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- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784101271019
感想・レビュー・書評
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「青春失恋記」
結婚適齢期を過ぎてなお、男性と率直に向き合えない娘の
華々しいプラトニック遍歴がつづられる
ようはファザコンなのだが
「私のハムレット」
母親はかつての結婚を良い経験と捉えている
しかし世間は批判的だ
そのギャップに引き裂かれて、娘はどうも自意識の強すぎる性格に育った
そんな彼女が恋した相手は全共闘の闘士だったが
彼女にはどうしても彼らの闘争を肯定することができない
それは結局、お坊ちゃんたちの遅れてきた反抗期にすぎないからだ
とはいえ彼女自身がどうなのかといえば
反抗期以前のしょんべん臭い娘として、相手にもされないのだった
「スクーター」
私は人からどう見られているのか
そんなことが気になってドジばかり踏んでしまう
私も母親のようなふてぶてしい婆さんになれればいいのに
…いいのか?
「太宰ちゃまと母とへその尾」
太田治子さんは、太田静子と太宰治のあいだに生まれた娘である
つまり「斜陽」のヒロインの娘だが
その後日談は必ずしも理想に彩られたものではなかった詳細をみるコメント0件をすべて表示
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著者プロフィール
太田治子の作品





