椿と花水木 上: 万次郎の生涯 (新潮文庫 つ 6-7)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101280073

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  • (「BOOK」データベースより)
    人は一遍は死ぬけん、怖がることないきに―鰹船に乗り、命を張って富を求めようと少年は水平線を見据える。土佐・中ノ浜の貧家に生まれた彼が歩むことになる破天荒な人生を、このとき誰が予想しただろうか。時化の海での遭難、無人島漂着、捕鯨船による救出、そして異郷アメリカでの生活…時代を越えて記憶され続ける“ジョン万次郎”の壮大なドラマが今、始まろうとしている。

  • 異国の地で生き抜こうと覚悟を決めた万次郎が勉学にひたすら励む姿は目に浮かぶよう。彼の会話が土佐弁で統一されていることも、彼のなまっていたであろう英語をイメージさせていい感じだ。

  • 自分の読んだ本の中でも限りなくトップに近い作品。

    歴史小説という感じがしません。ひとりの男性の超・波乱万丈の人生を描いた、涙あり・驚きあり・感動ありの大作です!
    電車の中で思わずウルウルしてしまったことも・・・・


    歴史本好きじゃなくても絶対オススメの一冊。

  • 初版本

  • ジョン万次郎を描いた作品。
    土佐で貧しい生活をしていた万次郎が、異国の地で生活していく。
    当時の日本が世界の中で遅れていたことがわかる。
    立派になった万次郎がこれからどうなっていくか楽しみである。

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著者プロフィール

1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年に『深重の海』で直木賞受賞。その後、織田信長を描いた『下天は夢か』がベストセラーになる。95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞、2005年菊池寛賞受賞。1997年に紫綬褒章を、2003年には旭日小綬章を受章。剣道三段、抜刀道五段で武術全般に造詣深く、剣豪小説をはじめとして多くの武道小説を執筆。2018年5月26日逝去。著書に『明治撃剣会』『柳生兵庫助』『薩南示現流』『雑賀六字の城』『修羅の剣』『大わらんじの男』『龍馬』など多数。

「2022年 『深淵の色は 佐川幸義伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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