男の隠れ家を持ってみた (新潮文庫)

  • 新潮社 (2008年5月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784101282534

感想・レビュー・書評

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  • 題名が気になり異様に薄い本の厚さが気になりつつ読んだ。
    内容は大人の隠れ家ではなく、作者名を明かさずに友人を作る試みで、そんな境遇にはならない自分にとってはあまり共感出来ない内容。ただ、今までやれなかったことを実践する事はいいことだと感じた。いつか一歩踏み出して隠れ家を作ってみたいと考えた。

  • 家族の住む家とは別に「男の隠れ家」を持ち、暮らしてみた記録。

    「男の隠れ家をどう作り上げ、充実させていくか」という話かと思って読み始めたが、違った。
    隠れ家というか、修行場のような雰囲気。
    楽しむための「男の隠れ家生活」ではない。
    「ここらで一旦人生を考えたい」的な「旅」のようなかんじ。

  • エッセイスト北尾トロさんの、…なんだろうこれは。
    「自分探し」が近いようにも思うのだけれど、「隠れ家」というタイトルの通り、企画の圧を結構感じる。
    要は、立場がまるで違う自分には、話の筋を感じ取りづらいのだ。

  • ごめんなさい。
    私には合いませんでした。

  • 北尾トロ…TBSラジオでゲストでよく出る人。
    というイメージ。
    新刊出ましたとか本の話をよくしているんだけど、なぜか作家と認識してないという(ダメ
    なんか、現在最年少のマタギになりましたとか、そんな話をする人だから。
    で、たまたま目に入ったので、読んでみたわけですが、自宅や仕事場でない処に家を借りて、まったく違う人物として過ごしてみようという企画。
    結果、特に何が起こるわけでもなく、淡々と終了する。
    何がすごいって、本当に何もない事を読ませる文章力。
    ただただ何も起きないことを書いているだけなんだけど、そこに至る経緯や心の動きを入れる事で、なぜだか読めてしまうという。
    他の本も読んでみたくなった。

  • (86)

  •  いわゆる「男の隠れ家」(同名の雑誌もありますね)を持った人たちを取材したインタビュー集かと思ったら、そうではなかった。ライターの著者自身が、自宅と仕事場以外に六畳一間風呂なしのアパートを借り、そこで週一程度過ごしてみた「体験」を綴ったエッセイなのである。

     いったいなんのためにそんなことをしたかというと、一つには雑誌の連載企画(この本は『裏モノJapan』の連載の文庫本化)である。
     もう一つには、父親が亡くなった年齢である48歳にもうすぐ届くことなどから、いわゆる「中年クライシス」の状態にあった著者が、「隠れ家」を持つ経験を自分を見つめ直す機会としたのである。

     で、本書には自宅と仕事場と隠れ家を行き来した10ヶ月の模様が綴られるのだが、あまり面白くない。なにしろ著者自身が「はじめに」で、「連載はつらかった。(中略)10回も続いたのが不思議なくらいだ」と書いているほどで、ドラマティックな出来事など何も起こらないからである。

     つげ義春のマンガにも、主人公(つげの分身)が妻に内緒で月5000円の激安アパートを借り、そこに通ってただボンヤリすることを愉しむという短編があった。これはなかなか面白い作品だったが、要するにこの手の体験は「短編一つ程度の小ネタ」であって、一冊の本にするほどのものではないのだ。

     北尾トロは好きなライターだが、正直言って、これは私が読んだ彼の本でいちばんつまらなかった。
     同業者で世代も近い私には著者の心情がよくわかる面もあるのだが(私にも「隠れ家願望」があるし)、それでも企画倒れの失敗作だと思う。

  • 【本の内容】
    家庭に不満はない。

    仕事もまあ順調である。

    でも、このままでいいのだろうか。

    男性の多くが感じるだろう漠然とした不安をぼくも抱いていた。

    そうだ、知らない町で、自分を見つめなおしてみよう。

    ぼくは、馴染みのない駅で降り、あるアパートの一室を“男の隠れ家”として借りることにした。

    仕事場と自宅、そして隠れ家を行き来する生活が始まった。

    笑えてしみじみ、北尾トロの真骨頂。

    [ 目次 ]
    第1回 こうき心
    第2回 眠れない夜
    第3回 ぼちぼちいこか
    第4回 何とかなれ
    第5回 トンネルぬけて
    第6回 いい事ばかりはありゃしない
    第7回 心が痛い
    第8回 人生を語らず
    最終回 青空、ひとりきり

