popeye物語―若者を変えた伝説の雑誌 (新潮文庫)

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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101288826

感想・レビュー・書評

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  • 1990年代の後半に思春期を過ごしたのですが、みんな読んでいた雑誌は週刊漫画雑誌がほとんどでしたね。少なくとも軽佻浮薄で、健康的に遊べと兄貴のように少年をアジテイトする雑誌はなかったなあ。
    新しくて、楽しいモノを紹介すれば、みんながそれを真似て、街の景色が変わる魔法のような力が、70年代の雑誌にあったのだ。そりゃあ、みんな読むよなあ。
    「独断と偏見」という心躍る言葉を発明したのもこの雑誌。作っている方も読んでいる方もエネルギッシュで楽しそう。当時が羨ましくなってしまうくらい魅力的な本です。

著者プロフィール

編集者・作家。一九四二年福島県生まれ。早稲田大学第二商学部卒業後、「婦人生活」編集者に。その後、平凡出版(現マガジンハウス)で「平凡パンチ」「アンアン」の編集に携わり、講談社開発室、「日刊ゲンダイ」創刊編集長を経て、以後、「ポパイ」チーフディレクター、「オリーブ」創刊編集長、「週刊平凡」編集長、「Hanako」「Comic アレ!」「LIKE A POOL」「リラックス」の創刊編集長を歴任。関わった雑誌は十一誌に及ぶ。
著書に『VR的完全版 平凡パンチの三島由紀夫』『POPEYE物語』『オーラな人々』『銀座Hanako物語』『フクシマの王子さま』『希林のコトダマ 樹木希林のコトバと心をみがいた98冊の保存本』、荒井良二との共作絵本に『ウリンボー』がある。

「2023年 『49冊のアンアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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