女たちの避難所 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2017年6月28日発売)
4.16
  • (122)
  • (166)
  • (58)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 1594
感想 : 130
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784101269528

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ものすごく勉強になった。

    東日本大震災の時 自分は静岡の山で作業していて、その日 千葉へ帰る予定だった
    凄い揺れたが 回りに物が無い為はじめは「立ちくらみ?」と思ったがそれが長かったので…富士山を一回見た…噴火?と思ったので…

    その後は広範囲で停電になってて、高速に乗れないのと…給油も出来ないと判断して、知り合いの民宿に泊めてもらった…コンビニで食糧買おうとしても、お菓子しかなかったし、停電だから電卓打ち…
    毛布にくるまりながらガラケーのワンセグで見た津波の映像の衝撃は今も忘れられない…

    家も物が倒れたくらいで済んだが…連日ワイドショー見てて辛かったですね…

    この本読んで…自分は知識が足りないと痛感しました
    こういう緊急時も【強姦】や【下着泥棒】とか出るんだ…と衝撃…戦争とかではあるのは知ってはいたが…

    登場人物達の選択を見てて…自分だったらどうするか…凄い考えさせられました

    あと戦争や災害の時は女性は大変と思います
    あと見た目も整いすぎてる女性はさらに危険だし、同じ女性同士の中でもそれで溝ができてしまったり…そんな中でも男は嫌らしい目をする…

    ほんと人間にガッカリするが…それが危機状態でも子孫を残すように遺伝子にプログラミングでもされてるのかな…貧困な国の方が子供を作り溢れかえるのも危機状態だからなのか?…

    人間の価値観はかなりいい加減で、
    美人な人を可哀想に思いますか?の質問に…内容が
    ●ストーカーや強姦だと→美人が可哀想
    ●詐欺だと→美人が悪い
    と内容関係なく判断するらしいです…

    見た目が整った人だって
    整ってる事によっての悩み…デメリットは絶対にあるのに…

    もう一度、災害対策や こんな時代だから悔いなく行きたいと改めておもいました。


    • 四季子さん
      ベルゴさん、こんばんは。
      ベルゴさんの感想を読んで私も読んでみようと思いました。
      森絵都さんの「おいで、一緒に行こう 」良かったです。ご存知...
      ベルゴさん、こんばんは。
      ベルゴさんの感想を読んで私も読んでみようと思いました。
      森絵都さんの「おいで、一緒に行こう 」良かったです。ご存知でしたらすいません。
      2023/02/20
    • ベルゴさん
      四季子さん
      おはようございます!
      「おいで一緒に行こう」はまだ読んだこと無いです!!
      ぜひ、探して読みます!!
      四季子さん
      おはようございます!
      「おいで一緒に行こう」はまだ読んだこと無いです!!
      ぜひ、探して読みます!!
      2023/02/21
  • /_/ 感想 _/_/_/_/_/_/ 

    いきなり、スタートが衝撃でした。
    震災が発生するところからスタートで、ドキドキ感が伝わってきて、吸い込まれていきました。

    3人の主人公が交互に展開していく形で、どの主人公たちもつらい境遇。
    そして、ほとんど、男がダメ。
    やっぱり、男はダメだ、、、女性が男といるメリットはあるんだろうか、と、この作品でも痛感させられました。

    とくに、田舎の男たちが、ほんとダメな感じで描かれていて、もう、男の私でも憎しみが湧いてくるような感じでした。まだ、いるのかな、、、こんな人たち(T . T)

    最後に向けて、思うような展開になっていくので、ホッとしました。今の若い女性は、しっかりと収入を確保することと、結婚にこだわらないことですね。子ども欲しくても結婚せずに子ども産む選択肢を探した方がいい。ほんと、結婚なんて、期間決めてやるべきだなと、この作品を見ても思いました。

    なかなかに、震災現場の辛さが伝わってきて、なんともいえない気持ちになります。死生観、しっかり考えないとだめですね。


    /_/ あらすじ _/_/_/_/_/

    3人の女性が主人公。
    震災によって、人生が大きく変わって行ってしまう。
    私と対面することで、死生観をつよく意識するようになり、新しい一歩を踏み出していく。


    /_/ 主な登場人物 _/_/_/ 

    椿原福子 55歳、ダメ夫を持つ、スーパーで被災
    山野昌也 少年、渚息子
    山野渚 40歳、1人親
    漆山遠乃 うるしやまとおの、28歳、生後6ヶ月の子を持つ母、自宅で被災、白雪姫

