儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 6508
レビュー : 859
  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101287829

感想・レビュー・書評

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  • 米澤穂信のミステリー?短編集。
    ほぼ全ての作品はお金持ちのお嬢様とその使用人の身の回りで起きる殺人の話になっているが、比喩表現になっているのもあるので、違うのかも。
    一度落ちがついたと思ったら、更にもう一段落ちを付けてきているものがあったりして面白かった。
    米澤穂信は落とし方がとてもうまいと思う。

    最終輪の「儚い羊たちの晩餐」は比喩表現でぼかされているけど、なかなかショッキングな内容だった。

  • 少し難しい部分もありましたが、最後はわくわくが止まりませんでした。書き方も好みで読み終わったときは残念に思う程魅力がある一冊です。「北の館の罪人」「玉野五十鈴の誉れ」が特に好きです。五十鈴は個人的にとても感動しました。ミステリーはあまり読まないのですが米澤さんの作品はとても読みやすいですね。

  • 短編集。ミステリに詳しいとより一層楽しめるけれど、巻末に解説されているのでわからないなりに楽しんで、あとでスッキリするのも良し。少し後味の悪いのが、いいアクセントだ。

  • 再々読。既読の米澤作品の中でだんとつに好きな短編集。救いがなさすぎて、いっそ心地よい。お嬢たちは優雅に物語を楽しみつつ、現実と折り合いをつけるために取り繕う。。 そして読み返すたびに新たな発見があるから、オチが分かっていてもおもしろい。今回は「北の館〜」のラストと、「蓼沼に集う羊たち」(単なる読み飛ばし。。)。 やっぱり「身内に〜」「玉野〜」が特に好き。 推理ものや一昔前の作品は大の苦手だけど、作中に出てきた作品はいつか読まなきゃなあ。。

  • あるキーワードが共通して登場する短編集。

    全体的に暗い雰囲気が漂うミステリーのようなホラーのようなグレーな感じ。
    物語が終わってもまだ想像の余地を残して、もやもやさせる感じは結構好きです。

  • 短編5つ。
    北の館の罪人 油絵が化学反応し変性すると予想したら、水彩の褪色であった。絵具づくりであることにもっと早く気付きたかった。
    玉野五十鈴の誉れ ラストでやっと意味が分かり、肝が冷えると同時に、笑いがこみあげてきた。

  • お上品な語り口で進められる5つの短編集
    名家のお嬢様が集う読書会「バベルの会」が共通項としてゆるやかに繋がっています
    最後の最後に「えっ?」という展開が!
    ミステリというよりホラーですね
    古典ミステリの作品名がところどころに出てくるのもステキ

    1編1編が読みやすく短めなのでさくさく読める
    シリーズ化して欲しいなあ

    2012/12/04-06

  • ストーリー<雰囲気を楽しみたい気分のときに丁度いいと思う。全体としてほの暗い印象。

  • 読みやすくて一気に読んだ。
    そうなのかな、そうなのかな、と予感させて最後にズシンと落とす短編集。
    残酷な表現が多いが、人物が上品なので良い。その分ぞっとするところがある。
    日常とはかけ離れた知らない社会の話なので、かえって現実味があるように感じた。
    最後の最後がわかりにくかった。

  • 装幀・各話のリンクの仕方などの「本の作り方」や、全体に漂うクラシックな狂気、この辺りはかなり好みでした。ワガママをいえば、読み易すぎる。この世界観で、もう一歩踏み込んだ長編が読んでみたい。

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著者プロフィール

米澤 穂信(よねざわ ほのぶ)
1978年、岐阜県生まれの小説家、推理作家。金沢大学文学部卒業。
大学在学中から、ネット小説サイト「汎夢殿(はんむでん)」を運営し、作品を発表。大学卒業後に岐阜県高山市で書店員として勤めながら、2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞し、デビューに到る。同作は「古典部」シリーズとして大人気に。2011年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)、2014年『満願』で第27回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。『満願』は2018年にドラマ化された。直木賞候補にも度々名が挙がる。
その他代表作として週刊文春ミステリーベスト10・このミステリーがすごい!・ミステリが読みたい!各1位となった『王とサーカス』がある。2018年12月14日、集英社から新刊『本と鍵の季節』を刊行。

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