところあるが、ずっとらしさを失わないでほしい。
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「小原靖子」って誰?←誰でも良いけど
私は「転校生」を観た時に、小林聡美が、バーンと出した時に、「これはイタイよ」って思いました(iy...
「小原靖子」って誰?←誰でも良いけど
私は「転校生」を観た時に、小林聡美が、バーンと出した時に、「これはイタイよ」って思いました(iyoharuka13さんのとは、ちょっと違うかな)。。。2014/02/28
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広島に行くのに勉強がてら読んでみた。褒めてんのか馬鹿にしてるのかは分からんけども、広島県民でない人が書いたものだから客観性があって逆にいいのかもしれない。色々な情報がまとめられてるので、広島について何も知らない人が読んでみるのにはおすすめ。考察も少しある。
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「岩中祥史」の『広島学』を読みました。
たまたま帰省した際に立ち寄った古書店でみつけた一冊です。
地元広島ネタが満載だったので、ついつい買っちゃいました。
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瀬戸内のおだやかな気候にめぐまれながら、赤ヘル軍団の応援となると、なぜかくまで彼らは熱くなるのか?
消費、健康など各種の統計では、日本人の平均像ともされる広島人だが、やはり独特の気風と慣習が、あの熱を育んでいた。
世界遺産・原爆ドームやお好み焼き、ヤクザ、チンチン電車だけではない100万都市の奥の奥。
地理、歴史から観光まで、知られざる広島に迫る薀蓄、蘊奥の一冊。
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本書に収録されている内容は以下の通り。
序――「前へ」「外へ」の広島人気質
第一章 広島は世界遺産だけじゃない―土地柄と観光・交通―
この街を知るにはチンチン電車から
市民の足「ヒロデン」小史
街の中心部へ
二つの世界遺産・宮島と原爆ドーム
瀬戸内海を渡って道後温泉へ?
それでも観光資源が少ない
「4時間」のカベ
じつは「広」くなかった
第二章 広島人は平均的な日本人?―気質と歴史―
えびす様の祭りと暴走族
『仁義なき戦い』と広島ヤクザ
広島弁のインパクト
広島は「日本の平均」は本当か?
関東から来た毛利氏、尾張から来た福島氏
幕末で後れを取った浅野氏
軍都・広島への道
戦艦大和も建造された海軍の街「呉」
原爆投下がもたらしたもの
第三章 広島は「はじめて」が一杯―全国に誇る起業・発明―
万年筆の「セーラー」
ヨーグルトの「チチヤス」
パンの「アンデルセン」
バウムクーヘンとホットドッグ
ふりかけ「旅行の友」
軍用食の代表「缶詰」
ルーツは竹原の酒蔵「ニッカウヰスキー」
かっぱえびせんの「カルビー」
お好み焼きには「オタフクソース」
防虫剤の「フマキラー」
喫茶店も、「モーニングサービス」も
第四章 世界へ飛び出す広島人―移民、教育、出身有名人―
ハワイへ、そしてアメリカ大陸へ
進取の気風は貧しかったから?
移民は真宗信仰の影響?
北海道の開拓へも
チャップリンの日本人秘書
多士済々が輩出の教育都市
高い比率の有名大学進学者数
進学校の“御三家”
甲子園を席捲した「広商野球」
カリスマになったエンターテイナーたち
世界に挑戦するアスリートたち
活躍する日系人のルーツ
第五章 何はなくとも赤ヘル軍団―市民球団「広島カープ」―
カープが絡むとおだやかさも一変
“市民球団”誕生
スタート時から金欠球団
寄付と募金で出来た広島市民球場
カープ・ファンの血は熱すぎる!?
熱くなるのは五月まで?
“赤ヘル”旋風で悲願の初優勝
赤ヘル軍団の助っ人たち
新球場で経営は好転するのか?
第六章 広島の弱点はここだ!―将来への期待―
マツダなしでは成り立たない?
もうひと工夫ほしいイベント
サービス精神が欠如?
定番のお好み焼き、注目のつけ麺
A級グルメにも期待
日本一の酒どころのいま
「もみじ饅頭」は美味しいけれど……
あとがき
参考文献一覧
書かれていることの全てが正しいかどうかはわかりませんが、、、
感覚的には、あぁ、そうだなぁ… と納得することが多かったです。
「汽車」といえばJRの電車、「電車」といえばヒロデン(路面電車)、「青バス」は広電バス、「赤バス」は広島バス、おにぎりは「むさし」、うどんは「ちから」… 等の常識を思い出し、
「山の多さ、逆にいうと平地の少なさが、広島という都市の風土に、またそこに住まう人々の気質や意識にさまざまな影響を与えている」との解説に、広島の山と山に挟まれた谷沿いの村落に育った私にとっては、とても実感でき、
「さばく(=散らかす)」、「たう(=手が届く)」、「はぶてる(=ふてくされる、すねる)」、「みてる(=物が減ってなくなる)」、「たちまち(=とりあえず)」、「げに(=本当に)」、「いぬ(=立ち去る)」… 等の方言(子どもの頃は使っていましたね… 今でも一部使っているかな)を懐かしく感じ、
万年筆の「セーラー」、ヨーグルトの「チチヤス」、パンの「アンデルセン」等、広島がルーツなモノを誇りに感じ、
母校が紹介されていることに(ちょっとだけですけどね… )、少し驚き、
等々、懐かしかったり、新たな発見に誇りを感じたり、驚いたりと、広島出身者として愉しく読めました。
でも、他県出身者にとっては、愉しめないかもね。 -
岩中祥史(よしふみ)著「広島学」、2011.6発行。広島と広島県民のことをよく調査された書と思います。①土地柄と観光・交通 ②気質と歴史 ③起業・発明 ④移民・教育、出身有名人 ⑤広島カープ ⑥将来への期待 の6つの章立てです。広島にないのは地下鉄とマナーだけと記されてますが、今はマナーは上々ではないでしょうか(^-^) カープは昔から広島人の日常そのものですね。また、独特の方言である広島弁はインパクトが大ですね。わし、うち、じゃけえ、ほいでのう、してみいやあ、こがーに・・・等。
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広島が先進的な人が多いのは発見。広島に住んだことがない人が、広島県人をどうのこうの言うのもどうかと。2016.11.20
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広島は、一度仕事でいったきりだな。