宮島・伝説の愛と死 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.18
  • (3)
  • (0)
  • (12)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 43
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101285245

作品紹介・あらすじ

癌で余命三ヶ月と宣告された一乗寺多恵子が殺された。必死の捜査にもかかわらず、手掛かりは得られない。十津川警部は、多恵子が死に際して最期の旅行を計画していた宮島に事件解決の鍵が隠されていると睨んだ。そして、厳島神社の大鳥居をくぐる夜間の遊覧船で、偶然にも発生した転落事故。それが、多恵子の身に起きた21年前に忌わしい過去を呼び覚ました。十津川警部、渾身の捜査。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 犯行の動機が分からないまま終わるから、モヤモヤした気持ちが強い。犯人を逮捕したなら犯行の自供はセットなのは基本だと思うんだが、何故半端に終わらせるのか?そういった掘り下げはちゃんとして貰いたかった。

  • 初っ端で医者があまりに患者を突き放し過ぎ。
    いくら推理マニアでも借金してまで捜査に加わる女性が
    ちょっと現実味に欠ける。

  • 宮島に行った後に読むと、実在する場所とか出てくるので楽しいですよ。

  • これにはがっかり。三文ミステリーと言わざるを得ない。

    余命三ヶ月の女性が刺殺されたが、他の方も言っているように、殺される必然性が全く感じられない。
    一人息子とその恋人が事件の手掛かりを掴むために宮島へ向かうが、そのきっかけとなる出来事も御都合主義もいいところ。
    慌てて書きすぎたのではないか?と思ってしまうくらい。

    「伝説の愛と死」、完全に名前負けしています。

  • 貧乏作家から売れっ子作家になって浮気をした夫と離婚した母親が、
    癌で余命3ヶ月とのこと。
    思い出の宮島への旅行を計画したところ殺される。

    いくつかの違和感がある。
    余命3ヶ月のおばさんを殺す必要があったのか。
    宮島での21年前の事件の真相の必然性。
    十津川警部が最初に息子を容疑者として調べていた理由。

    なんとなく、納得感がないまま1回目の読書を終えた。
    2回目読めば,何かが掴めるのかもしれない。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西村京太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×