- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101270630
作品紹介・あらすじ
白狐と化した《鬼火》を人間に戻す秘薬「封」は大奥にあるという。ある日、伊織が居候をする飯屋を訪れた妖怪・豆腐小僧が「大奥で働き手を募集している」と洩らす。早速大奥に潜入すると、火の玉に化けるムジナ、両腕に百の目を持つ百目鬼、オカマの青行灯といった妖怪がゾロゾロ出現して大騒ぎ! 「封」はどこにある? 妖刀でもののけどもをメッタ斬り! 痛快シリーズ第三弾。
感想・レビュー・書評
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宮本伊織を主人公とした物語、第3弾。
竹千代が女将軍とかの設定にビックリしつつ、大奥のお話。
何かしらの陰謀を伏線としつつも、一区切りなんですかね。
あちこちの伝奇のネタが集まってるようにも、、と感じながらさらっと。
で、ごった煮感がますます進んで、「もののけ」との共棲まで。
この辺り、『しゃばけ』ぽくもなってきましたかね、なんて。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
色々な登場人物と意外な設定?? 今回はもののけまで登場してきて。
結構好きです、こういう展開。 さくっと読めるのもいいです。 -
いま、真田の亡霊が蟲になって江戸中で暴れまわる話。「ムシブギョー」と比べると、このくらいの悪さ、許してあげたいよね。
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シリーズ3作目、何作になるのかわかりませんが、1作目はフムフム、なかなか良いスタート、と思い、2作目はこのままダラダラ進んじゃうの?と思い、起承転結、いくら承でも「?」、と危ぶんだところもありましたが、3作目の「転」(かな?)で興味深く展開しましたね。登場人物が各々新しい側面を出してきた今作、というところでしょうか。一作目のあの人が……、そうかあ、って思いましたが、あのあと、どう暮らしていたのでしょう。周囲の人はどうしたのでしょう。
そして、作を重ねるたびに活劇シーンが艶やかになってきました。言い方を変えると、文字で読むのもいいですがCGで作られた映像が映えるなあ。という感じでしょうか。話の展開も、CG特撮映画向き、映像化されたところを思い浮かべながら読むのが楽しいですね。
最後についているおまけが、これがまた、映画のクレジットのあとについている映像だと効果満点。本編を読んでこそ意味があるけれど、この部分の秀逸さは、類を見ません。 -
読みやすくてサクサク読める。が、著者の筆が走りすぎるのか、登場人物がどんどん極端なキャラクターになっていっている。特に主人公の言動には次第にイライラが募る。ここまではなんとなくストーリーで読み進めてこれたけれども、登場人物がこの調子で行くとなると、次からはもうキツイかも。
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もう3作目。
失った母を蘇らそうと、狐になった弟と元に戻るたびに・・・
えぇ、同じです、チビと鎧の兄弟と。
どうやって違いを出すのか楽しみで読んでます。
(脳内変換では、声がエルリック兄弟です) -
いいですねぇ~、キャラが好きです♪ 幸村がカッコいいですw
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前2作より真っ当な物の怪ばなしだった。豆腐小僧とかかわいい。
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ぞろりシリーズ第3弾
大奥には妖怪がいっぱい棲んでいるという。たとえであれば、それもそうかもしれないと思うが、ほんものの妖怪が集められている。
相変わらずのハチャメチャ。
家康、秀忠、幸村の因縁を垣間見せ、これから先を暗示させる。
話は「ハガレン」から「NARUTO」に移行?
お気楽に読みましょう。