斎王の葬列 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.30
  • (2)
  • (4)
  • (16)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 63
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101267241

作品紹介・あらすじ

都から伊勢神宮へ遣わされた皇女の通い路であった滋賀県土山で、その「斎王群行」を題材にした映画のロケ中に地元の青年が殺される。監督は旧友の浅見光彦に調査を依頼するが、直後に第二の殺人が。斎王の崇りが囁かれる中、光彦は34年前にこの地の古い宮で起きた惨劇に辿り着く。歴史の闇に消えた者たちの呪詛と、現世を生きる者たちの怨念が伝説の地で交錯する、長編歴史ミステリー。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 内容紹介

    都から伊勢神宮へ遣わされた皇女の通い路であった滋賀県土山で、その「斎王群行」を題材にした映画のロケ中に地元の青年が殺される。監督は旧友の浅見光彦に調査を依頼するが、直後に第二の殺人が。斎王の祟りが囁かれる中、光彦は34年前にこの地の古い宮で起きた惨劇に辿り着く。歴史の闇に消えた者たちの呪詛と、現世を生きる者たちの怨念が伝説の地で交錯する、長編歴史ミステリー。

    内容(「BOOK」データベースより)

    都から伊勢神宮へ遣わされた皇女の通い路であった滋賀県土山で、その「斎王群行」を題材にした映画のロケ中に地元の青年が殺される。監督は旧友の浅見光彦に調査を依頼するが、直後に第二の殺人が。斎王の崇りが囁かれる中、光彦は34年前にこの地の古い宮で起きた惨劇に辿り着く。歴史の闇に消えた者たちの呪詛と、現世を生きる者たちの怨念が伝説の地で交錯する、長編歴史ミステリー。

    内容(「MARC」データベースより)

    斎王伝説を題材にした映画のロケ現場の付近で男性の水死体が発見された。ロケ隊のメンバーにかけられた容疑を晴らしてほしいと監督に依頼された浅見光彦は調査を開始するが、その直後に第二の殺人が発生する。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

    内田康夫 1934(昭和9)年、東京生れ。コピーライター、CM制作会社社長を経て、’80年『死者の木霊』で作家デビュー。’82年からは作家業に専念。名探偵・浅見光彦が登場する数々の作品は、テレビ化・映画化もされ、多くの読者の圧倒的支持を得ている。また、軽井沢にはファンクラブ「浅見光彦倶楽部」がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    本の感想です。オフィス樋口Booksの記事を転載しています。

    この本のタイトルを見ると、古代の歴史小説と勘違いしそうになるが、滋賀県南部にある水口町と土山町(現在はともに甲賀市)を舞台にした殺人事件に関する小説である。

    主人公は久米美佐子で、水口町の役場に内定していたが、京都の下宿を引き払う前日に内定取り消しになり、自宅待機することになった。ここからこの小説は始まる。この主人公の女性は大学で国文学を専攻していたということで、となりの土山町の社会教育課の文か調査委員会の学芸員として採用されることになった。土山町は旧東海道が通る町で、斎王の行列が通っていた。国文学の知見を持った人が欲しいということで土山町に採用された。

    第2章では、野洲川で映画を撮影していて王朝文化を再現していた。この映画のタイトルが『斎王の葬列』であり、この小説のタイトルになった。順調に撮影が進んでいたときに殺人事件が起こる。この殺人事件が34年前の殺人事件で斎王の祟りではないかと噂になった。この殺人事件は容疑者が逮捕され、解決に至っている。

    この本のタイトルを見ると、古代日本史で王朝文化に興味のある人には期待外れと感じるかもしれないが、個人的には水口・土山など旧東海道と伊勢神宮に改めて興味を持つきっかけになった。

  • 斎王に関する記述に学びながらミステリーを楽しみました。

  • 浅見光彦シリーズ。
    今回は、都から斎王さんが伊勢神宮に下る休憩所だった「頓宮」跡の滋賀県土山が舞台。
    光彦くんが『旅と歴史』にレポートを書いているって設定だから、旅と歴史のうんちくがいろいろ出てきて面白かったです。
    まぁ、結構お約束ちっくな設定が出てくるんだけどね(笑)

  • 都から伊勢神宮へ遣わされた皇女の通い路であった滋賀県土山で、その「斎王群行」を題材にした映画のロケ中に地元の青年が殺される。監督は旧友の浅見光彦に調査を依頼するが、直後に第二の殺人が。斎王の祟りが囁かれる中、光彦は34年前にこの地の古い宮で起きた惨劇に辿り着く。歴史の闇に消えた者たちの呪詛と、現世を生きる者たちの怨念が伝説の地で交錯する、長編歴史ミステリー。

  • 2009/09/23読了。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

内田 康夫(うちだ やすお、1934年11月15日 – 2018年3月13日)
東京府東京市滝野川区(現・東京都北区)に生まれる。長野市出身の父の実家が戦災で被害を受けたため、長野市から戸隠山麓の村、秋田県羽後町、雄勝町、埼玉県、静岡県沼津市、秋田県秋の宮などに移り住む。
埼玉県立川越高等学校、東洋大学文学部国文学科中退。コピーライターや広告製作会社の社長を経て、小説を書く。1980年『死者の木霊』、1981年『本因坊殺人事件』を栄光出版社(当時。現在は別の出版社から刊行)から自費出版。3000部刊行の前者『死者の木霊』が朝日新聞書評で紹介されたことを機に、作家デビュー。1982年刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』が商業デビュー作となり、ここで名探偵浅見光彦が誕生。浅見光彦が登場する作品は116事件。累計で約9700万部を発行、映画やドラマ化もされて人気を博した。推理・ミステリー小説だけでなく、随筆やファンタジーなども手がけた。2008年、日本ミステリー大賞を受賞。
2015年7月26日脳梗塞が見つかったために入院し、毎日新聞で連載していた浅見光彦シリーズ「孤道」は2015年8月12日で終了。後遺症の左半身麻痺のため2017年3月に作家活動を休止、『孤道』執筆分がまとめて刊行された。加えて中断された物語の結末を一般公募し、最優秀作を「完結編」として刊行するという、毎日新聞出版、毎日新聞社、講談社、内田康夫財団連名による「内田康夫『孤道』完結プロジェクト」が広く話題となった。募集は2018年4月まで行われた。募集期間中の3月13日、敗血症のため83歳で逝去。
完結プロジェクト最優秀賞は和久井清水さん「孤道 我れ言挙げす」に決定。2019年春に講談社から刊行予定。

斎王の葬列 (新潮文庫)のその他の作品

内田康夫の作品

ツイートする