東京湾景 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 189
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101287515

感想・レビュー・書評

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  • ドラマの東京湾景ってこれが原作?こういうお話だったっけ⁇
    面白いって思ったわけじゃないけど、スラスラ読めたのは面白かったってことかな。

  • 出会い系で知り合った男女が
    何度も身体を重ねて
    それでも心までは重ねられなくて
    近づいたと思ったらすれ違ったり
    そんな繰り返し。


    なにが素敵って
    東京湾ってロケーション。

    東京湾を挟んで働くふたり。
    対岸にいる相手をふと探してみる。
    素敵だなぁ…。

    亮介の胸の火傷痕のエピソードもそうだけど
    よっしゅうさんの描く男性って
    どうしてこうもピュアで不器用なんだろう。

    以前、お台場で行われていたライブのために
    名古屋から上京し、テレポート駅で降りた瞬間
    もしかしたら美緒と擦れ違えるんじゃないかなと
    思わずキョロキョロしてしまいました(笑)

    ラストの亮介の「東京湾を泳いで渡って…」のくだり。

    私が美緒なら、きっとすぐに浮き輪を買いに行って
    ちょっとでも彼との距離が縮まるように
    プカプカ浮きながら彼を待つと思う。

    どんなに流されても
    きっと亮介は見つけてくれる。

    そういう人なんだと、思う。

  • H24.6.30 ハッピーエンドでほっとした。亮介は楽々東京湾を泳いで横断したに決まってる、と私も思うから。自分も学生の頃つまらなそうな顔をしている、と言われた事があるからかな?何だか激しい恋がしたいなぁ、と思わせる話だった。

  • ドラマでやってた東京湾景ってこんな話だったっけ!?
    在日の話だと思って吉田修一の作品なのに避けてたんだけど、普通の恋愛小説だった。
    私が大好きな湾岸が舞台で、景色の描写もリアルで素敵。
    ストーリーもバッドエンドを想像してたから、ちょっと嬉しかった。
    陳腐と言ってしまえばそれまでだけど、個人的には好感の持てるエンディングだったな。
    恋愛はいつか終わるって分かってるけど、大事なのは終わるまでの過程なのかも。

  • 大人なラブストーリー
    物語りの展開や文調は静かだけど、それぞれの人物の心の中には熱いものがかくれているような気がする。
    ラブストーリーはそんなに好きじゃないけど、この作品は読み終わった後にじわーっとよかったなと思えた。

  • 「悪人」をちょっと思い出した。携帯の出会い系サイトで出会った二人。

  • 吉田修一は「パレード」に続いて2冊目。主人公の2人はもちろん、その他の登場人物も魅力的に描かれてる(と思う)んだけど、キャラがたってる割に乾いている、薄っぺらいと感じてしまうのは何故だろう?著者の現代の若者の描き方の癖に自分の感覚感性が合ってないのかな?お台場勤務の「涼子(美緒)」と品川埠頭の倉庫で働く亮介、出会い系サイトを通じて出会った2人の物語。読後感は爽やか。

  • 吉田修一の世界の登場人物設定にはムリがあると感じつつも、
    言葉選びの上手さと展開で"アリ"に思えてしまうマジック。
    この東京湾景も、東京ならアリなのかな?と思えてしまう。

    品川とお台場を結ぶ不器用な恋愛模様。
    結果として、好きな作品です。

  • 波長は合ったけど・・・もの足りない。
    もの足りない。

  • 淡々とした恋愛小説。

    だけど、色々考えさせられる。


    『どんなに愛し合ってても、大好きでも、終わりを迎える。』

    あぁって…なんだか、他人事じゃない。


    メールから始まる恋。

    嘘。過去。セックス。

    お台場と品川埠頭を結ぶ東京湾岸のラブストーリー。

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著者プロフィール

吉田 修一(よしだ しゅういち)
1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業後、スイミングスクールのインストラクターのアルバイトなどを経験。1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞しデビュー。同作は第117回芥川龍之介賞候補にもなった。2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞を同年「パーク・ライフ」で第127回芥川龍之介賞、2007年『悪人』で第61回毎日出版文化賞及び第34回大佛次郎賞、2010年『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞、2019年『国宝』で第14回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。2016年には芥川龍之介賞選考委員に就任している。その他の代表作に、2014年刊行、本屋大賞ノミネート作の『怒り』。2016年に映画化され、数々の映画賞を受賞。

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