陋巷に在り〈8〉冥の巻 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.79
  • (14)
  • (19)
  • (24)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 142
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101281209

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 陋巷に在り 第8巻では、ついに戦いの場は地上を離れ黄泉の国へ。

    戦いの展開が面白くて、他の本を読んでいる暇がない。
    さあ、はよう、続きを....

  • 九泉(黄泉の国)へ向かう顔回。読むのが止められない。一気読み!

  • もはや新本で手に入らず、古本で購入。
    七巻まで読み進め、その後全巻揃えるまで待っていたら、ずいぶん間が空いてしまった…。

    蠱という術にかかり、病む妤。
    それを救うべく、南方の医術者、医鳥兒(ゲイ、鳥偏に兒)の術の助けを借りて、黄泉の国へ赴く顔回。
    南方の女神、祝融に先導されて。
    この女神、黄帝の子孫ということだったか? おそろしいちからをもちながら、男性に弱いという、ちょっと人間臭いところがあって、楽しい。

    顔回の黄泉路の旅も驚きの連続なのだが、顔回に術をかけている現場でも、子蓉の力で、医鳥兒、五六らも命が危険にさらされるほどの攻撃を受ける。
    物語の展開としては、そちらが先で、場面転換して顔回の冒険になるんだが…。
    延々と続く顔回の話の中で、そっちは大丈夫なのかハラハラしてしまう。

  • 祝融
    越境

    著者:酒見賢一(1963-、久留米市、小説家)
    挿絵:南伸坊(1947-、世田谷区、編集者)

  • 陋巷に在り [08]

  • ようやく8巻を読み終えました。
    今回も顔回たちと子蓉の戦いが続いています。今回は、顔回が祝融の力を借りて、九泉におりて妤を救おうとするのですが、そこから物語の進行が極端に遅くなって、読むのがたいへんでした。(^^;

  • 8巻。

    死生観というか、冥土の在りかたというのにはなんか納得した。

  • 顔回が妤を救うために冥界に向かいます。この巻の主役は何と言っても男気あり過ぎの女神「祝融」様。強くて怖くてちょっと優しい「祝融」様がかっこよすぎです。顔回は冥界の淵にいる妤を無事救い出す事が出来るのか、いよいよクライマックスって感じです。

  • 祝融!祝融!
    (三国志にも同名の猛女が登場するぞ。ここからきてたのか!)

    女子としては、強い女神には文句なしに憧れモード。
    女王様=祝融を前に顔回、草食系の面目躍如なるか!?

    とりあえず話は遅々として進みません。

  • 前回の巻で医鶃(いげい)と子蓉との対決は決着がつかず、途中で終わってしまったので、果たしてこの戦いはどうなるのだろうと先を読み急ぎたくなります。
    ・・というわけで以前に読んだにもかかわらず、やっぱりこの巻では手に汗握るという表現がぴったりの場面が続出するので、最後まで目が離せません。
    昨夜の対決から一夜が明けて満月の夜、再度二人の死力を尽くした戦いが繰り広げられます。医鶃(いげい)は医術だけでなく、魔術的医療も駆使して子蓉の掛けた呪術に対抗するのですが、劣勢を強いられます。
    そのため彼は、奥の手として顔回の特殊な才能に賭けて、何と!女神を招きます。炎系の神様である祝融が登場するのがこの巻のすごいところです。顔回は「妤」の魂を追って、祝融の後についてとうとう九泉(冥界)へ降りることになります。
    そこで、子蓉と妤の二人に出会い、二人とも連れて帰ろうとするのですが子蓉の仕掛けた様々な難題が顔回の行く手を阻みます。
    そしてさすがの顔回も危うしという場面に祝融が助けに入り、遂に敵の本性が姿を現わすのでした。
    女神祝融は、可愛い男に弱い!という驚くべき弱点もさりげなく披露されていたり、顔回と孔子との出会いや関係性、孔子の生い立ちなども話の中に盛り込まれいて、今回は変化に富んだ筋書きになっています。

全14件中 1 - 10件を表示

酒見賢一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×