- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101288529
感想・レビュー・書評
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『呪術と占星の戦国史』を改題した本。
元の題の方が中身を的確に表している。
戦術、戦略の話ではなく、戦前・戦中・戦後にどのような占いや縁起担ぎが行われていたかという本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
OT2a
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いざというときにしか闘いたくないタイプの割には軍師、とか、知略、とか深謀深慮、とかいう単語が好きで(単にあまりアタマがよくないのだろうか)、しかも歴史モノが割と好きなので化学反応で手に取った一冊。
だーかーらー。
将来のあたしに警告。ってか本当にあたし、学習能力ないわ。必ず文庫本は、よく見て、~~改題、ってのは避けようぜおい。この新装開店というか古い酒を新しい革袋に入れるですかマタイの福音書ですかこんちくしょう。という気持ちです。はー。
戦国武将が命を賭けて戦う中で、より強いものに帰依しただろうことも、それが呪術や陰陽道の発達につながったことも、それはみなすでにわかっていることで、それをどう膨らませるかでしょうが!と、自分よりずっとずっと年上の偉い学者さんだってわかっているけどちょっとがっかりした。
しかし一番がっかりするのは自分の学習能力のなさだ。どうしてこうも、同じ戦略(ようするにタイトル変えて出版社替えて、ぱっとしなかった作品をあの手この手で売ろうとするやりくちのことね)にひっかかるのか。
今は単にがっかりですんでいるが将来的に、命に関わるクリティカルなことまでぼけーと忘れそうで怖い。本を読みながら命の心配まですることになるとは思わなかった。今度はもっと実践的に、傭兵の心構え、とかいう本を探して読もうと思う。 -
“軍師”というから、私の大好きな“竹中半兵衛”や“黒田官兵衛”などが出てくると思ったが、占いや易の話が殆どだった。でも武将達もこのような所に頼っていて、現在の経営者と同じ“孤独”や重いプレッシャーを感じていたのだと理解出来た。
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「呪術と占星の戦国史」の改題本です。戦国期の軍師ってほんと無双の孔明じゃないけど呪術的要素が必須だったんですねぇ。でも当時の武将達がこんなにおみくじ好きだったとは(←違うって)。八幡宮に左近という神主がいたという件に反応してしまった自分はもう無双中毒。