七つの黒い夢 (新潮文庫)

  • 新潮社
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本棚登録 : 2220
レビュー : 255
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101281513

感想・レビュー・書評

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  • この本は短編集で、桜坂洋の『10月はSPAMで満ちている』を目当てに買いました。この話は『よくわかる現代魔法』の坂崎嘉穂が登場します。

    時系列的には『よくわかる現代魔法』よりも後のほうで、嘉穂はスパムメールを送信する会社に就職してます。そこでちょっとした謎(?)が発生し、、、

    ちなみに、『10月はSPAMで満ちている』に限って言えば黒くはない。

  • ん~
    全体的にぴんとこない作品集でしたねえ・・・

  • 作家7名によるオムニバス。
    一つ一つの作品はなかなか面白いのだが、如何せん本のタイトルが頂けない。
    正直ダサいタイトルだと思うんだが。あれ、自分だけか。
    夢十夜を連想させるこの中途半端なもやもや感。
    ダークファンタジー、ホラーと名うっているが、少なくともホラーではない。
    作品の方向性が皆ちょっとずつずれていて、どこか散漫な印象を受けた。
    一つの本にまとめた事で魅力を削いでしまっている。
    非常に残念な一冊。


    内容。
    乙一は流石秀逸。この方は発想がいい。
    ”匂いのする絵” ”洗濯機で縞模様の服を一緒に洗うと、他のものに模様が映る”等…読んでいてわくわくする。
    オチが弱いので不完全燃焼感はあるが、この本の中ではキラリと光っている。

    他、印象に残ったのは、誉田哲也「天使のレシート」。
    この読後感の悪さといったらない。
    説明不足も強力なインパクトで拭い去った。前半のほのぼの感とのギャップが好き。
    初めて読む作家だが、ブラックユーモア慣れしているように思う。

    異色な魅力を放っていたのが、岩井志麻子「哭く姉と嘲う弟」。
    最初読みにくいなと思っていたが、最後のオチですとんと納得した。
    薄汚れて寝たきりの老人が寄り添う、その情景が逆に美しい。
    この方も初読。
    色々な作家を発掘できるのがオムニバスのいい所ですね。

  • 乙一の「この子の絵は未完成」が気に入りました。
    「天使のレシート」…なんかショック。

  • 『乙一さんのお話が気になって購入。』
    やっぱり乙一さんのお話は、おもしろいなぁ・・・。
    現実には起こり得ない事が、実は身近で起こっていてもおかしくない。
    そんな風に思えてしまうのも不思議です。

    他の作者の方は、みんさん始めて読みましたが、新しい出会いがあり嬉しかったです。
    天使のお話、世にも奇妙な物語に出てきそうだな~と思いながら読みました。

  • 損はさせないのが、このアンソロジーシリーズ。

  • 表紙の絵とタイトルが好き。

  •  乙一、恩田陸、北村薫、誉田哲也、西澤保彦、桜坂洋、岩井志麻子 になるホラーアンソロジー。

     やっぱり、乙一がすごいですな。
     この人は、発想が普通じゃない。視線の毒みたいなのを、淡々とした文で上手くまとめている。意外とテクニシャンかもしれん。
     他も「おっ」って感じでよかった。
     かなり薄い本なんだが、読み応えはしっかりあります。
     うん、濃厚なチーズケーキのようだ。

  • 2010/02/17

  • 短編というのはテンポとスピードが勝負だと思う。
    よーいドン!で一気に加速をして、100mでも50mでもなく30mくらいを瞬きひとつの間に走り去るようなスピード。
    それに合わせて軽やかでリズミカルなステップ。
    本書に収録されている「大体」の作品はこれが備わっていると思う。
    どれが面白いのか?その評価はみなさんでしてほしい。
    この手の作品集は読み手の趣味で大きく左右されるからだ。

    タイトルだけを見るとホラーテイストな作品集に思えるが、ほとんどの作品がファンタジーに近い事を補足しておく。

    以下は収録作品と著者名
    1.この子の絵は未完成(著:乙一)
    2.赤い毬(著:恩田陸)
    3.百物語(著:北村薫)
    4.天使のレシート(著:誉田哲也)
    5.桟敷がたり(著:西澤保彦)
    6.10月はSPAMで満ちている(著:桜坂洋)
    7.哭く姉と嘲う弟(著:岩井志麻子)

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著者プロフィール

乙一(おついち)
1978年福岡県生まれ。山白朝子(やましろ あさこ)、中田永一(なかた えいいち)の別名義で執筆する小説や、安達寛高(あだち ひろたか)という本名名義で脚本を記すこともある。
1996年に『夏と花火と私の死体』で、第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。
2003年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞。2012年、『くちびるに歌を』(中田永一名義)で第61回小学館児童出版文化賞。
代表作として、映画化もされた本屋大賞ノミネート作『くちびるに歌を』のほか、『暗いところで待ち合わせ』『きみにしか聞こえない CALLING YOU』『失はれる物語』などがある。作品の多くが漫画化、映画化された。

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