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 薄いのでさくっと読める

    単なるオヤジの愚痴エッセイ
    企画もそんなにぱっとしないし
    特に何がしかの事件が起こるわけでもない

    つまらん

  • 916

  • 男の隠れ家を持つというのは、なんだかわくわくします。本書はそれを実際やってみた体験記です。内容は派手な事件があるわけでも無い地味な内容ですが、あるオヤジが言った「友達なんて3人いりゃいいんだよ」という言葉に良い意味で脱力しました。362円(税別)の価値ある一言です。

  • 「花岡」の存在が素晴らしい。
    男の人は何歳になってもロマンチックだなあ。

    さくさく読めて、気持ちが和む一冊だった。

  • ・なんだこれ、超つまんねえ。俺の1時間返せ。思春期かよこのおっさん。出版していい内容じゃねえよね。

  • 「今の自分じゃない自分で生きたい分るけどネタのための我がまま」

  • 実家と別に隠れ家(一人暮らし)を持つことで、そこから始まる小規模な試みを綴ったもの。良くも悪くも近隣との関わりを大切にしたくなりました。

  • 昨日読破。
    今の所に10年以上住んでいるが、私を認識している店は1軒しかない。
    そう考えれば著者は街に入り込んだと思う。

  • トロさんの遅すぎる自分探しというかなんというか。やりたい事は分かるけれども、今から?という感じが。あんたいい歳になってなにやってんの?っていう感じ…。企画自体は面白いんだけど、「男の隠れ家」ってイメージじゃないし、あぁ、きっとこの人今まで恵まれてたんだな、ってことばっかり思ってしまって冷めてしまった。

  • 最初はおもしろく読んでたんだけど、だんだんイライラしてきた。
    最後まで一気に読めはしたから文は読みやすくていいんだけど、
    新しい町で一人暮らしをして、北尾トロとしての自分をリセットしたかったと
    いうが、そのわりにぜんぜん自分から行動してない。
    全部周りに「…してくれればよかったのに」。話しかけてもらっても
    自分の好みの話題じゃないとさっさと逃げるし。
    つまらんおっさんだなあ、というのが感想。そんなつまらん日常を
    読めるものに書いてるんだから、文才はあると思うけどね。
    あとこの隠れ家とやらが、たぶん私の住んでるところに近くて親近感はあったかも。

  • これはねぇ〜、ある意味では所帯持ち男のロマンってやつかもしれないなあ。
    家族に囲まれて幸せを感じるものの、たまには自分ひとりの気ままな生活にあこがれたりもする。
    収入も自分がすべてコントロールでき、見知らぬ飲み屋で友達つくってみたり。

    片道の通勤に2時間、往復で4時間かけている現在。
    睡眠時間を除いてみれば、一日の大部分を「通勤」にだけ費やしていることだ。

    これは考えてみれば、ひじょうにもったいないこと。
    会社の近くに安く隠れ家でもあって、そこで週の何日かを過ごしてみれば違った人生があるのかもしれない・・。

  • ネタバレしてしまうと、ドラマはあまり無い。だからこの本がそれほど評価を得ないのもわかってる。でも事件が起きないからこそ、起きない理由について内省する姿が描かれていて、これは筆者が考えてなかった隙だと思う。この隙に生きるヒント、もしくはヒントに繋がるヒントがかなり多く含まれているように私は感じてます。名作と言われる自己啓発本よりもずっと多くを感じ入ったのですが、それを他人に強要するのは憚られるかな。

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著者プロフィール

本名、伊藤秀樹。1958年、福岡市生まれ。
小学生の頃は父の仕事の都合で九州各地を転々。東京都立日野高校、法政大学卒。 個人事務所(株)ランブリン代表。NPO法人西荻コム理事長。西荻ブックマークスタッフ。季刊ノンフィクション雑誌「レポ」編集・発行人。

「2011年 『【電子書籍版】昭和が終わる頃、僕たちはライターになった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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