母さんの「あおいくま」 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2014年11月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784101262710

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

大切なことをそっと教えてくれるこの作品は、短くて読みやすいながらも、心に深く残るメッセージが詰まっています。著者の人柄が伝わる内容は、押し付けがましさがなく、自然に思考を促します。「あおいくま」の言葉...

感想・レビュー・書評

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  •  ものまねタレントのコロッケさんが小さい頃にお母さんに教えられた大切な言葉。それは

     ①あせるな
     ②おこるな
     ③いばるな
     ④くさるな
     ⑤まけるな

    でした。タイトルの「あおいくま」は、この5つの言葉の頭の文字をとったものです。
     今のコロッケさんの原点は、このお母さんの教えにあったようです。また、コロッケさんもコロッケさんのお母さんもお互いを本当に大切に思って生きてこられたんだなあということが文章にあふれています。
     この本の中でコロッケさんが『母が教えてくれた「あおいくま」は確実に、僕を生きやすくしてくれている。』と語られています。現在のコロッケさんになるまでには様々なご苦労もたくさんあったでしょう。でもこの母の教えや人生の先輩でもあると触れられているお母さんの生き様に支えられてきた部分も大いにあるのでしょう。最後の方にコロッケさんとお母さんの2ショット写真がありましたが、2人とも良い表情をされていましたよ。解説のさだまさしさんの文章もとても温かみあるものでした。
     こちらまでしあわせのおすそ分けをいただいたような気持ちになりました。

    ・「人にやさしくされることがどんなにうれしいことか、きちんとお礼をすることがどれほど大切か、きっとみな頭ではわかっている。でも、そのうれしさ、大切さも身をもって体験していないと、とっさのときに行動に移せないような気がするのだ。」
    ・「あせったって、いいことはない。今できることを精一杯やろう。毎日、そう自分に言い聞かせた。」
    ・「この言葉は人に対して「負けるな」と言っているのではない。自分に対して「負けるな」と言っていたのだ。…(中略)その道を自分に負けることなく歩いていけばいいんだ。「自分に負けるな」だったら、僕はまだまだ、いくらでもがんばれる。」
    ・「努力していないのに、努力しているふりをしている人。成果が上がらないのを他人のせいにする人。そういう人を見ていると『もったいないなあ』と思う。そうやって、くさっている間にやるべきことはいっぱいあるはずなのに。やるべきことをやったら、一歩でも二歩でも前進できるはずなのに。」
    ・「謙虚にうぬぼれろ」『「うぬぼれる」は漢字にすると、「自惚れる」。「自分に惚れる」ということだ。…(中略)自分に「惚れるのと」「酔いしれる」のは違う。酔いしれていたら、目は曇る。ただの「はだかの王様」になってしまう。』
    ・「世の中、いろんな人がいる。そして、人の心は風向きひとつで変わる。『こういう人にならないようにしよう』、そういう目線で見ていると、いいお手本は周りにたくさんいる。」
    ・「その人間の値打ちは最期の瞬間にわかるのだから。」

    ・「『みんなの笑顔が好き』という得難い宝石が彼(コロッケさん)の胸の内に誕生したのも、きっとお母さんの『笑顔育て』という魔法によるものだろう。」(解説より)
    ・「愛が勝ちすぎれば客観性を失い、毒が勝てば嫌味になる。」(解説より)

    • きたごやたろうさん
      「いいね」ありがとうございます。

      あのコロッケさんの作品ねー!
      興味ありです♪
      「いいね」ありがとうございます。

      あのコロッケさんの作品ねー!
      興味ありです♪
      2025/11/25
  • テレビのひょうきんで面白いコロッケさんしか知らなかったのでとても驚きました。

    決して押し付けないけれど、大切なことをそっと教えてくれる。
    短くて読みやすいけれど心に残る、そんな本でした。

  • あ、せるな
    お、こるな
    い、ばるな
    く、さるな
    ま、けるな
    どこかで聞いた気がしたのですが
    思い出せずにいました
    何も知らずにこの本を読んで
    いい言葉だと思いました

  • コロッケさんの人柄が伝わる良い読後感。
    「あおいくま」 だけでなく、
    •偉くなっても、威張らない(本当に偉い人は威張らない)
    •相手によって態度を変えない
    •怒らない(怒ると何か大事なものが逃げていく)
    も大事ですね。見習います。
    東北震災後にお笑いボランティアをやって、被災した人たちの言葉を「聞く」のを大事にしているのも聞いて、コロッケさんのイメージが変わった。大事な事が解ってる人なんだな。これからも元気で頑張って欲しいです。

  • めっちゃ泣いた。人間、それぞれに生きていると自然と、経験や周りから言われたことなどで、誰もが、その心の中に人生哲学ができていくと思うが、それがすごくシンプルで、何か困ったことが起こった時にそれでくよくよするのではなく、そこからばっと見方を変えてしまえるのがすごい。

    一秒後に何が起こるかなんてだれも予測できないし、一秒前に起こったことは誰にも変えられないし、でも一秒後に起こることは自分が決められる。

    やっぱり状況ではなくて、その時の心ありようなんだろうなと思う。人生哲学は、それだけを聞いてもなかなか身に沁みない、その人だけの経験に裏打ちされて、やっと身につくものなんだと思う。

    考え方を変えてみたらいいよ、なんて誰にもいえない。でも、どんな状況でも、考え方によっては大丈夫だよ、いま笑っていられれば大丈夫、というのは勇気づけられる。熊本の震災は大丈夫だったんだろうか、と今さらながら思い、調べてみようと思う。

    ある貧乏な一家の、小さな居間で起こっていた小さな笑いの渦が、大きく大きくなっていった。その様子がよかったし、誰もが、そういう子どもの頃とかに感じた小さな楽しさやわくわくが、幸せの元になっているんじゃないのかなあと思った。自分だけのものまね、のような一見するとなんだそれ、というようなものを、みんな心に持っているような気がする。

  • 20180406 帰宅通勤の中で一気読み。ここまでものまね一本にしぼって30年以上活躍できるのは、日常のこころがまえ次第なんだと思う。

  • これを読んで、コロッケさんのことを嫌いになる人はいないはず。ステキです。コロッケさんもすてきなら、お母さんもステキです。

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著者プロフィール

本名:滝川広志。
1960年、熊本県出身。
NTV「お笑いスター誕生」でデビュー。TV・ラジオ等に出演する傍ら、全国各地でのものまねコンサート及び、全国の大劇場での座長公演を定期的に務める。
現在のものまねレパートリーは300種類以上となり、常に新境地を開拓している。海外でもアメリカ・ラスベガスを始め、世界各国公演も大成功を収めた。
ゴールデンアロー賞・大賞及び芸能賞、浅草芸能大賞・新人賞、2013年には松尾芸能賞・演劇優秀賞、文化庁長官表彰、日本芸能大賞を受賞。
また、芸能活動の傍ら、東日本大震災被災地支援活動を精力的に行い、2012年防衛省防衛大臣特別感謝状を授与される。
映画やドラマなど、俳優としても円熟度を増している。

「2018年 『ありがと うんぴ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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