乙女の密告 (新潮文庫 あ 75-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101273518

感想・レビュー・書評

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  • 小さな世界で起こる大きな事件のお話。

    けれども外から見ている私たちにとっては、
    それはとても小さな事件に思える。

    だけど
    学校で広がる噂話も、遠い昔のホロコーストも、
    結局私たちには実感することのできない事件であって

    その“他人事”のような出来事を見守る私たちも
    いつの時代も変わらない存在なのかもしれない。

    他人の罪を密告する者・される者は
    いつの時代も生まれてくる。


    リズミカルな文体だったけど
    少々主観的で幼稚に感じられた。
    上滑りしている所もあり、あまり面白くはなかったな。

  • 思ってたよりあっさり終わってしまった。
    もっと引き込まれたかったけれど叶わず…
    アンネの日記を読むことにしよう。

  • 純文学に近い感じがしますが、読みやすかったですね。けれど世界観が独特過ぎで、あまり理解できませんでした。私の想像力がないからですが。

著者プロフィール

1974年京都府生まれ。京都外国語大学卒業後、北海道大学大学院博士課程中退。2004年「初子さん」で第99回文學界新人賞を受賞。2010年、外国語大学を舞台に「アンネの日記」を題材にしたスピーチコンテストをめぐる「乙女の密告」で第143回芥川賞を受賞。著書に『うつつ うつら』『乙女の密告』『WANTED!! かい人 21 面相』がある。2017 年急性肺炎により永眠。エッセイの名手としても知られ、本書が初のエッセイ集となる。

「2022年 『じゃむパンの日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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