    • ひまわりめろんさん
      マニさん
      ごめん、ほんとごめん
      みどりはめろん被ってるみたいで気持ち悪い(めろんがそれ言うか)
      マニさん
      ごめん、ほんとごめん
      みどりはめろん被ってるみたいで気持ち悪い(めろんがそれ言うか)
      2024/10/21
    • Manideさん
      ミドリだめですか〜(笑)
      次は紫で行きます(^^)
      ミドリだめですか〜(笑)
      次は紫で行きます(^^)
      2024/10/21
  • 震災の小説という事を知り、もうすぐで東日本大震災から12年という事で読むきっかけに。
    当時私はATMにいて、目眩かと思った、外に出たらみんな騒いでいて、調剤薬局を外から覗くとテレビで津波注意報と赤の線が激しく日本列島右側に出ていたのを思い出す(._.`)
    仙台にも友人がいたので夜にメールしたら旦那さんが自衛隊だから1人で避難所にいると聞いて何も出来ない自分が悔しかったな。。

    読み始めると引き込まれすぎて一気に最後まで読んでしまいました。

    3人の女性
    どうしようもない働かない夫がいる女性
    生後間もない子供がいる女性
    小学生の男子を持つ女性
    それぞれが震災の日に起きた状況を、話者目線で物語が進み、協力し合っていく。
    すごい応援の気持ちでした。が、それにまつわる避難所でのリアルな描写や、震災起きた直後の描写がめちゃくちゃ生々しいリアルでした。
    当時は、絆というワードが報道されてましたが、その裏で起きていた避難所での実態など。


    自分だったらどうするのだろう?と想像させられるシーンが多数あります。
    いつ起きるかわからぬ災害が多い日本で暮らしている自分、毎日ふつーの暮らしが出来ること、このように本読んで寝ながらレビューかけてる事の幸せ。
    なんか自分の日頃の悩みや心配事や愚痴なんて米粒レベルだな(・~・)

    この本読めてすっごい良かったです。
    垣谷先生ありがとうございます、登場人物の皆さんの未来が幸せなものになりますように。

  • 垣谷美雨『女たちの避難所』新潮文庫。

    東日本大震災から12度目の3月11日を迎えた。あの日のことは決して忘れられない。

    3人の女性の味わった苦難からの再生の物語。痛快である。田舎ながらの古い考え方や偏見、縁故採用やコネなどが震災という悲劇で浮き彫りになる様はまさにその通りだ。

    舞台は宮城県鴎ヶ浜市という架空の三陸沿岸の田舎町。東日本大震災の大津波で壊滅的な被害を受けることになる。

    この町に暮らす3人の女性……

    55歳の椿原福子は買い物に行ったスーパーで大地震に見舞われ、避難する途中で津波に飲まれるが、九死に一生を得る。民家の2階に逃れた福子は津波に流される少年を救い、避難所へと向かった。

    逃れた乳飲み子を抱えた漆山遠乃は、夫の身を案じながらも、舅と義兄と避難所に向かう。

    喫茶店兼スナックを経営するシングルマザーの山野渚も津波から九死に一生を得て、避難所に向かう。

    男尊女卑が未だにまかり通る田舎町の避難所で知り合った3人の女性が味わう不条理とハラスメント。やがて3人は堪り兼ねて女性たちの立場を守るために立ち上がる。



    へそ曲がりな自分はボランティア活動には懐疑的である。被災者に親切の押し売りをしているようにしか見えない。被災地では邪魔な存在でしかない。ボランティアを受け入れる被災者の多くは、ボランティアの労働力を利用しているだけで、良識のある被災者はボランティアなど充てにしない。被災者を支援するなら、黙って物資や金銭を提供する方が良い。

    本体価格670円
    ★★★★★

    • ひまわりさん
      ことぶきジローさん、はじめまして。
      避難所(にいいね押していただいてありがとうございます。
      ポランティア活動に同感だす。
      被災地に行って役に...
      ことぶきジローさん、はじめまして。
      避難所(にいいね押していただいてありがとうございます。
      ポランティア活動に同感だす。
      被災地に行って役に立ちたいとは思うけど、自己満足なんかなと考えることもあって。1日も早く物資を送る、これにつきます。
      私の暮らす地域は、比較的災害が少ない場所ですが、まれに見ぬ災害があって、ライフラインが止まりました。この時学んだことは、国の救助はすぐ来ない。4日かかりました。その間は自分で頑張るしかないという現実でした。
      これから避難所、読みます
      2023/03/16
    • ことぶきジローさん
      ひまわりさん。初めまして。

