あなたの俳句はなぜ佳作どまりなのか (新潮文庫)

  • 新潮社 (2013年2月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784101271217

感想・レビュー・書評

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  • 挑発的な書名だが、内容はそれほど過激なものではないので安心されたし。
    辻さんの俳句に寄せる思いの強さと深さに打たれる本。指摘も参考になります。句作を始めたばかりの人より、句作に慣れてきて最初の壁に突き当たったような人にお勧め。

  • これは、単行本で見つけて気になっていました…
    それが文庫になったと知って即購入。
    一気に読みました…いやぁ、なかなか良い指南書です!
    なにより俳句の楽しさについて書いてあるのがイイっ!

    下五に置く季語はおくりがなをつけない…とか、
    字余りは上五に置くと良い…とか、
    俳句の基本的なスキルについて、実例を紹介しながら
    解説されているのもためになりました。

    なにより…俳句は写生だと云われるけれど、
    ボクは、どうもピンときてなかったんです…が、
    こんなふうに書かれていて、ボクはようやく
    ストンと腑に落ちたのです…

    ―井上光晴が言うところがある。
     「人生という現実の細部を部分的に取り出してきて
      構成すると、それが虚構なんです」。
      これって、俳句じゃないの! 私は内心膝を打った。
     「現実の細部を取り出す」ということが写生。
     それを定型に構成すると「虚構」となる。
     写生という技法でこそ虚構が成り立つのだ。

    俳句をつくる者だけでなく、俳句を読むだけの者にとっても
    本書は非常に力づけられるエールにもなっていると
    思ったのです…折にふれて読み返してみたい本でした…
    本書で紹介されている波多野爽波…気になるぅ~(^_^)

    こんな俳句をつくってるんですョ!
    この、おとぼけ具合…ただものじゃあないっ!

     雪うさぎ滑らす盆は上等よ

  • 著者の辻桃子さんは、18歳で俳句入門。1987年に「俳句って、たのしい」を掲げて『童子』を創刊主宰。
    この本は、俳句を、もっと楽しく作っていくためのアドバイスが、たくさんの投句を例にとりあげながら、37講にまとめられている。
    中身は濃いが、わかりやすく、読みやすい。文庫版は手頃な値段。おすすめです。

  • 写生が大事。
    多作多捨。

  • 何かを生み出すことにはとてつもないエネルギーが必要だ。
    そのエネルギーに吸い寄せられるように、読み進めた。
    だから一気に読むことができない。読むたびにエネルギーをもらったり、圧倒されて、萎縮したり。でも、読んだことでいろいろなことへの目線が代わるかもしれない。生きる楽しみがまた増えた。

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著者プロフィール

1945年、横浜に生まれ、東京で育つ。
1987年、月刊俳句結社誌「童子」を創刊、主宰。
第1回「花椿詩の公募賞」優秀賞、第5回加藤郁乎賞、
手島右卿特別賞受賞。
『桃子先生、俳句ここを教えて!』(文學の森)
『増補版いちばんわかりやすい俳句歳時記』(安部元気と共著)
など著書および連載多数。日本伝統俳句協会理事。
NHK「俳句王国」主宰、「俳句甲子園」審査委員長なども務める。

「2022年 『辻桃子の津軽歳時記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

辻桃子の作品

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