ボトルネック (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 9012
レビュー : 1209
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101287812

感想・レビュー・書評

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  • 人生は比較できない。
    姉が生きた世界と比較された時、結果はとても残酷だった。
    突き刺さる人には凄く突き刺さる作品。

  • 面白かった記憶はあるけど、内容はうろ覚え。

  • 嵯峨野リョウが、古典部シリーズ折木と重なった
    終わり方が個人的によかった




  • 自分がいない世界はどうなっているのか。
    すなわち自分の存在意義とは…。

    物語が進むにつれ、残酷かつ陰鬱な事実に主人公は直面していくが、読み手もその暗い渦に飲み込まれていくような気持ちになる。

    なんとも、ファンタジックな設定でありながら、恐ろしいテーマを描ききった物語であった。
    また、登場人物フミカの闇もぞっとした。

    色々と印象に残るところの多い物語で、非常に満足度の高い読書ができたといえる。

  • パラレルワールドを扱ったSF設定の青春ミステリ―。
    主人公のリョウは、「自分が存在する世界」から「自分が存在せず、代わりにサキのいる世界」へと迷い込む。
    文庫本の解説を読むと、作者が長年温めてきたアイデアを満を持して作品にしたものとのことだが、正直、作品の意図がよくわからなかった。
    ミステリ―要素としては、ノゾミの死の真相の解明があるが、一つのアイデアだけであり、単純な内容で大したものではない。
    リョウがパラレルワールドで3日間を過ごし、2つの世界の「間違いさがし」をした結果、見つけたものは、サキがいる世界の方が優れていること、自分がボトルネックであったということか。
    ラストで、「失望のままに終わらせるか、絶望しながら続けるか」の二者択一を迫られたリョウは、母親からのメールを見て、「失望のままに終わらせる=自殺」を選んだということなのだろうか。
    また、フミカや兄の存在は、どういう意味を持っているのだろうか。

  • 誰かと深く関わるとき、そのひとの中に鏡うつしの自分を見てしまうことは、止められない。
    鏡像を見て、どうするのか。それはその人ではなくて自分の鏡像だと気づくことができるのか。

    拒絶する。目をふさぐ。消してしまう。
    ――立ち向かう。誤魔化さず、自身と。

  • ストーリーテーラー「玉野五十鈴の誉れ」の次に読みました。家族の不和や、薄ら寒い恐怖感を上手く描くなぁ。

  • なんとも言えないけど悪くはない。

  • 想像力を働かせず、何もかもをそのまま受け入れる姿勢は、薄っぺらい人間にさせるのだろう。受け身のまま、本当のことにも気付かず、死んでいくのかもしれない。

    人は鏡面のように、その人の態度や性格を写し返す。周りの人に影響されて、少しずつその人に似てくる。その連鎖を良いものにするのか、悪いものにするのかは、自分次第なのだ。

  • 必ずしもハッピーエンドとは限らないのが人生であり、パラレルワールドものだが現実的な小説。
    どんよりとした北陸の情景が浮かぶ。
    東尋坊から突如別世界へ飛ぶ主人公。
    本来は居ないはずの姉がいる世界では自分の住む世界ではうまくいかなかった物事がうまく進んでいる。
    これでもかこれでもかと自分の存在価値を否定されていき、世界のボトルネックが自分だと気付かされた時に現実に戻る主人公。
    母からのメールを見て主人公はどんな行動をとるのか?

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著者プロフィール

米澤 穂信(よねざわ ほのぶ)
1978年、岐阜県生まれの小説家、推理作家。金沢大学文学部卒業。
大学在学中から、ネット小説サイト「汎夢殿(はんむでん)」を運営し、作品を発表。大学卒業後に岐阜県高山市で書店員として勤めながら、2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞し、デビューに到る。同作は「古典部」シリーズとして大人気に。2011年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)、2014年『満願』で第27回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。『満願』は2018年にドラマ化された。直木賞候補にも度々名が挙がる。
その他代表作として週刊文春ミステリーベスト10・このミステリーがすごい!・ミステリが読みたい!各1位となった『王とサーカス』がある。2018年12月14日、集英社から新刊『本と鍵の季節』を刊行。

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