      ボランティアを受け入れる側も相当な労力が要ります。もしも自分が被災してないのなら被災者に物資やお金を出来る...
      ひまわりさん。初めまして。

      ボランティアを受け入れる側も相当な労力が要ります。もしも自分が被災してないのなら被災者に物資やお金を出来る範囲で支援すべきかと。

      東日本大震災の時は自分の会社も被害を受け、再建に難儀していました。そんな中、会社のボランティア馬鹿が会社を休んでボランティアに行くと言い出し、唖然としました。休日のボランティアなら少しは理解できるけど。

      是非、読んでみて下さい。
      2023/03/16
  •  垣谷美雨さんといえば、高齢化社会など身近な問題を扱い、軽妙なタイトルで読み手を飽きさせず、巧みに物語に引き込む印象‥で、本書は、東日本大震災によって避難所生活を余儀なくされた3人の女性たちにスポットを当て、困難から立ち上がる姿を描いています。
     と、まとめられるなら楽なのですが、実のところ本書の肝は、その困難の中身です。
     一つは〝天災〟としての「震災」、そしてもう一つが〝人災〟としての「セクハラ」で、むしろ後者の方がより重いです。登場する舅や夫たちの、信じ難い感覚と態度に心底憤りを覚えますし、「そんな〝絆〟は今すぐ断ち切ってしまえ!」と心の中で叫びながら読んでいました。あー、イラつく!

     実際に震災後、日本人のマナーのよさや被災地・避難所等での美談が広く報道されましたが、一方で略奪を始め、マイナス面の話も伝わってきたことも事実です。
     津波被害から命からがら生還する場面、避難所での生活ぶりなどが、丁寧に詳細にわたって描かれますが、より重視したのが、震災後の諸問題だったのでしょう。以前からあった「抑圧され声を上げられない女性たち」の声が、震災によって炙り出された形です。

     我慢・忍耐・暗黙の了解などに終止符を打ち、抑圧から立ち上がる選択は、全てが好転する訳でなくとも、大切なことなのだと著者は教えてくれているようです。本当の意味での「力を会わせて乗り越えよう!」とする姿勢とその途中過程に、解決策・出口が見えてくるのでしょうね。

  • レビューを拝見して知った本です。ありがとうございます。

    東日本大震災からちょうど9年がたつそうですね。
    私の家は、2日半の間停電しただけで、幸いにも被害がほとんどありませんでしたが、電気がついて、TVで津波の映像を初めてみたときの衝撃は忘れられません。
    昨年は、被災して、避難所生活を数日間経験した、古い友人に震災後初めて再会して、避難所の話も聞きました。彼女はその時旦那さんが単身赴任中で、一人で、三人の娘さんを育てていました。私が「避難所にいるって聞いてうちに来てもらおうと思って、何度も電話したんだよ(メールアドレスは聞いていなかったので)」というと「携帯は電池がもったいないから、電源をずっと切っていたの」と笑って言われましたが、あの時なんとしても、連絡をしてうちに来てもらうべきだったと、この本を読みながら思い出し、自分の非力に何度も泣きたくなりました。

    椿原福子55歳は夫と二人暮らしでしたが、夫とは上手くいっていませんでした。
    漆山遠乃28歳は夫と姑を震災で亡くし、義兄と舅がいて、乳飲み子の智彦を抱えています。
    山野渚40歳は、夫と離婚してスナックを営んでいましたが、小学校五年生の昌也がいて、母親の職業により学校でいじめに遭っています。
    この三人が、東日本大震災の避難所で共同生活を送るようになりますが、三人共問題を抱えています。
    福子は元々、夫とそりが合わず、パチンコに明け暮れ、義損金でBMWを買って1円も残さなかった夫と離婚したがっています。
    遠乃は好きでもない義兄と無理やり結婚させられそうになり、義兄に暴行されそうになります。
    渚は自分の職業柄、昌也がいじめに遭い、学校に行かず、次の仕事も色眼鏡でみられて見つかりません。

    この小説のあまりの男尊女卑には、本当に頭にきました。
    震災時に家庭のもめごとで、女性の立場が悪くなり、自殺まで考えるというのは何事かと思いました。
    遠乃のいうとおりに、前からあった問題が震災で鮮明になっただけだと思いたいです。
    テレビでは連日、キズナと言っていたけれど、離婚した夫婦は少なくなかったそうです。
    女性は非常事態においてとても弱い立場だと思いました。テレビではボランティアの方々の協力などが、毎日報道されていましたが、避難所の体制もとてもずさんなところもあったのですね。
    まず、働く場所がなくなり、収入がなくなり、義損金は世帯主にのみ入るためこの三人の中で義損金がもらえたのは渚のみでした。

