食べたいほど愛しいイタリア (新潮文庫 し 65-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101278810

感想・レビュー・書評

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  • この人のエッセイが面白かったので。イタリア人のクリスマスのご馳走はすごいな。

  • よしもとばななのイタリア語訳を手がける翻訳家・作家のイタリアについてのエッセイ集。友人に薦められて読んだ。笑える話も多かったが、割と普通。

  •  やっぱり前半の食べ物の話が楽しい。

     まず、日本でも食べられそうなものに目がいく。

     ヌテラチョコスプレッド。ウフフ、本当にそんなにかくれてもたべたいのかな。買ってみようか。
     http://www.seijoishii.com/d/12472

     それから次は、ポレンタ。ただのコーンフラワーとは違うのかなぁ....。ネットにも、色々なレシピがのっていた。

     また、お正月の料理どんなでしょうね。メニューが書いてあったけれど。

  • イタリア人で日本在住の著者のエッセイ。
    よしもとばななさんの小説のイタリア語翻訳も手掛けているらしく、文章もとても読みやすくて面白い。

  • イタリア人の書いた、ステレオタイプではないイタリアについてのエッセイ。気軽に手に取って、クスッとしながら読めばいいと思います。

  • あまりにイタリア関連の話ばかり読んでいるので、
    また同じような話だろうとたかをくくっていたら
    相当楽しめた。
    彼の独自のセンスが光っている。
    エロ・キッティには笑った!近くにいたら助けてあげたかった~!

  • 日本人が持ってるイタリアのイメージは実際とは違うよ。みたいな感じでいいのだけども。
    なんだかあっさり風味で物足りないような、そうでないような。
    微妙な感じだったので2作目も読んでみることにした。

  • 2009年7月10日購入。
    2009年7月18日読了。

  • Funny. japanized italian man talking about italy.

  • ナシ

  • 谷崎潤一郎に魅せられて日本文学に生涯を捧げることになったクレモーナ出身のイタリア人の著者によるおいしくて愛おしいイタリア紹介本…かな?読んでいて思うのが「この人は本当に母国と他国の文化を大切に思っている」ということだ。外国に暮らすと驚きの連続だし、感心することも学ぶべき事も沢山ある。そして反比例するように、母国に対する眼が変わり遠く離れた故郷がより愛おしく、素晴らしいものになってくるのだ(笑)そう…欠点すらもすべてひっくるめて愛おしくなるほどに♪まったく異なる文化を理解するには「言葉の習得」と「現地での生活」が不可欠だと思う。実際現地で体験してみなければわからない事や、言葉を学ぶことにより初めてわかるその国の気質や感性。理解しがたくても次第に慣れ、その国の文化や気質を尊重することで人は異国にとけ込んでいく。著者のマンマに代表される愛すべきイタリアへの愛、そして生涯をかける日本文化への愛。二つの異なる愛にあふれ、とっても美味しそうな本だった。ヌテッラのくだりには笑ったけど…思うに著者はホームシックだったんだろうなあ…あれって確かにクセになる味なんだ。私も一時期嵌っていたんだけど、ヌテッラの上に蜂蜜コーティングをほどこすとまた絶品なのだ。(クソ甘いと思われるかもしれないが、さほどでもない)久しぶりにまた食べたくなってきた。それにしてもマンマの料理、本当に美味しそうだ。帰ったら絶対ダイエット必須だろうけれど1週間ぐらい続けて食べてみたいなあ…

  • 異文化を覗くってほんとに楽しい。
    本書は、イタリア・クレモナ生まれのアレッサンドロ・ジョヴァンニ・ジェレヴィーニさんがほんとのイタリアを教えてくれるエッセイ集。著者は、よしもとばなな、松浦理英子作品のイタリア語訳を数多く手がける翻訳家で、作家。ヴェネツィア大学日本語・日本文学科卒業後、東京大学大学院で学術博士号を取得。現在、早稲田大学准教授。日本に移り住んで20年。その間、友人や生徒に「素顔のイタリア」を語ろうとしてきたそうだ。イタリアの料理・ファッション・オペラ・デザイン・高級車・サッカー……、日本では何もかもが美化され過ぎ。愛する自国のイメージが今にも崩れそうな虚構の世界に見えたのが、ほんとのイタリアを書かなきゃいけないって気持ちにさせたようだ。
    イタリア人は個性豊か。そんな「珍しい変わり者」という典型的イタリア人の著者が語るイタリアの日常は、笑ってしまうくらい面白い。それでは、面白かったところをちょっとだけ。
    大学の夏休み、イタリア人2人で関西旅行したときのこと。シェーキーズかなんかでピッツァを注文したら、店員が戸惑っている。食べ始めたら、周りの客が注目している。そのわけは、2人で10〜12人分を取ったから。でも、イタリア人は、みんなそれくらい普通に食べるんだそうだ。
    お兄さん夫婦が来日したときのこと。レンタカーで東京から関西まで運転した元レーサーのお兄さん。夫婦帰国後、著者のもとに1通のお便り。静岡の警察からの出頭命令だった。高速道路を180キロのスピードで優雅に流している家族写真が取られていたそうだ。お兄さんは日本に二度と来られないかも、だって。
    こんな面白い話がたくさん詰まった本書。笑いながら読み、周りの人に話さずにいられなかったのは久しぶりだった。それにしても読み終わっても、「ヌッテラ」っていうのが気になって仕方がない。ヘーゼルナッツ入りのチョコレート・クリームで主にパンに塗って食べるものらしい。これが依存症になるくらい美味いって言うから、たまらない。探してみよう。

  • あー面白かった!谷崎潤一郎に心打たれて日本語・日本文学を志したクレモナの人がいる、ということも勝手に嬉しいし、その人から日本語で、イタリアのこと日本のことについてのあれこれを、ほとんどリアルタイムで聞くことができるのも愉しいし。「第4章 渋谷に住んで思うイタリア」には、「言葉・翻訳について」の話題も豊富。明日のお昼は、シンプルな冷製パスタを作ろう、と思った。

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