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- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101265117
感想・レビュー・書評
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棋士であり将棋記者である老師・河口俊彦による棋界エッセイである。羽生のデビューから7冠をとる前夜までが描写される。羽生・佐藤・村山・森内らの羽生チルドレンのデビューは衝撃をもって受け止められつつも、この時点では、「終盤が異常に強い単なる技術屋集団」「将棋界の伝統を打ち壊すには至っておらず、その兆しもない」との表層的な受け止めしかなされず、淡々としながら将棋を根本からひっくり返すに至った羽生らの恐ろしさが全く理解されていなかった様子がよくわかる。関口夏央の解説はひどい。
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2年ほど前から将棋観戦を趣味にし始めた俺ではリアルタイムで体験できなかった、羽生プロデビュー直後あたりの将棋界の人間模様。
いや、棋士模様というべきか。
大山、中原、米長が現役でわかりやすすぎる老害っぷりを発揮しまくってたり、羽生をはじめとした「子供たち」が常識はずれな勝ちっぷりを見せたり、棋譜でその時代を理解する事が出来ない俺にとっては、20世紀遺産ともいえる名著だった。 -
羽生名人一代記。
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