    この三人はなんとか、家庭の問題を切り抜けましたが、この分では泣き寝入りした被災者もたくさんいらっしゃるかと思いました。

    参考文献が巻末にあったので、この話のモデルとなった人物や事件が実際にあったかと思うとゾッとしました。
    こんなところで暮らすくらいなら、あの時流されて死んでしまえばよかったと本当に思った方もたくさんいらしたかもしれないと思いました。
    二度と起きてはいけないことであり、まだ、避難所生活をを続けていらっしゃる方がいることも忘れてはならないと思います。

    多くの方、特に、人の上にたっていらっしゃる方に読んでいただきたい話であると思いました。

    また、話は変わりますが、避難所の生活は大変苛酷であり現在は新型コロナウィルスが蔓延していますので、日本にここ数年立てつづけに起きたような自然災害が、どうぞ何もありませんようにと祈る気持ちでいっぱいです。

    • bmakiさん
      まことさん、こんにちは。

      本、読んでくださったのですね。
      ありがとうございました。

      最近は読書ペースがかなり落ちてしまっていて...
      まことさん、こんにちは。

      本、読んでくださったのですね。
      ありがとうございました。

      最近は読書ペースがかなり落ちてしまっていて、気付くのが遅くなり申し訳ありません。

      まことさんの感想を読んで、またこの本の内容を振り返っていました。

      私は全国から社員が集められて、地元で泊りがけの研修を受けていた時に大きな揺れを感じました。

      私の地元は幸いにも、大した被害はありませんでしたが、
      この本では読んでいるだけで、災害の悲惨さ、
      避難所の苦しみがひしひしと伝わってくるようでした。

      まことさんはいつも感想を書くのがお上手で感心します。
      私のように読み流すのではなくて、しっかり本の一冊一冊を受け止められてるのだろうなぁ~と感じます。
      2020/03/08
  • 数日かけて読み終え、読んでる期間は節水や節電をつい意識してしまった。こんな経験はしたくないなと思ってしまうが、明日は我が身。そんなことは言ってられないと感じた。
    みんなでひとつになろうとか、家族同然とか、もっと辛い人がいるとか、きれいな言葉ほど同調圧力になって恐ろしい。男尊女卑文化がここまでくると殺意が湧くのも無理はない。
    学生の時に被災地ボランティアに参加したことがあるけれど、今思うと全然当事者のことを考えていかなったな。いろいろ考えさせられる本だった。

  • 立て続けに垣谷美雨さんの本を読了。2011年3月11日の東日本大震災で被災し避難所で過ごした3人の女性が主人公。元日に能登半島で大きな地震があって間もないこともあり、(読もうと思ったのは自分だが)個人的にとてもしんどかった。常軌を逸した避難所の様子や田舎の閉塞性が描かれていて、あのような大災害に見舞われた後に、こうした環境に身を置くことを余儀なくされた女性たちのことを思うと、辛さしかなかった。終わり方は希望の光が見えるものだったが、それまでの9割を占める内容が重すぎた。
    やはりインフラも含め何不自由なく暮らしている当たり前の日常がいかに尊く幸せなものなのか、改めて深く感謝しなければならないと思った。
    今現在、被災し辛い環境にいる方々が穏やかな心で過ごし、1日も早く日常を取り戻すことを願っている。

  • 東日本大震災のリアリティ溢れる物語。

    それぞれ境遇の全く違う女性3人が、避難所で出会う。
    男尊女卑の甚だしい田舎暮らし。女性達は多くの我慢を強いられる。

    テレビでは「ボランティア」「絆」等々、美談ばかりがもてはやされていたが、実際の避難所生活はそんな生易しいものではなかっただろうというのが、この物語ではひしひしと伝わってくる。

    女性ならではの苦悩がリアルに描写されており、自分の災害対策がどれだけ脆弱か気づかされる。
    自分が日頃用意してあるものでは、避難所生活では何の足しにもならないだろう・・・。
    1から見直さなくては・・・。

    東日本大震災をもう一度見つめなおすという意味でも、色々な人格の人が集まる避難所での振る舞いを考えるのにも、また、これから起こり得るかもしれない災害に備える為にも、この小説は絶対に読んで損はしない。

    むしろ、絶対に読んでおいた方が良い!!

