儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 6512
レビュー : 860
  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101287829

感想・レビュー・書評

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  • 読書サークル「バベルの会」に纏わる短編が5つ。
    全体的に静かな雰囲気なんだけれどその中でちらりちらりと見え隠れする残酷な真実に、読書中胸のざわめきが止まりませんでした。
    おすすめ。

  • ミステリと言うより、耽美なサスペンスという感じか。
    こんなに「昏いハッピーエンド」は初めてじゃ...(- -

  • 久しぶりに鳥肌がたった…

    ラストの一行の衝撃具合がハンパない

    • 円軌道の外さん

      はじめまして!
      関西出身で東京在住、
      読書は勿論、映画と音楽と猫には目がないプロボクサーです。

      早速ですがフォローありがとうご...

      はじめまして!
      関西出身で東京在住、
      読書は勿論、映画と音楽と猫には目がないプロボクサーです。

      早速ですがフォローありがとうございました(^o^)

      ゆりのさんのプロフィールと本棚見させてもらったけど、
      好きなもののツボがかなり似てるみたいで
      自然とニヤケてしまいました(笑)
      (桜庭一樹さんは僕も大好きなんで笑)

      『儚い羊たちの祝宴』は僕も最近読み終えたんやけど、
      まさに衝撃的でした!

      ホンマにゾクゾクと鳥肌が立つ怖さでしたよね!
      怖いんやけど途中で止められへんし、
      最後の最後で物語をひっくり返すあのテクニックには唸りました( >_<)

      しかし米澤さん、毎作ごとに進化してる感じやし
      これからもっと大作家になっていきそうな予感がします(笑)

      ではでは、これからも末永くよろしくお願いします!

      あっ、コメントや花丸ポチいただければ
      必ずお返しに伺います。


      2015/04/07
  • 評判の良い作家の作品ということで読んだ。文章もストーリーも良く、スムーズに読めつつ内容も充実、といった感じだった。特に物語の閉じ方がいい(もちろんこれがこの作品の特徴だが。)文章は読者が想像できるところは書き過ぎず、それが作品に緊張感を持たせ、読後の満足感につながっている。また他の作品にも興味が湧いた。

  • 視点が面白いです。
    ミステリーの視点は探偵が多いのですが、5つの物語は事件の被害者から犯人まで様々な視点から描かれています。彼らの歪んだ価値観は、自然な語り口で書かれていて物語の最後までその猟奇性を完全に露わにはしません。しかし、折にふれてはその片鱗を見せるので、ゾクっとする不安と怖いもの見たさの興味がページを捲る手を急がせます。

  • 長編だと思って購入したら、連作短編集でした。

    美しく残酷な少女たちの物語。
    どの物語にもぞっとするラストが用意されていて楽しめた。

    特に好きなのは「山荘秘聞」。
    美しい情景描写、悪い予感をもちながら読み進める緊張感と、
    真相が明かされ過ぎないラストがよかった。

    また、ストーリーセラーで既読だったが「玉野五十鈴の誉れ」は、
    ラスト一行の恐ろしさが際立つ読みごたえのある作品。

    どの物語もいい意味でリアリティがなく、作品の世界に浸れる。お勧めです。

  • 古典ホラー。一番のお気に入りはstorycellarでも掲載された玉野五十鈴の誉れでした。「はじめちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣いても蓋取るな」の歌の意味が読後にぞくりと響きます。映画化するなら五十鈴役には橋本愛さんにやってほしい。静かな恐怖をそっと傍らに置いてくれそうです。

  • これはよかった。

    ○人の心の奥のそこにある、底意地の悪さ(嫌いな相手が失敗したときにニヤっと心で笑う様)を表現している。

    ○胸くそ悪い表現ではなく、最後の1行に悪意を凝縮させている。
     なので、読んでいる私もニヤっとしてしまう。

    ○主に昔の裕福な家の主人(または女主人)と女中のお話

    ○主人公全てが、高貴な人たちが集まるバベルの会と関わっており、最後はバベル自体の解体と復活。

    ○それぞれの人の思考が奇抜で、度肝を抜きます



    ○身内に不幸がありまして
     →こんなことで大切な人を。。。。でも、本人に取っては、バベルの会の方が大切だったのかもしれない

    ○北の館の罪人
     →私はこれが一番、強烈な印象だった。
     え?そんな、わかってたんだ。。。っと。

    ○山荘秘聞
     →これは最初の方で落ちがわかってしまった

    ○玉野五十鈴の誉れ
     →落ちがわからず、再度見直したところで、ぞっと背筋が凍った。。。

    ○儚い羊達の晩餐
     →これも、、、、ゲ!っと思う思想だった。
      落ちがわからず、、、見直してわかった。
      バベルが復活っと。

  • 普段は読まない短編だけど、これはひとつひとつの物語が見事な作品になっていた。しかも、オチがまさに秀逸。最後の一文で奈落に落とされたかのような恐怖感。

  • 米澤穂信のミステリー?短編集。
    ほぼ全ての作品はお金持ちのお嬢様とその使用人の身の回りで起きる殺人の話になっているが、比喩表現になっているのもあるので、違うのかも。
    一度落ちがついたと思ったら、更にもう一段落ちを付けてきているものがあったりして面白かった。
    米澤穂信は落とし方がとてもうまいと思う。

    最終輪の「儚い羊たちの晩餐」は比喩表現でぼかされているけど、なかなかショッキングな内容だった。

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著者プロフィール

米澤 穂信(よねざわ ほのぶ)
1978年、岐阜県生まれの小説家、推理作家。金沢大学文学部卒業。
大学在学中から、ネット小説サイト「汎夢殿(はんむでん)」を運営し、作品を発表。大学卒業後に岐阜県高山市で書店員として勤めながら、2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞し、デビューに到る。同作は「古典部」シリーズとして大人気に。2011年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)、2014年『満願』で第27回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。『満願』は2018年にドラマ化された。直木賞候補にも度々名が挙がる。
その他代表作として週刊文春ミステリーベスト10・このミステリーがすごい!・ミステリが読みたい!各1位となった『王とサーカス』がある。2018年12月14日、集英社から新刊『本と鍵の季節』を刊行。

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