ボトルネック (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 9007
レビュー : 1209
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101287812

感想・レビュー・書評

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  • もっと元気な時に読むべきだった……。

  • 何故、自分が生まれなかった世界に飛ばされたのか、サキと謎を解くように行動している所までは、どうなるんだろうとワクワクしながら読んでいたんですが、最後に向かうにつれて、しぼんでいってしまったような。

    サキはいい方向に変えていく力を持っていて、自分は悪い方向に変えてしまっている、というのはいいんだけれど、
    スカッとも、モヤモヤともしない、あ、そうですか…みたいな。

    そんな感想です。

  • 主人公はずっと深刻な雰囲気なのに、サキは一昔前のアニメのキャラクターのような明るい性格で浮いています。ときどきもって回った難しい言い回し。ほかにも、いろんなところがちぐはぐな印象でした。ストーリーが、というより著者の表現力不足かなあ、と思います。初期の作品だからかも。

    あとサキの私服のセンスが疑問。長袖の上にシワ加工キャミソールを着て白いファーベストを重ねるって、すごいヘン・・。

  •  なんか「死ねばいいのに」と相前後して読んだのは偶然にしてはできすぎとしか思えない。
     それはともかく、これ帯を見ると「このミス2010」作家別投票第1位なんだよね。さる書店でも大々的にポップで宣伝していたし。こんな低評価していいのだろうか。というか、正直言ってぼくには良さがわからなかった。米澤穂信は2冊目だけど、これでは次に手が出ない。
     解説にあるように「自分がこの世界に存在する意味を考える」という主題はよくわかるし、それを描きだすのにパラレルワールドをもってきたのも理解できる。だけど、消化しきれていない。練れていない。偉そうなことを書かせてもらえば、若書きというか習作の域を抜けていないように思う。表現力、語り口などで卓越した小説をつい最近続けざまに読んだせいで、点が辛くなっているのかもしれないが、登場人物、ストーリー、いずれをとっても、もうちょっとなんとかならなかったのだろうか。惜しい、ような気がする。
     青春ミステリの金字塔、なんてカバー裏には書かれている。そうなのか。ミステリかどうかはともかく、もっと若い感性をもった読み手が読めば受け取り方も違うのだろうか。とすればぼくはもう遅すぎるということなのかもしれない。たしかに、読む時期(年代)によって同じ作品が全然違って見えるということはあるからな。若い学生の感想を聞いてみたい気もする。誰か読んでください(笑)。

  • 想像力、という言葉がキーワード。

    想像力を養わないまま過ごしてきた人間に、想像力を発揮しながら生きてきたらどうなっていたか、を見せつけることほど酷なことはないでしょう。気づかなかった、気づくべきだった後悔を次々見せつけられて何も言い訳できない状況。。そりゃあ、絶望もするでしょう。想像力のない人は、「想像力があったら」なんて想像は、全く具体的に出来ないのだから。そもそも「想像力があったら」なんてことを考えている時点で、想像力がない。
    想像力とは、目の前の出来事を客観的に見つめ、過去の記憶を織り込んで、今できる適切な行動を選択すること。それを積み重ねるか、いないかでこんなにも世界は変わってしまう。
    この手のえぐさを端的に表現できるのは小説ならではですね。しっかり説明してくれちゃっているので、想像力の少ない僕にも問題なく読めました。

    周りを見てみろ、まだまだ想像すべきことはあるはずだと自戒の意味も込めて時折読み返してもいい作品。基本的にすっきりしないので嫌いですが。

  • パラレルワールドにワープしたら、元の世界よりうまくまわってて、自分がボトルネックじゃんという話。
    救いが…ない…。

  • 金沢と東尋坊が舞台ということで読んだ。ストーリーが洗練されていて意欲作であることがよくわかった。ただ、会話のテンポややりとりの内容が自分と合わず、スッと内容に入り込みづらかった。あくまでも合う、合わないの問題だが。ストーリーの終わり方は好きな形だった。

  • 想像以上にラストが悲惨だと思った。ただ人によっては、違う解釈もあるかも。

  • 高校一年生の主人公は崖から落ちて違う世界にスライド移動してしまう。そこには産まれなかった筈の姉がいて、という話。この著者でなければ読もうと思わない設定だった。

  • もう少し主人公が救われてほしいなと思った。

著者プロフィール

米澤 穂信(よねざわ ほのぶ)
1978年、岐阜県生まれの小説家、推理作家。金沢大学文学部卒業。
大学在学中から、ネット小説サイト「汎夢殿(はんむでん)」を運営し、作品を発表。大学卒業後に岐阜県高山市で書店員として勤めながら、2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞し、デビューに到る。同作は「古典部」シリーズとして大人気に。2011年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)、2014年『満願』で第27回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。『満願』は2018年にドラマ化された。直木賞候補にも度々名が挙がる。
その他代表作として週刊文春ミステリーベスト10・このミステリーがすごい!・ミステリが読みたい!各1位となった『王とサーカス』がある。2018年12月14日、集英社から新刊『本と鍵の季節』を刊行。

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