    • まことさん
      bimakiさん♪こんにちは。

      いつも、いいね!を毎回どうもありがとうございます!
      この本はbmakiさんのレビューを拝見して、早速...
      bimakiさん♪こんにちは。

      いつも、いいね!を毎回どうもありがとうございます!
      この本はbmakiさんのレビューを拝見して、早速読みました。
      TVでは確かに毎日、人との絆が訴えられ、福山雅治さんの歌などが流れていましたが、本当にこんな酷い話もあったのですね。
      こういうことも、あるということをたくさんの方に知っておいて欲しいと私も本当に思いました。
      自然災害は、本当に恐いし、普段から気持ちの整理もしておきたいものですね。
      読むべき本のご紹介どうもありがとうございました!
      2020/03/05
    • bmakiさん
      まことさん、こんにちは。

      こちらこそ毎回ありがとうございます。

      自分の備忘録的にブクログを始めましたが、
      (既読の本を時々もう...
      まことさん、こんにちは。

      こちらこそ毎回ありがとうございます。

      自分の備忘録的にブクログを始めましたが、
      (既読の本を時々もう一度買ってきてしまうということがあったので)
      私の感想を読んで、本を読んで頂けるというのはとても嬉しいことですね(*^-^*)

      ちょっと感動してしまいました。
      ありがとうございます。

      今回、この本を読んでから、少しだけトイレットペーパーの予備を
      家に持つようにしていたんです。

      コロナウイルス関連のデマ情報で、全国からトイレットペーパーが消えましたが、
      我が家は焦ることがありませんでした。

      色々いい教訓になることも書かれているなぁと思います(*^-^*)
      震災の疑似体験ができる、良書ではないかと思いました。

      しかし、同じ本を読んでも、まことさんのレビューと私のレビューでは
      月とスッポンですね。

      私もまことさんのように上手にレビューできるようになりたいものです・・・。
      2020/03/08
    • まことさん
      bmakiさん♪

      ご丁寧な、心のこもったお返事ありがとうございます。
      この本は、震災の知られざる裏側が書かれている、良書でしたね。
      ...
      bmakiさん♪

      ご丁寧な、心のこもったお返事ありがとうございます。
      この本は、震災の知られざる裏側が書かれている、良書でしたね。

      いつもbmakiさんのレビューは楽しそうですごく正直なお人柄の方かな~と想像しながら読んでいました。

      他にも「これは読んでみたい」と思う本をご紹介されているのですが、積読本がたくさんあってなかなかです。

      これからも、どうぞよろしくお願いします(__)

      追伸 トイレットペーパーは買うなといわれてもやっぱり心配でうちも買いましたよ!
      2020/03/09
  • 東日本大震災の話。

    椿原福子、山野渚、漆山遠乃。

    3人の女性の視点で、被災の瞬間から避難所生活、その後までが細やかに描かれていく。

    僕は楽しい本を選びがちだが、読書による擬似体験で「想像力」を養う、というのはとても大切なことだと感じた。

    僕は阪神・淡路大震災で27歳のとき、1週間ほど小学校で避難所生活を送った。

    そのときの避難所には、作者の垣谷さんが本作を書くきっかけになったという「仕切り」などなかった。

    その当時の僕は、「仕切りはない方が・・・」と説かれればそんなもんなのかと思っただろうし、「プライバシーの確保に仕切りは必要」と訴えられたら、それはそうだろう、と思ったことだろう。

    どっちやねん、という感じだが、今なら、本作が「避難所」から「女たちの避難所」に改題され、しんどくなるほどしっかり書かれている福子の夫に対する不満、遠乃の舅や義兄に対する憤り、彼女たちの置かれている理不尽な状況がよく分かるようになった。

    フォロワーさんとのやりとりがなければ、本作を手に取らなかったと思うので、まずはそこに感謝したい。

    「想像力」と、それが自分に欠けているのではないかと自戒する気持ち、他者への「配慮」、それらを、自分が追い詰められているときに持ち続けることができるかどうか。

    自問させられた作品であった。

    • bmakiさん
      この本、臨場感が半端なくて、凄く良かったです。
      この本読んで、すぐにでも防災セット見直さなくちゃって思いました。

      東日本大震災の時に...
      この本、臨場感が半端なくて、凄く良かったです。
      この本読んで、すぐにでも防災セット見直さなくちゃって思いました。

      東日本大震災の時に防災セットを作り、そのまま放置。

      やっとその時作ったものを捨てて新しく作り直そうと思い、過去のものを捨てました。
      カンパンは勿体無いので鯉のエサに(笑)

      新しいもの一式揃えるか!と思ったのですが、まだ何もしてないです(-。-;

