ダイスをころがせ!〈下〉 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101270258

感想・レビュー・書評

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  • うーん…上下と分かれていたけど、特別な盛り上がりがなかった。テンポが良ければもう少し楽しめたのでは。

  • 尻切れトンボになってしまった。
    内容はよい方だっただけに、残念。

  • (~2004大学時代の本@202012棚卸)

  • 元新聞記者で熱い「天知達彦」が。かつての親友かつ恋敵で、事業失敗を押しつけられ商社を辞めた「駒健」を秘書にスカウトし代議士を目指す。その選挙戦を通して描かれるドラマ。少し青臭い青春ドラマ風。
    「敗者復活戦は、結果を求めるものではなく、再び戦っていく闘志を取り戻していく舞台だ」「政治っていうのは本来、職業とは違う。政治を職業として考える連中は『政治屋』」
    表題「ダイスをころがせ」は、結果を恐れずとにかく自らはじめようということ。ここでは参政権だが、「ダイス」というワードに多少違和感も感じる。

    抜け道だらけで現職に都合のいい選挙制度の問題が具体的に書かれていて、「へぇ、こんなにひどい制度なんだ」と分かる。

  • 上に比べて、土地の売買の話など難しくて勢いが弱まった…
    終わりが曖昧で続き気になる

  • [BOOKデータベースより] 駒井健一郎は、達彦とともに天知家の過去との対決を迫られる。一方、地元政財界の絡んだ不透明な土地売買が、彼の社を辞めた原因と繋がっていたことが判る。事件はなおも続く、だが選挙は待ってくれない。遂に、十二日間の決戦が始まった!ポスター、選挙カー。何事につけとんでゆく金に悩みつつも、俺たちは手づくりの選挙を貫く―。青春小説の新たなかたちが、ここにある。

  • 結構知らない選挙の話が出てきて楽しかったです。終わり方がなかなか良い。

  • 選挙は大事。主人公の主張通り。選挙に行かない人が政治に文句を言っちゃダメ。何もしないのに、結果を期待するなと。
    ただ、エンターテイメント作品なのに、ああいう終わり方するのは不満。
    ジェフリー・アーチャーの「ロスノフスキ家の娘」の方が好きかな。

  • 選挙エンターテイメントとも呼ぶべきか!?

    選挙に関わる魑魅魍魎な世界を非常に
    興味深く、しかも違和感なくしっかりと
    ストーリーに組み込んで読ませてくれます。
    これって快心作ではないですか?

    様々に仕掛けた展開が清清しいまでに集約して
    迎えるあのラスト...うーん...ズルいよ(笑)。

  • 〜2006

著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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