ホテル・ディック探偵は眠らない (新潮文庫 つ 7-7)

著者 :
  • 新潮社
3.38
  • (0)
  • (3)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 51
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101286075

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  ホテル・ディックシリーズの第3弾。
     長編ですがページ数は少ないです。

     話の流れとか展開は好きだったけど、結末のすっきりしないところがちょっとなぁ…て感じです。
     もっとすっぱり行ってほしかった。

     てか、タイトル、内容にすごく合ってはいるけど、これまでの『殺人現場まで二十八歩』とか『毎日が13日の金曜日』てのがすごく好きだったから、ちょっと物足りない。

  • 読みやすい作品だった。
    登場人物のキャラの濃さや設定から、シリーズ化もできそうな感じ。

    ただ、そこまでの展開の早さや犯人探しがある訳ではないので、サスペンス-推理系が好きな人からすると物足りないかな。

  • 都筑道夫は名前をいろんな所で子供の頃から聞くものの、作品はあまり読んだ事が無い。奇想天外に連載していた「翔び去りしものの伝説」を少しと、少年キング?に連載していた「妖怪紳士・折れた角」位。
     あまりにも多才すぎて、この人はこの作品、という代表作が無いような気もする。古本屋で見かけたので 買ってみた。

    内容ははっきり書くんではなくて 読者に悟らせる という感じでちょっとわかりにくいかも。

     浅草界隈の下町が好きなんだな、と思う。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

(つづき・みちお)1929-2003。東京出身。10 代から時代ものを発表していた読物雑誌の衰退に伴って海外ミステリ翻訳家に転向、『E
QMM(エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン)』日本版編集長を経て、1961年『やぶにらみの時計』を刊行、推理作家となる。トリッキーな趣向を凝らした作品の一方、ユーモラスなアクション小説、捕物帳を含む本格推理、ハードボイルド、SFミステリなど多彩な作風をもつ。永く無冠でいたが晩年に日本推理作家協会賞、日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2022年 『都筑道夫創訳ミステリ集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

都筑道夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×