      こう言う人間が一番ダメですね。
      2024/04/26
    • shukawabestさん
      コメントありがとうございます。
      そういう意味では僕も「ダメ男」です。具体的な備えを何もしていないので。
      ただ、この作品に引き合わせてもらった...
      コメントありがとうございます。
      そういう意味では僕も「ダメ男」です。具体的な備えを何もしていないので。
      ただ、この作品に引き合わせてもらったことも含めて、「普通の日常」に危機意識を埋もれさせているだけでは危う過ぎるなと、今感じています。自分にとってどんなことがあったら最悪で、それを回避や軽減するために何が必要か、真剣に考えて実行に移していこうと思っています。
      2024/04/27
  • 他の方のレビューを読ませてもらいこれは是非と思いようやく読み終えました。
    感想は読めて良かったです。
    けれどもとても後味の悪さが残りました。
    震災の小説です。
    震災で受けた傷はそれだけではなく今まで浮き出されていなかった問題も表に出てきます。 
    絆という言葉の元にどれだけの人が虐げられたのか。
    登場人物は震災をきっかけに新しい生活をスタートさせ、自立します。
    人の優しさと汚い部分の両方を垣間見るようで、読み終えた後は重苦しい気持ちになりました。

  • 「絆を盾に段ボールの仕切りすら使わせない避難所が現実にあった。男達の横暴に、3人の女が立ち上がる。憤りで読む手が止まらぬ衝撃の震災小説!」

    裏表紙の内容紹介にあったとおり、本当に憤りで読む手が止まらなかった。あとがきにて作者の垣谷美雨さんが記されていたとおり、この震災大国日本で、誰がいつ被災してもおかしくない。明日は我が身と思いながら、多くの方に手にして欲しい作品だと思った。

    東日本大震災の震災報道は、年月が経つにつれ随分と減った。また震災報道といえば、絆や人間愛、ボランティアをクローズアップした美談が多く、違和感を感じていた方も少なからずいると思う。かくいう私もその一人だ。

    本作は、被災した3人の女性を主人公に、語られなかった被災地の実態をそれぞれの目線で丁寧に描くことで、臨場感が増しており、災害の怖さに加え、生死を前にした人間の本性を浮き彫りにした作品となっていた。

    一見すると、田舎ならではの人間関係のしがらみや風習が色濃くうつるため、対岸の火事の様な気持ちになるが、今私が住んでいる場所で被災したら、どうなるだろう…と考えて、ゾクッとした。
    自然災害に乗じた強姦や窃盗の話は何度も耳にした事がある。きっと、程度は違えど同種の問題はそのまま居座り、田舎町とはまた種類の異なる問題が勃発するであろうことは明確だ。

    作中でも被災後に離婚する話が出てくるが、東日本大震災後に、結婚・離婚が増えたと聞いたことがある。限界の状況で人間の余分な物を極限まで削ぎ落とした時、或いはそれを擬似体験をした時、本当に必要なものが浮き彫りとなった結果なのだと思う。

    タイトルにある『女たちの避難所』が体育館に作られた仮設の避難所ではなく、その先にある主人公3人の新たな避難所であったことが救いだった。
    ネタバレになるのでこれ以上は避けるが、何処で住む道であれ、3人のそれぞれのこれからに希望の光があり続ける事を願わずにはいられなかった。

    そして、本作を読んで、私自身、有事の時であっても己を忘れずに現実を打破し脱出する「強さ」をもてる人でありたいと思った。

  • すごい本です
    まさにフィクションではない、現実をしっかりと正確に書いてあると感じます
    東北の男性全てが、遠乃の舅や義兄のような人ばかりではない
    でも、一部にいるのは確かだ

    お金を与えなければ、どこにも行けないだろうと思っている
    自分のもの以外も全て自分が管理
    こっちで出すから、言ってこいとはいうものの、お金の話をすると、金の話ばっかりしてとこちらが金の亡者と言われる

    嫁という立場は、本当に弱者だと思う
    だから、震災後同居をしなくなる家庭が増えるのは当たり前だと思った

    とにかく逃げてと応援しながら読んだ

    化粧品やマッサージが前向きな力になった事で、私のやりたい事は間違ってないんだ!とも確信した

    震災があったからこそ浮き彫りになった闇
    我慢はいらない
    同じ状態にある人は、逃げることを考えて実現して欲しい
    簡単な事じゃないってわかってる
    私も昔逃げた一人として、今があの時より自然体でいられているからこそ、心から応援したいと思います

  • 9月1日は防災の日、ということで手に取った一冊。

    垣谷さんの読みやすい文章で、あの東日本大震災を経て避難所生活を送ることを余儀なくされた女性たちの、女性ならではの不条理さがこれでもかと綴られています。

    私自身も女性ですが、男女不平等への感覚はこれまで生きてきて不便さや不公平さを感じることはそこそこあるものの、女性でいることのメリットもあるし何より女性として生きることに楽しさを感じているので、まぁプラマイゼロかなーぐらいの感覚でした。

    でもそう感じられるのはきっと、
    ・身近に極端な男尊女卑思考の人がいないこと
    ・災害などで避難所生活をしたことがないこと
    ・深刻な性犯罪に遭ったことがないこと

