虹よ、冒涜の虹よ 上巻 (新潮文庫 ま 19-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101283241

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  • 暴力の申し子のような主人公“真昼の銀次”は大物ヤクザ二人を殺して逃亡する。かつての配下に匿われ、ある海辺の電波塔に潜伏する。そこに現れるのは人外の化性たる〈死に神〉や〈仮面〉だ。独自の悪に染まった銀次の別人格にも見えるが、作者の意図は那辺にあるのだろう?また、老彫物師が現れて刺青を彫らせてくれと頼み込み、見事な虹の刺青を彫る。銀次は惰弱の心を脱皮し、無頼の徒に帰って行く。

  • 小説とは作者の想像ですが。こんな想像もあるのかと関心する作品

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著者プロフィール

1943年、長野県飯山市に生れる。国立仙台電波高等学校(現在の国立仙台電波工業高等専門学校の前身)卒業後、東京の商社に勤務。66年『夏の流れ』で第23回文學界新人賞を受賞。同年、同作で芥川賞を受賞し作家活動に入る。68年に郷里の長野県に移住後、文壇とは一線を画した独自の創作活動を続ける。また、趣味で始めた作庭を自らの手による写真と文で構成した独自の表現世界も展開している。近年の作品に長編小説『我ら亡きあとに津波よ来たれ』(上・下)。『夢の夜から口笛の朝まで』『おはぐろとんぼ夜話』(全3巻)、エッセイ『人生なんてくそくらえ』、『生きることは闘うことだ』などがある。

「2020年 『ラウンド・ミッドナイト 風の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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