東京湾景 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1642
レビュー : 189
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101287515

作品紹介・あらすじ

「愛してないから、こんなに自由になれるの」「それでも、お前と一緒にいたかったんだよ」。品川埠頭の倉庫街で暮らし働く亮介が、携帯サイトの「涼子」と初めて出会った25歳の誕生日。嘘と隠し事で仕掛けあう互いのゲームの目論見は、突然に押し寄せた愛おしさにかき消え、二人は運命の恋に翻弄される。東京湾岸を恋人たちの聖地に変えた、最高にリアルでせつないラブストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 最後の息子で吉田修一おもしろいと強く惹かれ、
    ぞくぞくと読んできたけど、やっぱりべつにすきじゃないな。

    なんか出会い系サイトで知り合った人、なんとなくすきになるはなし。最後は東京湾を泳いで来れたら付き合えるらしい。

    東京にすんで東京の街の描写が、ちゃんと眼に浮かぶたびにわたしもう東京人だなて思う。
    それと同時に
    東京てそんないい町じゃないししつまんないのに、
    頭に浮かぶ東京はいつもきれいに加工されてるからわたしてやっぱり地方出身なんだなとも思う。

  • いまいち今回はどの登場人物にも感情移入出来ないなと思っていたら最後の最後で。。。
    とにかく今すぐ『日蝕』を借りに行きたい。

  • 学生時代に読んでいたら、間違いなく憧れた世界だと思います。今もこういう恋愛も素敵だとは思うけれどタイミングが少し遅かったかな。彼女の住んでいるであろう街が、私の最寄りの隣ということもあり、勝手に感情移入。吉田修一さんは「悪人」の印象が強かったので、こんなにロマンティックな小説も書けるんだと、こちらの方が古い作品なのに、私にとっては新鮮でした。幅広い作家さんで、これからも読み続けたい一人です。

  • 東京湾を挟んで、肉体労働者の男と、お台場で働くOLの女のなんとも切ないラブストーリー。

    やっぱり吉田修一作品は、じわじわ・むずむず 来るんだよね~

    自分的にはこれがイチバン好き。

  • 恋愛を信用出来ない2人が恋愛していく話。さらっと読めました。最後は感情移入して、もしも俺が・・・の言葉からはうるっときました。良かったです。上手くいってほしい。

  • 品川埠頭の倉庫で働く亮介と携帯の出会い系サイトで出会った涼子。
    なんとなく付き合っている相手がいた亮介だが、涼子に惹かれていく。
    ただ、涼子の方はそうではなく…
    携帯サイトでの出会いだったからか、過去の恋愛のせいなのか、互いに打ち解けられない部分を持ちながら、相手の様子を伺っている。

    なんとなくわかるようでわからないような…あまり心を揺さぶられるような作品ではなかったかも。

    2019.5.28

  • あまり出会ったことのない文章。展開。
    中央線沿線とかではなく 埠頭とお台場が設定というのも、かっこよく綺麗な恋愛から外れていて、どこかもどかしく切ないストーリーに合っていた。

  • いつか終わる事を感じながらする恋愛。いつも諦めを持ち続ける人生。愛なんていつか終わるなら存在しないんじゃないかっていう気持ち、共感する。そこを乗り越えられるかどうかなのかな。亮介の仕草ひとつひとつに色気があって、女性が感じる男の色気をよく書けてるなと思った。一気読みしてしまう恋愛小説だった。とても楽しめた。

  • 軽い気持ちでサクサク読める。
    恋や愛を信じない彼女が、信じたいと思うようになる後半が、衝撃的。

  • あと少し何か欲しいなー

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著者プロフィール

吉田 修一(よしだ しゅういち)
1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業後、スイミングスクールのインストラクターのアルバイトなどを経験。1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞しデビュー。同作は第117回芥川龍之介賞候補にもなった。2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞を同年「パーク・ライフ」で第127回芥川龍之介賞、2007年『悪人』で第61回毎日出版文化賞及び第34回大佛次郎賞、2010年『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞、2019年『国宝』で第14回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。2016年には芥川龍之介賞選考委員に就任している。その他の代表作に、2014年刊行、本屋大賞ノミネート作の『怒り』。2016年に映画化され、数々の映画賞を受賞。

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