    この3つの条件が揃っていたから、つまりはただ運が良かっただけなんやなぁ…ということがこの本を読むとわかります。

    にしても、この本に出てくる男性陣が軒並み男尊女卑がすごくてもう腹が立って仕方がなく、「これいつの時代の話…!って、2011年やん」とビックリ。

    フィクションだからと思いたいけど、でも当時これに近いことも起こったのかな…。
    なんて思っていると、巻末に参考文献がズラリでまたビックリ。

    どうやらほぼ、現実に起こったことだそう。

    私個人としてできることはめちゃくちゃ小さいけど、とりあえず何かが起こったときに「女の敵は女」にだけはならないように気をつけよう。うん。

    避難所での生活の描写は非常に過酷で、今だと新型コロナウイルスのせいでより大変なんでしょうね。
    どうかもうこれ以上大きな災害が起きないように、祈らずにはいられません。

  • mochimochiさんの本棚を拝見し、手に取った本です。ありがとうございます。

    兎に角、最初から最後まで、胸を締め付けられる思いで読み続けました。

    ジェンダーが叫ばれる現在。老若男女問わず(特に男性には…私は男性ですが…)必読書です!!!

    • mochimochiさん
      TOMさんこんにちは。
      読んでくださってありがとうございます(^^)

      こちらは男性も女性もぜひ読んだ方がいい一冊ですよね!
      TOMさんこんにちは。
      読んでくださってありがとうございます(^^)

      こちらは男性も女性もぜひ読んだ方がいい一冊ですよね!
      2022/09/11
    • TOMさん
      mochimochiさん
      コメントありがとうございます!!!

      素晴らしい本との出会いに感謝です。
      本当に皆さんに読んで頂きたい一冊です!!...
      mochimochiさん
      コメントありがとうございます!!!

      素晴らしい本との出会いに感謝です。
      本当に皆さんに読んで頂きたい一冊です!!!
      2022/09/11
  • 被災して大切な人や場所を失うということだけで充分に辛いのに、その後の避難生活も苦難の連続で読んでいるだけでも心が折れてしまいそう。
    でも読んで良かったし、やはり知ることは大事。色々と考えさせられる。

  • 東日本大震災の被害に遭った避難所の話。
    日本の社会での「女性の居場所のなさ」が浮き彫りにされている。

    解説にも書かれていたが、
    『様々なものを失って、被災者は心も身体もケアを必要としているのだが、「人をケアすべき性」として扱われてきた女性被災者たちは、頑張れと言われるばかりで、自らのケアをしてくれる存在がいない。そんな中で女性被災者たちが静かに疲れ果てていく姿が見えてきた』とあった。

    また、体育館などでも女性が正攻法に拒否すれば、女性たちは共同体の中での住むべき位置を失う。にもかかわらず「みんな大変なんだから」と女性同士が牽制し合って不満を抑えこみ、「我慢」することでかろうじて成り立っていく共同体の息苦しさを感じた。

  • 読み終わって何日も経ったのに、なかなか感想が書けなかった。
    東日本大震災で被災した人々の、その後の日々が綴られていて、読んでいるだけで苦しい。

    苦しむ女たちと腹立たしいほどに勝手な男たちが(きっとあえて)対照的に出てくるのだが、これは震災前からあったものが、表面化してきたという事だろう。
    絆を盾に、段ボールの仕切りも使わせなかった避難所は実際にあったこととの事で、もし自分がその場にいたら…やはり怖くて異を唱えられないように思える。
    そして、意見してくれる男性もいれば、女性を敵視する女性もいる。
    やはり、男女だけではなく、全ての人それぞれの生き様なのだと思う。

  • ブクログで知った本。
    避けていた訳ではないけれど、震災関連の本を読むのは初めてかもしれない。

    3人の女性の3.11のあの瞬間から物語は始まる。改めて人一人一人にそれぞれの生活、取り巻く人々、状況があったんだ、と思うと当たり前のことに苦しくなる。悲惨な状況や悲しみが綴られても、目を見開いてページをくるばかりで涙は出なかった。衝撃だった。
    わたしが被災していたら、この本が読めたか自信ない。


    後半。避難所や仮設住宅での生活。驚き、怒り、呆れが止まらない。
    命が助かっただけでもありがたいと思った人が、あの時一緒に流された方がよかったかもしれない、と思うなんて絶対に何かが間違っている。

