悪人正機 (新潮文庫)

  • 新潮社
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本棚登録 : 1275
レビュー : 170
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101289229

感想・レビュー・書評

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  • 評論家という人種は基本的に得意じゃないけれど、自分でしっかりなにかを消化している人の言葉は、聴くに値する「何か」がちゃんとある。
    それを上手に引き出せるというのも能力のひとつ。

  • 友人から「もう読んだから」といただいた本


    思想界の巨人、吉本隆明氏が語る人生論。仕事とは?挫折とは?友だちとは、などなど。

    語り口調で書かれているので、読みやすいんだけど、たぶん、全部は理解できていない。パッと開いたところをぱっと読めるので、また読み返そう。きっと新しい発見があると思う。


    ・大学へ行くことは失恋の経験と似ている。がっかりすることが重要で、こんなもんかって見当がつくようになるから。憧れて過剰な思い入れみたいなのは、無駄なエネルギーを使うだけ。

    ・現代の文学はパートタイム文学。非パートタイムで、成長がたどれる現代の作家は、村上春樹で終わり。

    ・10年続ければその道のプロになる。一日も休まないことが大切。一日も休まないことで、足し算が掛け算になる。

    ・過去の友人は、自分の記憶のなかにのみ生きる

  • いまはまだ、理解できないなというお話も多かった。今後何度も再読すれば何度でも得られるものがあるんだろうなと思いました。
    「お金の話」は衝撃でした。私は資本主義社会というものを全く理解していないんだなと。

  • よしもとばななのお父さんです。
    思想家っていいなぁ。吉本隆明の脳内って感じ。糸井重里関係なし。この話を引き出せるのが糸井重里だけなら凄いなぁと思います。今年亡くなったって初めて知った。とても残念。

  • 吉本さんは亡くなった後に知ったんだけど、NHKで追悼番組を見て興味をもった。

    色々なテーマで話しているんだけど、私が面白かったと思ったのは、『生きる』『挫折』『家族』について。追加で書かれた『病院から戻ってきて』もよかった。

  • よしもとばななの父親にして、「知の巨人」と謳われた吉本隆明。
    この人の本を今更ながら読んでみたくなったので、『悪人正機』『ひきこもれ』どっちか読みたい。

    後者もすごいタイトルですよね『 ひきこもれ 』って(笑)命令形にするといきなり笑える言葉になる。
    だが副題はキリリと締まって『ひとりの時間を持つということ』。大切よね。これをできる人が好きだな。どれだけ忙しくても、確固として一人の時間を大切にできる人が。
    自律も自立も自己分析も、そういう時間がないと出来ないように思う。

  • 話し手・吉本に聞き手・糸井が人生に関わるあれこれを尋ねたもの。吉本のシンプルかつ明解な言論、随所に現れる逆説的な見解に頷かずにはいられない。

  • 読み手の知識不足!わからないことの中にチラッとキラッとわかることがあった。タモリの分析の仕方に納得。

  • 亡くなってから、ああ、すごい人がいたんだなあ、と知るのはやっぱり残念。でも、それによって本が新たな読者を獲得するのも事実。新たな読者としては、すごくおもしろかった。脳みそはつかわないとだめだ。

  • 対談の語り口調の文章なので読みやすかった。
    けれど、内容は深く、わかったような気がするけど、きっとわかっていない。という気持ちが読みながらチラチラ浮かぶ・・という感じ。

    自己評価よりも下のことだったら、何でもやっていいって考えているんですね。・・・・・という文章がとても気になった。よくわからないけど、大事なことのように思えるのです。

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著者プロフィール

1924年、東京・月島生まれ。詩人、文芸批評家、思想家。東京工業大学工学部電気化学科卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動をつづける。日本の戦後思想に大きな影響を与え「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。2012年3月16日逝去。

「2019年 『吉本隆明全集20 1983-1986』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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