    過酷な生活のせいで、じわじわと権利意識が奪われる。
    助かっただけ感謝すべき、もっと辛い人がいるのだから我慢しなくては。
    これらの感情は陥りやすいだろう、と容易に想像できる。突然やってきた一大事にどうやってバランスを保つことができる?
    実際にその身になった時に出来るかどうかは別にしても、“備え”という意味で、自尊心を保つ方法を身につけておく事、考えておくことが重要かもしれない。非常用品の備えと同じで。本を通して擬似体験が出来るのも、備えの一つだと思った。遭難の本と同じ。


    「絆」という言葉がもてはやされたことに対しての反感情が数ヵ所でてくる。そんな風に考えたこともなかった。
    それでも3人の今を生きる力は、互いの支え、人とのつながりから生まれたものだと思った。

    読み終えた後に、人に言わずにおれない本。読み終えた後も色んな事を考える。

    2020.5.19

  • 東日本大震災で被災した宮城県の某市(架空都市)。
    そこで暮らしていた、パート主婦の福子、小さな飲食店を経営する渚、赤ん坊を抱える遠乃。
    三人の女性の視点から、物語は進む。

    福子が被災してから命が助かるまでの描写が壮絶だった。
    以前、東日本大震災を題材としたドラマを見たとき、福子のように泥水の洪水の中、浮いているものや樹木にしがみついて男性が生き延びるシーンがあったことを思い出した。

    遠乃は赤ん坊を抱えいるものの、20代で若く、福子が「白雪姫」と称するような美人だ。そんな遠乃が被災で夫を亡くし、義理家族や避難所の男性たちから性的被害になんども遭いそうになる。
    夫が生きている間は遠乃を守ってくれていたが、その夫がいなくなったとたんの男たちの浅ましさよ。おぞましい。

    私は渚と同年代で、小学生の子供がいる。
    自分のせいで子供がいじめられていたと気付き、自分自身も地域の人達からよく思われていなかったことが浮き彫りになっていく過程、私も胸が潰れる思いだった。
    渚への差別的な発言(離婚家庭、水商売にたいする偏見)や、親が主導する形での子供同士のいじめなんて、ありえない!と都会の人たちは思うかもしれない・・・でも、本当にあるんですよ。
    私が生まれ育ったのは東北の中でも比較的人口の多い市ですが、大人が二人集まれば妬みや噂話ばかり。
    今は、新幹線やネットも整い、地方から東京に遊びに行くことも容易になったので、今の若い大人世代は都会同様に推し活とか楽しいこともできるから、そういうのはないかもしれない。
    他方で、自在に都会に遊びに行くこともできない娯楽の少ない時代を生きた東北の老人たちは、今でもこの本に書いてあることが悪意ある誇張ではないほどに、偏見と意地悪心、支配欲のようなものに取り憑かれて生きているのです。

    避難所では、人間関係が形成されるものの、安全な地域に家族親戚がいて頼れるような人は、次々と避難所を出ていく。
    避難所の中でも格差はあるのだ。
    頼りになりそうな人として登場した山崎先生が、大きな改革を起こすでもなく、あっさりといなくなってしまったのも、なんかリアルだなぁと思った。
    どんなに立派な人がいても、多勢に無勢。高齢者に避難所生活を長く続けさせることはできないのだろう。

    「絆」「家族」「一心」を合言葉に人のプライバシーを奪い、仕切りすら作らせない老害たち。
    どんな言葉を並べても、根底にあるのは支配欲と、自分がすべて把握したいという欲だろう。
    この「自分がすべて把握していたい」という欲に、「支配欲」「庇護欲」のような適切な短い名前はあるのだろうか?とても厄介な欲。「支配」までいかなくても、こういう感情や欲望を持っている人は本当に多いのだから。
    この本の3人の女性たちとその子供は、従来の「避難所」「仮設」を出て、別の場所に独自の避難所を作ることができた。でも、そんなに運の良い人ってきっとあまりいなかっただろう。それを思うと、自分が被災することが怖くなる。
    今年(令和6年)1月1日に発生した能登半島地震では、その後避難所の様子がテレビで取り上げられることが多かったように思う。
    おそらく、東日本大震災でのこのような反省、教訓が生きて、その時よりもプライバシーや人権に配慮した避難所生活を送ることができていると思いたい。
    この本を読んで、もし私がこの本のような震災被害にあい、運良く生き延びることができたとしたら、その地域の避難所にとどまるのではなく、こどもを連れて早めに実家など安全な地域に避難しようと強く思った。
    そう思ったら、実家の存在のありがたさを痛感した。

全118件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1959(昭和34)年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005(平成17)年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『後悔病棟』『嫁をやめる日』『女たちの避難所』『四十歳、未婚出産』などがある。

「2023年 『うちの父が運転をやめません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

垣谷美雨の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×